9割とるための医学部センター試験勉強法

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2018年11月更新!

医学部センター試験勉強法戦略

国公立医学部合格には「センター試験で9割以上の得点が必要である」とよく言われますが、これは正しくありません。
しかし、この噂に振り回され、センター試験への戦略を間違えてしまう受験生が多いことも事実です。

センター試験に対する誤った考えとして、以下のものが挙げられます。

間違い①「センター試験で9割とれれば国公立医学部に合格できる」
間違い②「センター試験で9割以上得点しないと国公立医学部には合格できない」

これらは非常に多くの受験生に誤解されている考え方ですが、全く正しくありません。
(なぜ間違っているのかは、以下で具体的に説明します。)

それどころか、「センター試験9割とること」を最大の目標にして勉強してしまうと、医学部合格の可能性はむしろ下がってしまう恐れがあります。
巷の噂に振り回されず、正しい情報から戦略を立てて勉強しましょう。

「センター試験9割とれれば医学部に合格できる」はウソ

国公立医学部前期試験において、センター試験の得点のみで合格できることはまずありません
国公立医学部はセンター試験と二次試験の得点を合算し合否が決まるため、二次試験でもしっかりと得点しなければならないからです。

二次試験は(大学ごとに難易度の差はあるものの)、どこの大学でも高いレベルの実力が要求されているのが現状です。

たとえセンター試験が9割に達していたとしても、二次試験(特に数学)が手も足も出なければ合格はありえません。
実際に、センター試験は9割とれていたのに不合格だったという方のご相談は毎年多くあります。その多くは、国語や社会に時間を費やしてぎりぎり9割とれたものの、二次力が十分についていなかったパターンです。
医学部では、もちろんセンター試験での高得点も大切ですが、それ以上に英数理の二次力が非常に重要なのです。

*後期試験では独自の学科試験がない医学部も存在し、センター90%以上得点できれば合格可能な医学部も存在します。
ただし、倍率も高く非常に狭き門であり、「後期試験狙いでセンター試験対策中心に勉強する」というのは非常にリスキーな戦略です。

「センター試験で9割以上得点しないと国公立医学部には合格できない」はウソ

国公立医学部に合格するために、「センター試験で9割とること」は必ずしも必要ではありません。
2018年センターボーダーが9割を超えた医学部はわずか5校(東京大学,東京医科歯科大学,京都大学,大阪大学,神戸大学)のみとなっています。つまり、センター試験で9割以上とれなくても、医学部に合格する可能性は十分にあるのです。

実際に、国公立医学部に合格した当塾の卒業生には、センター試験で83%しか取れなかったにも関わらず国公立医学部に合格した生徒もいます
この卒業生は、英数理の実力をしっかりと身に着けていたため、センター試験での不足分を二次試験で補うことができました。
また、英数理の実力があることで、難関私立医学部にも複数合格しています。

二次力が十分にあれば、多少国語や社会で失敗してしまっても、二次試験で挽回することが可能です。
「センター試験で9割とること」に囚われ過ぎず、まずは英数理の実力をしっかりと固めましょう。

医学部センター試験勉強法戦略のまとめ

以上から、「医学部受験ではセンター試験で9割以上の得点が必要である」という考えは間違っているといえます。

そのため、当塾ではセンター試験勉強を中心とした勉強は推奨しておりません。
まずは「国公立医学部の二次試験・私立医学部に対応できる実力をつけること」を最優先にしています。

よって早期から国語や社会の勉強に時間を割くことは戦略として正しくありません
英数理の実力がしっかりとついていれば、9割以上得点できなくても二次試験で補うことができるからです。

また、古文漢文、社会は早くに勉強を開始していても時間が経つと忘れてしまい、非効率的です。
必要な勉強量はそこまで多くないので、9月からの開始でも十分間に合います。

特に私立医学部も併願する受験生は、間違っても「国語と社会の対策を十分に行い、センター試験ではそこそこの結果を残せた。しかし、英数理の実力が足りず、結局国公立も私立も不合格だった」ということにならないよう注意してください。
これは明らかに戦略の失敗で、国語と社会にかける時間を数理英にかけていれば私立医学部は合格できた可能性があるからです。

まとめると、まず英数理の実力を伸ばして国公立二次試験や私立医学部で十分得点できるようにし、それから国語社会を開始していく戦略を推奨します。

医学部センター試験ボーダー、足切り情報

目標点数を決めていくためにも、下記の各国公立医学部のボーダー点数がどのくらいであるかは把握しておきましょう。
9割得点できなければ合格できないわけではありません。(むしろ9割が必要になる国公立医学部の方が少ないです。)
しかし、二次試験を突破するためにもやはり英数理は9割得点できる実力をつけることは重要になります。

最新版 医学部センター試験ボーダー、足切り情報まとめ

国公立医学部合格者のセンター試験科目別点数例

上記の通り、何が何でも9割以上得点する必要はありませんし、センター試験の得点のしかたは人によって大きく異なります
「医学部受験生は国語でも9割目指さなければならない」、「医学部受験は理数科目は全教科満点取れて当たり前」といった情報に惑わされないようにしましょう。
得点のしかたの違いは、当塾の卒業生のデータを見れば一目瞭然だと思います。ぜひ参考にしてください。

2018国公立医学部合格者のセンター試験科目別点数の例

新潟大学医学部合格

センター試験得点率84.9%(807/950)
数1A81 2B96 化学92 物理95 英語183 リスニング44 国語128(42/19/32/35)政経88

新潟大学医学部合格

センター試験得点率84.8%(806/950)
数1A90 2B97 化学85 物理100 英語190 リスニング44 国語142(44/27/42/29)日本史58

信州大学医学部合格

センター試験得点率85.3%(810/950)
数1A78 2B96 化学96 物理86 英語192 リスニング42 国語138(30/31/45/32)政経82

群馬大学医学部合格

センター試験得点率83.3%(791/950)
数1A90 2B91 化学97 物理86 英語173 リスニング34 国語141(38/29/37/37)政経79

浜松医科大学合格

センター試験得点率87.6%(832/950)
数1A70 2B82 化学87 生物100 英語186 リスニング42 国語176(50/50/42/34)倫理89

香川大学医学部合格

センター試験得点率90.6%(861/950)
数1A94 2B77 化学89 物理90 英語196 リスニング48 国語182(46/50/50/36)世界史85

2017国公立医学部合格者のセンター試験科目別点数の例

千葉大学医学部合格

センター試験得点率89.8%(853/950)
数1A100 2B100 化学92 物理90 英語194 リスニング38 国語164(40/37/45/42)日本史75

横浜市立大学医学部合格

センター試験得点率90.2%(857/950)
数1A77 2B91 化学77 生物97 英語200 リスニング46 国語185(46/47/50/42)地理84

新潟大学医学部合格

センター試験得点率92.2%(876/950)
数1A100 2B89 化学82 物理96 英語198 リスニング44 国語181(34/47/50/50)日本史86

新潟大学医学部合格

センター試験得点率90.5%(860/950)
数1A100 2B89 化学82 物理96 英語198 リスニング44 国語172(40/37/50/45)地理78

群馬大学医学部合格

センター試験得点率88.1%(837/950)
数1A100 2B97 化学82 物理91 英語196 リスニング42 国語163(30/47/45/41)倫理78

*上記からわかるように、国語社会は正直それほどよい点数とはいえません。しかし、その分の勉強時間を英数理に費やすことでセンター試験も90%前後の得点が可能であり、また英数理を十分鍛えることで二次力で平均以上に得点し、合格可能性をあげることが可能です。
簡単にまとめてしまうと、同じセンター90%でも、英数理で稼いだ90%の受験生の方が、国語社会で稼いだ90%の受験生よりも合格可能性が高いということです。

*逆に、国語社会をはじめとしたセンター対策を十分に行ってセンター試験が90%得点できていても、二次力が不足していればほとんど不合格になっています。

社会の選択について

基本的には倫理・政経受験を推奨しています。(次点で現代社会)
地歴は高得点を取るために相当な勉強時間が必要になるため、ある程度実力がある人以外は推奨できません。
*詳しくは、【医学部受験】センター試験社会の選択方法についてをご覧ください。

また、社会は絶対に90点以上とろうという目標設定にすると効率が悪くなります
80点以上をとれることを目標とし、二次試験や他のセンターの教科と見比べながら余裕があれば90点を目指すようにしましょう。
社会の10点を上げるために長い時間を割くなら、英数理の勉強に時間をかけた方が最終的な合格率は上がります。

社会の勉強時間をなるべく減らしたい人には、倫理/政経/現代社会の一科目受験もおすすめです。
ただし、一科目受験が可能な大学は限られますので以下を参考にしてください。
倫理や現代社会で受験可能な国公立医学部
倫理・政経が必須の国公立医学部

医学部勉強法まとめ

英数理に関しては、下記をもとに勉強を進めてください。
下記スケジュールを参考に勉強を進め二次力が十分ついていれば、センター試験対策は過去問演習を行い、結果に応じて問題集や参考書を復習していくことで対策は完了します。
医学部(国公立、私立、難関大)に1年で合格する勉強法まとめ

9割とるためのセンター試験対策の開始時期

上記の通り、あまり早く開始するのは得策ではありません。
十分に英数理の実力をつけた後、10~11月頃から過去問演習を行いましょう。

国語社会の勉強は上記の通り、早期から始めるのは推奨しません。
最悪11月頃から国語社会を開始しても間に合った人はいます。
ただ余裕を持たせるためにも10月頃から開始しましょう。英数理がしっかりできているようであれば9月から開始してもいいでしょう。

医学部センター試験過去問勉強法

何も考えずにただ過去問演習を数だけこなしても全く効果はありません。
本番での解き方の練習を行うこと、過去問演習後に分析を徹底することが非常に大切です。

英数理は最低3年分、できたら5年分解きましょう。
国語社会は最低5年分解きましょう。

逆に、これ以上の回数を行ってもほとんど効果はなくなってきます。これまでの指導の経験上、ただ過去問演習を行うより、問題集や参考書で復習を行う方が遥かに効果的です。
「解いて採点する」で終わらせてしまっては、何年分やっても時間の無駄となりかねません。過去問演習後の分析や復習に時間をかけましょう。

医学部センター試験数学勉強法

数学はセンター試験対策に新しく問題集を追加する必要はありません。
二次試験対策に勉強を進め、センター試験は実力でとるようにしましょう。

そうは言っても時間配分やセンター試験の数学の傾向に慣れる必要はあるので、過去問演習はしっかりやっておきましょう。

医学部数学勉強法決定版

医学部センター試験理科勉強法

理科も数学同様、二次試験対策が重要です。

特におすすめしている「Excel化学」「Excel生物」「体系物理」は暗記事項や基礎問題も非常に問題数が多く網羅されているため、センター対策としてもばっちりの問題集です。

逆に「重要問題集」などは基礎事項に抜けが多いため、センター試験で数問落とすリスクがあります。

センター過去問演習を行い、抜けていた暗記事項は講義型の参考書や上記の問題集でしっかり確認するほか、暗記ノートに整理することも有効です。
暗記事項以外で失点してしまう場合は明らかに実力不足なので、上記の問題集をしっかり習得しましょう。

医学部理科勉強法(化学・物理・生物)と選択方法まとめ

医学部センター試験英語勉強法

ある程度英語の実力がある受験生であれば自然と9割程度は得点できます。まずはマーク模試やセンター試験の過去問で演習をしてみて、問題なければ特別な対策は必要ありません。

「DUO」「ネクステージ」の暗記が非常に大切です。リスニング対策も「DUO」のCDを聴きこみすることで十分満点が狙えます。

特にアクセント、会話文などは「ネクステージ」が秀逸ですので何度も繰り返して習得しましょう。

センター試験特有の形式や時間配分に慣れるため、過去問演習を何度か行っておきましょう。

センター試験英語の大問別の詳しい勉強法はセンター試験英語で9割とるための勉強法まとめをご覧ください。

医学部センター試験国語勉強法

現代文と古文漢文で対策方法が変わります。

古文漢文を苦手とする受験生は少なくありませんが、勉強法としては英語と同じです。
すなわち、基本の単語・文法(漢文では句法)を完璧に暗記し、後は何度も文章を読むことで十分点数を取れるようになります。
古文漢文ともに暗記事項の量は英語に比べて非常に少ないため、短期間で覚えてしまいましょう。その後、過去問演習を繰り返し、問題や形式に慣れて生きましょう。

逆に、現代文は特効薬的な対策法がありません。長い時間勉強しても実力に反映されにくく、勉強の優先順位としては最も低い科目と言えます。特別な対策をするのではなく、過去問演習を丁寧に取り組むことが最も効率的な対策です。

センター試験国語の詳しい勉強法はセンター試験国語で9割とるための勉強法まとめをご覧ください。

医学部センター試験社会勉強法

倫理と政経はまとまっている参考書より、別々で勉強した方が網羅性が高く高得点が狙えます。まずは解説の豊富な参考書を通読し、そしてセンター過去問を解きましょう。そして、過去問で出てきた暗記事項を随時覚えていきます。
知識の整理と暗記固めに、一問一答形式の参考書を利用するのも良いでしょう。

過去問は、倫理と政経ともに10年分は解きましょう。
この時点で8割以上コンスタントにとれるようになっていれば、社会は深追いせずに数理英に時間をかけた方が医学部合格率は高まります。

センター試験社会の各教科の詳しい勉強法はセンター試験社会で9割とるための勉強方法まとめをご覧ください。

医学部合格体験記

(卒業生講師)成績を大きくのばし国公立医学部、慈恵、順天堂など難関私立医学部を含む7校に合格
【2018】慈恵会医科大学/新潟大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

(卒業生講師)1年でセンター試験約15%のばし国公立医学部のほか日本医科大学に首席で合格
【2018】日本医科大学/群馬大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

(卒業生講師)生物初学から1年で日本医科大学、国際医療福祉大学に合格
【2018】日本医科大学<生物初学> 合格体験記(1浪・女性)

入塾時偏差値58.9から約9ヶ月で昭和大学、東京医科大学に合格した現役生
【2018】昭和大学医学部 合格体験記(現役・男性)

数学が苦手で現役時センター試験数学70/50点から1年で浜松医科大学、東邦大学医学部を含む4校に合格
【2018】浜松医科大学/東邦大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

入塾時偏差値40台から1年で昭和大学医学部を含む4校に合格
【2018】昭和大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

(卒業生講師)数学が苦手で現役時センター試験数学50点台から1年で横浜市立大学、慈恵会医科大学に合格
【2017】慈恵会医科大学/横浜市立大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

偏差値62から1年で76.8までのばし千葉大学医学部、慶應大学医学部に合格
【2017】千葉大学医学部/慶応大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

英語偏差値50台から1年で国公立医学部、慈恵、順天堂など難関私立医学部を含む7校に合格した現役生
【2017】慈恵会医科大学/信州大学医学部 合格体験記(現役・男性)

数3、理科2教科初学から1年で国公立医学部を含む4校に合格した再受験生
【2016】島根大学医学部/日本医科大学 合格体験記(再受験・女性)

その他の合格体験記は医学部合格体験記をご覧ください。

 

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