2018 医学部偏差値ランキングと医学部の難易度について

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2018 医学部偏差値ランキング(国公立+私立)

※2017年10月1日 更新!

大手予備校の偏差値を参考に、また当塾での指導経験から全国の医学部をランキング形式にて掲載しています。国公立医学部、私立医学部の偏差値ランキングです。

国公立医学部のセンター試験足切り情報は2017医学部センター試験ボーダー、足切り情報まとめをご覧ください。

国公立医学部(前期試験)偏差値ランキング

大学名偏差値センターボーダー募集人数
東京大学理科三類749397
京都大学医学部7291102
東京医科歯科大学719182
大阪大学医学部7190100
千葉大学医学部708997
名古屋大学医学部708990
北海道大学医学部698992
東北大学医学部698897
横浜市立大学医学部698960
京都府立医科大学698880
大阪市立大学医学部6989100
神戸大学医学部699075
岡山大学医学部6988100
広島大学医学部6988111
九州大学医学部6988120
筑波大学医学部688863
名古屋市立大学医学部688870
金沢大学医学部678685
岐阜大学医学部678832
三重大学医学部678770
奈良県立医科大学678922
熊本大学医学部678595
新潟大学医学部668985
滋賀医科大学668664
和歌山県立医科大学668679
長崎大学医学部668776
弘前大学医学部658343
福島県立医科大学658570
山形大学医学部658655
群馬大学医学部658672
浜松医科大学658575
富山大学医学部658667
福井大学医学部658577
信州大学医学部658664
鳥取大学医学部658560
島根大学医学部658555
山口大学医学部6587100
徳島大学医学部658760
香川大学医学部658550
愛媛大学医学部658440
高知大学医学部658550
佐賀大学医学部658555
鹿児島大学医学部658650
旭川医科大学648520
札幌医科大学648655
秋田大学医学部648365
大分大学医学部648540
宮崎大学医学部648442
琉球大学医学部648550

国公立医学部(後期試験)偏差値ランキング

大学名センターボーダー募集人数
東京医科歯科大学9515
千葉大学医学部9220
名古屋大学医学部935
奈良県立医科大学9253
広島大学医学部9220
岐阜大学医学部9135
三重大学医学部9110
山形大学医学部9010
富山大学医学部9020
福井大学医学部9025
香川大学医学部9025
愛媛大学医学部9025
旭川医科大学8922
秋田大学医学部8925
浜松医科大学8910
山梨大学医学部8990
山口大学医学部8910
鳥取大学医学部8920
福島県立医科大学8823
佐賀大学医学部8810
鹿児島大学医学部8823
琉球大学医学部8825
宮崎大学医学部8720

*後期試験は二次試験で学科試験がある医学部が少なく、センターボーダーを難易度の指標としています。

私立医学部偏差値ランキング

大学名偏差値募集人数
慶応義塾大学医学部7268
東京慈恵会医科大学70105
順天堂大学医学部7060
日本医科大学69100
大阪医科大学6985
昭和大学医学部6878
防衛医科大学6885
関西医科大学6885
東京医科大学6775
東邦大学医学部67115
国際医療福祉大学医学部67100
産業医科大学6785
近畿大学医学部6665
東京女子医科大学6675
杏林大学医学部6679
東北医科薬科大学6645
藤田保健衛生大学医学部6680
日本大学医学部6599
北里大学医学部6579
兵庫医科大学6579
久留米大学医学部6585
福岡大学医学部6570
東海大学医学部6460
岩手医科大学6488
愛知医科大学6465
聖マリアンナ医科大学6495
川崎医科大学6360
獨協医科大学6253
埼玉医科大学6262
金沢医科大学6265
帝京大学医学部62100
自治医科大学123
埼玉医科大学(後期)45
昭和大学医学部(Ⅱ期)20
日本医科大学(後期)16
大阪医科大学(後期)15
関西医科大学(後期)7
近畿大学医学部(後期)5

*自治医科大学は受験する都道府県によってレベルが大きく異なるためランキングから除外しています。

国公立医学部と私立医学部の比較について

国公立医学部と私立医学部の難易度比較は一概にいえることではありませんが、これまでの指導経験から下記のことがいえると思われます。

同じ偏差値帯なら国公立医学部の方がレベルは上

例えば同じ偏差値70である千葉大学医学部、名古屋大学医学部と慈恵会医科大学、順天堂大学医学部を比較すると、英数理の二次力でも国公立医学部の方がレベルは高いといえます。

同様に、偏差値65で比較しても、国公立医学部の方が私立医学部より英数理の二次力でもレベルは高いです。

国公立医学部は当然、英数理に国社を含むセンター試験が必要となるので、さらに合格は難しいといえます。

私立医学部は偏差値 -1 で国公立医学部と同程度

一概にはいえませんのであくまで参考にすぎませんが、

例えば関東圏でいえば偏差値69である横浜市立大学医学部と、偏差値70である慈恵会医科大学、順天堂大学医学部の二次力のレベルは同程度と考えています。

また、私立医学部で偏差値65である日本大学医学部や東京女子医科大学などは国公立医学部では最も偏差値の低い大学と同程度の二次力のレベルになるかと思います。

国公立医学部は二次力も高く、センター試験も必要であり同偏差値の私立医学部より難易度はかなり高い

上記のとおり国公立医学部は同偏差値の私立医学部よりも高い二次力が必要となる傾向があります。それに加えて当然国語社会を含むセンター対策が必要となるため、難易度はかなり高いといえます。

私立医学部で偏差値65をきる医学部は国公立医学部と比較すると明らかに難易度は下がるといえます。

標準的な国公立医学部より難易度の高い私立医学部も多く存在する

しかし、私立医学部で偏差値67以上の医学部では高い二次力が求められ、一般的には標準的な国公立医学部よりも二次レベルは高いといえます。
また国公立医学部ではセンター試験で稼ぐこともできますが、私立医学部では純粋に英数理の勝負になります。

私立医学部だから簡単という認識は明らかに誤りです。

実際に、地方国公立医学部に合格した生徒様でも、昭和大学医学部や東邦大学医学部は一次試験すら通過しなかったというケースもよくあります。

学費の安い私立医学部は偏差値が高く、すべり止めとして機能しない

よくある例として、「国公立医学部を志望しているが私立医学部も併願したい。ただ学費は安いところを希望していて、慶應、慈恵、順天堂、昭和までなら受験できる。」という方が多くいらっしゃいますが、昭和大学医学部以上に合格するためには国公立医学部でも中堅以上の二次力が必要となるため、全くすべり止めとして機能しないといえます。

学費のことになるので悩ましい問題かとは思いますが、私立医学部併願のメリットを活かすためには学費で3200万-3500万円程度の医学部を視野にいれることを推奨します。

医学部受験の難易度について

医学部受験は全学部の中でも最も難しいとよく言われていますが、その理由について分析していきます。

医学部によって難易度は大きく2つの傾向に分類できる

まず、医学部によって難易度の傾向は2つに分類できます。

最難関医学部とそれ以外の医学部です。

最難関医学部では、問題の難易度自体が非常に高い医学部が存在します。特に京都府立医科大学、横浜市立大学医学部などの単科医大では全大学でも最難関となるような難易度の出題がされる年度もあります。

最難関医学部では基礎力に加え、難易度の高い問題も向き合うことができる高い応用力・思考力が求められ、そのレベルは全学部でも最高峰といえます。

しかし、最難関医学部に分類される医学部は実は少なく、多くがそれ以外の医学部です。

最難関医学部以外の医学部では、実は問題自体はそれほど難易度は高くないところが多くを占めます。ただし、その分高得点が求められ、センター試験では90%、二次試験でも80%後半が合格点となるような医学部も存在します。ミスをした瞬間に不合格となってしまうため、いかにしっかり得点できるかが大切となります。

私立医学部を中心に受験者が毎年増加

私たちは医学部受験指導をしてから8年になりますが、8年間でも医学部受験者数は年々増加しています。特に東京都内の私立医学部の受験者数の増加は著しく、80人程度の定員に対し、1年間で数百人の受験者数の”増加”がある医学部も複数存在します。

特に近年の私立医学部では、とにかくミスが許されない戦いとなっています。

医学部受験はミスが許されない戦い

医学部受験の最大の難易度は、ミスが許されない戦いだということです。

国公立医学部では多くの医学部がセンター試験で87%以上がボーダーとなります。国語社会も含めて87%以上(難関医学部では90%以上)とるためには、数理英ではほとんどミスが許されません。大問1つミスしようものならその時点で不合格といっても過言ではないほど厳しい戦いとなります。

また、私立医学部でも上記の通り、受験者数の急増によって高得点争いとなっています。基礎的な問題でミスをしてしまうとその医学部の合格は一気に遠のくことになります。

国立医学部、私立医学部ともにミスが許されないというのは医学部受験が最も難しい点です。

医学部受験は科目数が多く、苦手分野をつくることが許されない

ミスが許されないことと同じくらい難しい点が、科目数が多い点です。

私立医学部では数3を含み、数、英、理科2教科がほとんどの医学部で必要です。

国公立医学部になると、さらにセンター試験で国語社会が必要になり、センター試験を含めると必要な教科は8科目(数1A・2B・3・英語・理科2教科・国語・社会)に達し、どれもが高いレベルでの習得が必要となります。

また、医学部受験では苦手分野をつくることが許されません。どの医学部も基本的には出題分野は全教科とも全範囲であり、非常に高い得点率が求められるため苦手分野をつくっていまい、その分野から出題された瞬間に合格が遠のいてしまいます。

実際、多くの高校で手薄となる、数学の複素数平面や式と曲線、化学の高分子化合物、物理の原子、生物の進化などの分野の出題が2016年の医学部受験でも頻出され、穴をつくってしまった受験生は厳しい戦いとなりました。

こういった分野まで早期からフォローしていない高校に通っている現役生は、そもそも医学部受験の土俵にすら立てないと言わざるを得ない出題内容となっています。

国公立医学部と私立医学部の難易度の違いについて

次に、国公立医学部と私立医学部の難易度の違いについて説明していきます。

国公立医学部が難しいのは問題の難易度ではない

医学部受験では国公立医学部と私立医学部では入試傾向や対策もとても大きく変わってきます。
一般的に国公立医学部の方が難しいとされていますが、この難しさは正しく把握しておく必要があります。

近年の医学部入試の問題傾向では、地方の国公立医学部と東京の私立医学部では問題自体の難易度はそれほど大きく変わりません。医学部によっては私立医学部の方が難易度の高い問題が出題されることもあります。

しかし、合格できるかという点においては、明らかに国公立医学部の方が難しいといえます。
私たちの医学部予備校でも、合格率は私立医学部の方が高いです。
私立医学部専願であれば90%以上の合格率を維持できていますが、国公立医学部専願の人は60%にまで合格率が低下します。平均すると国公立医学部志望者の方が成績は優秀な生徒が多いので、それも加味するとより国公立医学部に合格するのは明らかに難しいといえます。

国立医学部受験が難しい最大の理由は一発勝負であること

国公立医学部受験において最も厄介なのが一発勝負であることです。
私立医学部であれば併願ができます。4つの大学を受験することもできますし、人によっては7つ以上私立医学部を受験するという方もいます。
例えば4つの私立医学部を受験する場合、4つすべて合格しなくても大丈夫で、1つだけでも合格すれば医学部に進学できるわけです。

センター試験があり、国語社会の対策が必要

2番目に注意しなければいけないのは、国公立医学部ではセンター試験を受験する必要がある点です。
センター試験では国語社会も必要になるため、単純に私立医学部専願に比べて勉強する科目数が増えてしまいます。

しかし、国公立医学部の二次試験は数理英であり、数理英の実力をしっかりつけておかないとまず合格はありません。国語社会の勉強をしなければいけない分、数理英に割ける勉強時間が少なくなってしまいます。

最も注意していただきたいことは、私立医学部を併願する方は、とにかく数理英を最優先して勉強するということです。国語社会も最初から平行して勉強をはじめるようとする人は多いのですが、結局数理英(特に数学)が間に合わず、国公立だけでなく私立医学部もすべて不合格になってしまったという受験生は非常に多いです。

それだったら、最初から国語社会は勉強せず、私立医学部専願にしておけば私立は合格したかもしれない、、ということになってしまいます。

数理英の勉強が進み、私立医学部は大丈夫だ!という状況をまずはつくり、それから残った時間と相談して国語社会をはじめるようにしましょう。

センター試験も二次試験も両方とも結果を出さなければいけない

4つ受験して1つだけ結果をだしてこれば合格できる私立医学部と異なり、センター試験も二次試験も両方とも結果を出さなければいけません。

さらに、地方国公立医学部では一般的にセンター試験は8割後半から9割、二次試験では6割後半から7割以上とらないと合格点に達しません。
当然ミスがほとんど許されない状況です。

また、センター試験で88%程度得点できていても、二次力がある程度(偏差値でいえば65以上)ないと、多くの場合で不合格になります。
センター試験がとれれば合格というわけではなく、やはりセンター試験も二次試験も両方結果を出してはじめて合格できるというところが国公立医学部の難しい点といえます。

センター試験の勉強法は9割とるための医学部センター試験勉強法を参考にしてください。

確率論で、国立医学部は私立医学部より35%近く合格率が下がる

ミスが許されないとはいえ、どれだけ成績を上げても試験本番でミスをする可能性や何らかの失敗してしまう可能性を完全にゼロにすることは難しいです。そこで下記のとおりシミュレーションしてみました。

テストでミスせずにしっかりと実力が出せる確率を80% だとしましょう。

国公立医学部の場合、センター試験も二次試験も両方とも成功させなければいけないため確率は 64%(0.8の2乗) になります。

これに比べ私立医学部の場合は併願が可能です。4大学で計算をしてみます。
この場合4大学すべてに合格する確率は41% (0.8の4乗)になりますが医学部に進学するためには全てに合格する必要はなくどれか1つに合格すればいいのですから、合格確率は  ( 1 – 0.2の4乗:全部落ちる確率を引く)  =99.8% に跳ね上がります。

国公立医学部と私立医学部との差は実に35%ほどにもなるのです。

このように国公立医学部が私立医学部より難しいというのは、単純に確率論でも明らかとなります。

国立医学部一本勝負だと精神的プレッシャーが大きい

センター試験も二次試験も両方とも失敗が許されない状況では、当然プレッシャーが大きくなります。
実際生徒をみていても、国公立一本だけの人と、私立医学部も併願する人とではセンター試験前の顔つきが全く異なります。センター試験の前日には緊張度が非常に高まり、みていても可哀想なくらい緊張してしまう方がいます。浪人生や再受験生はなおさらです。

ミスしてはいけない状況なのですが、プレッシャーがかかるとミスも増えますし頭が真っ白になってしまったという声もチラホラと聞きます。

それだけ国公立医学部一本勝負は精神的にも負担が大きいといえます。

国立医学部狙いでも、可能であれば私立医学部も併願したほうがよい

私立医学部の出願料は決して安くはありませんが、結果的に国公立医学部に行ったとしても2校・3校の私立医学部を併願しておく事は精神面のコントロールにおいても大切な戦略だと言えます。

多くの場合、国公立医学部二次試験までには私立医学部の合格がかえってきていますから、たとえ国公立医学部がダメであっても進学できる医学部はある、浪人はしなくても大丈夫! という状態で国公立二次試験を迎えることができます。これは精神的に非常に有利です。

結果的に国公立医学部に入った方も、みな私立医学部も併願しておいて正解だったと言っています。それだけ精神面のコントロールは重要です。

私立医学部を受験するかは経済的な問題なので親御様とよく話し合う必要がありますが、是非上記の点をふまえて話し合っていただけたらと思います。

2016年医学部受験の分析

国公立医学部の受験者数は減少

国公立医学部の志望者が前期試験、後期試験ともに減少しました。

2016年の国公立医学部の募集定員は前期試験3661人、後期試験556人、推薦入試1129人、AO入試208人の合計5569人で、2015年と比較し合計で10名増加となりました。

一方、志願者数は前期試験18342人(-657人)、後期試験10073人(-974人)といずれも減少し、合格者数に対する倍率は前期試験4.8倍(-0.2)、後期試験16.0(-1.4)といずれも低下しました。

しかし、これはあくまでも人数での比較であり、主に減少したのは成績下位層であったため、成績上位層の人数に変化は大きくなく、各国公立医学部においてボーダーの低下はあまり見られませんでした。

国公立大学医学部における後期試験の減少傾向について

一般選抜の募集人員は、前期が22名増加、後期が30名減少しました。

信州大医学部と熊本大医学部が後期日程廃止をしたため後期日程を行っている大学は50大学中24大学と半数を切り、より前期日程一発勝負の傾向が強くなったと言えます。また、後期日程をする大学の減少に伴って、出願しない受験生が増えていると思われ、以前は上昇傾向にあった後期試験の倍率もここ2年は低下しています。

大学別の志望状況を見ると、前期日程の志願者前年比は「東高西低」となっており、西日本の大学での志願者減少が目立っています。これは2015年は逆だったため、その反動が表れていると考えられます。「隔年現象(1年ごとに倍率の増減が入れ替わる)」が起きている医学部も多いため出願する大学を選ぶ際には注意が必要といえます。

私立医学部では志願者数は増加するが倍率はやや低下

2016年の私立医学部の入学定員は一般入試2541人、センター利用入試355人、推薦入試425人、AO入試15人の合計3477人となり、2015年と比較し合計で118人の増加となりました。
これは新設された東北医科薬科大学の影響が大部分を占めています。

私立医学部の志願者数は一般入試90593人(+1983人)、センター利用15262人(-697人)、合計10万5855人(+1286人)と増加しました。

合格者に対する倍率は一般入試17.7倍(-0.7)、センター利用21.2倍(-0.7)、合計18.1倍(-0.8)となり、定員の増加に伴い志願者数は増加していますが、倍率は低下した結果となりました。

2017年度入試では国際医療福祉大学が千葉県成田市に医学部を新設する予定であり、学費が私立医学部全体でも最も安い学費を予定しており、首都圏であることからも人気が高くなると予想される。

医学部受験の動向の総評

医学部受験の人気は依然として高く、募集人数の増加がみられるも難易度は高い状況といえます。

募集定員については、医師不足解消を図るため2008年度以降入学定員を増員(2007年度から1044名増加)してきてますが、各医学部とも入学定員は限界まで達しつつあり、ここ数年は増員数が小幅になっています。

さらに、2016年3月31日に厚生労働省が2040年には医師が全国で3万4000人過剰になるという推計結果を公表しており、医師不足を抱える自治体などからは地域によって医学部の定員増員の継続を求める声もあるため削減は決定していないものの、今後募集人数の増員は見込めない可能性が高いといえます。

偏差値別医学部勉強法

偏差値別の医学部勉強法は下記に詳しく記載していますのでご活用ください。
医学部(国公立、私立、難関大)に1年で合格する勉強法まとめ

医学部合格体験記

2017慈恵会医科大学、横浜市立大学医学部合格体験記 1浪・女性
2017千葉大学医学部、慶応大学医学部合格体験記 1浪・男性
2017群馬大学医学部合格体験記 2浪・女性
2017慈恵会医科大学、信州大学医学部合格体験記 現役・男性
広島大学医学部合格体験記 3浪・女性
山形大学医学部合格体験記 1浪・女性
島根大学医学部、日本医科大学合格体験記 再受験・女性

各大手模擬試験の分析

2017年第2回河合全統マーク模試の分析

2017年第1回河合全統記述模試の分析

2017年第1回河合全統マーク模試の分析

2016年第3回河合全統記述模試の分析

2016年第3回河合全統マーク模試の分析

2016年第2回河合全統マーク模試の分析

2016年第2回河合全統記述模試の分析

模擬試験の偏差値や判定は医学部合格のアテにならない

医学部受験生の相談で、とても多いのは模擬試験の使い方についてです。 「模擬試験が悪かったのでもうダメでしょうか」「判定や偏差値はどの時期にどのくらいとっておけば大丈夫でしょうか」「この成績で今年、医学部合格できるでしょうか」など本当に多く相談が寄せられています。
そして、模擬試験の使い方でとても損をしている医学部受験生が多くいらっしゃいます。河合塾や駿台予備校のような大手予備校の模擬試験を受験することは正しい使い方をしていればとても有用なのですが、使い方を間違えないようにしましょう。

大手予備校の模擬試験は医学部受験の合格の可能性を直接反映するものではありません。というのも当然ではありますが、医学部受験に頻出される分野と模擬試験の出題傾向は異なりますし、難易度も異なるからです。

偏差値を正しく理解する

偏差値とは?

医学部受験生で、よく「夏までに偏差値を10あげる!」と偏差値を目標に掲げる受験生がいますが、そもそも偏差値とは何なのでしょうか。効率良く学習を進めるためにも、まずは偏差値について十分理解し、正しく活用できるようにしましょう。

志望校に合格するためには、自分が受験生の中でどの程度の順位の位置にいるのかを正確に把握する必要があります。テストの点数を目安にする人もいるかもしれませんが、テストの点数では、正確に自分の学力を把握することはできません。

テストの難易度、受験生の学力や点数の分布などの条件を均一化させ、受験生全体の中での順位を知ることが出来る数値が「偏差値」です。

偏差値は標準偏差と平均点から求めます。

標準偏差とは、√{(各受験生の得点-平均点)²の総和/受験人数}で求められ、点数のバラつき度合や分布状況を示します。

そして偏差値は、10×(自分の点数-平均点)÷標準偏差+10で求めることが出来ます。と、いうと難しく感じてしまいますが、偏差値とはつまり、統計学に基づいた計算方法で算出される、自分の学力レベルを正確に知るための物差しなのです。偏差値を用いると、テストの難易度や受験生の学力のバラつき、受験人数に左右されることなく、自分が受験生の中でどの位置にいるのかを正確に知ることが出来ます。自分の学力の推移を正確に管理し、志望校に合格するためにさらにどの程度の勉強が必要なのかを知るために、自分自身の偏差値を把握しておくことは、とても重要なのです。

偏差値で分かる成績順位

当然ではありますが偏差値60と50では大きな差があります。しかし、その差を具体的につかめていますか?正規分布上では下記のようになっています。右列に、10万人が受験すると仮定したときの順位も掲載しています。実際医学部の受験者数は近年10万人程度とされています。(複数出願可能なため延べ人数だと予想されますが、それでも数万人程度の受験生はいると思われます。)

偏差値50→上位50% 50000人
偏差値55→上位31% 31000人
偏差値60→上位16% 16000人
偏差値65→上位6.7% 6700人
偏差値70→上位2.3% 2300人
偏差値75→上位0.6% 600人

上記の通り偏差値60(上位16%)から65(上位6.7%)にあげるためには2倍以上の集団に入るよう成績をあげなければいけません。つまり、半数を追い抜かないといけないのです。

また偏差値65から70に上げるためにはさらに3倍近く追い抜かないといけないことがわかります。偏差値65というと、ほかの受験生も当然優秀で相当な努力をしていますから、それを3倍近く追い抜くことがどれだけ大変なことかわかると思います。

偏差値の差は5なのでとても少ないように思いますが、努力量では偏差値50と60、65と70では全く変わってくるのです。

「偏差値20アップの勉強法」などといった書籍もでているかと思いますが、医学部受験においては全くナンセンスだといえます。

医学部は最低でも偏差値が65近くですから、そこから上は偏差値が1違うだけでも相当なレベルの差があります。

上記表をみると明らかですが、偏差値68と65の間には3000人以上が、68と63の間には 実に6000人以上がいることになります。

受験校を選ぶ際、偏差値を1でも2でも下げることはとても楽になります。 偏差値 ではなく、人数で捉える感覚をもつことが大切です。

模擬試験の判定を正しく理解する

大手予備校の模擬試験の合格判定は大学ごとの偏差値ボーダーをC判定として、そこから2.5刻みで判定を行っています。

例えば河合塾の東京医科歯科大学のボーダー偏差値は70ですから、下記のような判定となります。

偏差値75以上→A判定
偏差値72.5-75→B判定
偏差値70-72.5→C判定
偏差値67.5-70→D判定
偏差値67.5未満→E判定

偏差値がわかれば判定も自ずとわかります。

2015年第3回河合記述模試の点数-偏差値換算

2015年の当塾の生徒様の物理選択、生物選択それぞれの成績優秀者の点数と偏差値を掲載します。

下記の通り、生物選択の方が偏差値が出やすい模擬試験であったことがわかります。そういった意味でも偏差値は一つの指標にすぎず、偏差値に一喜一憂してはいけません。

第3回河合記述模試(昨年度優秀者)

物理選択 生物選択(全国4位)
得点 偏差値 得点 偏差値
数学 200/200

76

200/200

76

化学 93/100

83

97/100

86

物理 93/100

74

生物 89/100

92

英語 187/200

78

198/200

81

総合 573/600

78

584/600

83

偏差値や判定に一喜一憂せず自分の目標を意識すること

結論となりますが、偏差値や判定は概ね点数がわかれば予測することができます。「偏差値をあげよう」「A判定をとろう」というのは具体的な目標とはなりえません。

物理選択、生物選択によっても大きく揺れますし、模試の問題の難易度によっても変わってきます。

模擬試験において大切なことは、偏差値や判定の意味を正しく捉えて一喜一憂せず、自分の目標をしっかり意識することです。

結局は解けなかった問題を解けるようにする、時間内にミスせず回答することが偏差値や判定をよくすることにつながります。

各医学部の受験層を知るために偏差値は有効

ただし、各医学部の受験層を知るために模擬試験の偏差値は非常に有効なツールとなります。

それぞれの医学部を志望している受験生の数やC判定からその医学部に合格した%などを大手予備校は把握し、そこから偏差値を導いています。例えばC判定であれば合格者は50%です。

そのため、10月の第3回記述模試でE判定であれば、同じ医学部を志望している他の受験生よりも自分は明らかに不利な位置にいることを示していますから、受験校のレベルを下げることが推奨されます。

 

医学部受験に必要な情報は医学部受験情報まとめにまとめて掲載していますのでご覧ください。

医学部予備校ACE Academyにて国公立医学部、私立医学部それぞれに合格するための個別課題管理を行っております。医学部受験を目指している方はご相談ください。

NEW 2017年最新合格実績速報

*入塾に関するお問い合わせは下記公式ホームページよりお願い致します。 医学部予備校ACE Academy

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