医学部再受験の勉強法+情報まとめ

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※2018年6月更新!

医学部再受験の勉強法

医学部再受験生は年々増えてきている

近年、医学部再受験生は非常に増えています。特に女性の再受験生はここ数年で急増しているように感じています。
再受験生像としては社会人の方、他の学部に通っている大学生の方、主婦の方など様々です。

医学部再受験をする方の動機で最も多いのは、「元々医学部を目指していたが学力的に難しくなんとなく今の大学や職場を選んでしまった。しかしやはり 自分の夢をあきらめたくない」といったものです。もしくは、「医療職についているが医師と接することが多く自分も医学部を目指そうと思った」という方も最近では多くいらっしゃいます。

再受験生の医学部合格は想像している以上に難しい

医学部受験は想像しているよりずっと難易度は高いです。

進学校に通っていて、高校1年生あるいは中学生のときから一生懸命勉強していた受験生たちがライバルになります。それだけ勉強してきた受験生でも、医学部に合格できずに浪人となってしまう方は多くいます。

医学部予備校を運営している中でも、ここ数年間で医学部受験の難易度は確実にあがっています。私自身が医学部受験をしたときは私立医学部を中心に今ほど難易度の高いものではありませんでした。
医学部受験生が毎年増え続けているため、自然と狭き門となり必要な偏差値も上がってきている状況です。

学費の面から国公立医学部しか受験できないという再受験の方が多いのですが、国公立医学部は難易度が高いだけでなく、センター試験も前期試験も両方とも結果を出さなければいけないため、一発勝負であるという難しさもあります。

大学生の方で、就活したくないから、自分の進路がよくわからなくなったから、といった理由で医学部再受験を考えられる方もいらっしゃるのですが、医学部受験はそんなに気軽に合格できるものではないことはよくよく理解してください。

再受験生の中には、ほとんど理系科目をやったことがないけれど仕事をやめて1年で国公立医学部にいきたい、私立は金銭的に受験できない、とご相談にこられる方も最近はとても多くいらっしゃいます。

これは残念ながら考えが甘いと言わざるを得ません。理系を履修している浪人生が朝から晩まで勉強して1年で国公立医学部に届くかどうかなので、初学からだと相当困難です。そんな中、仕事をやめて退路を断つというのは潔いのではなく無謀だと言えます。

大学生の方で、就活したくないから、自分の進路がよくわからなくなったから、といった理由で医学部再受験を考えられる方もいらっしゃるのですが、医学部受験はそんなに気軽に合格できるものではないことは理解しておきましょう。

勉強時間を十分確保する

1年間の勉強で医学部合格を目指すのであれば、勉強時間として私立医学部では週80時間、国公立医学部であれば週90時間は最低確保しましょう。すでに理系科目や英語を履修済みの方は勉強時間を減らしても合格できる可能性はありますが、そうでない方やブランクがある方はこのくらいの勉強時間が最低でも必要になります。

むしろ、これだけ勉強しても合格できるかどうかというのが医学部受験です。ご自身の状況として、勉強時間を十分確保できるかどうかを再度確認してください。

再受験を中断する人は多い

医学部受験の勉強を進める中で、「やはり無謀だった」「こんなに勉強しないといけないなら今の仕事や学校に戻ります」という方は多くいます。

もし医学部受験は簡単だというような”無責任な”マニュアル本やブログ記事等をみて医学部再受験を考えているのであれば、一度考えなおすことも大切です。

医学部再受験に成功する人

私たちが指導してきた中で、医学部に再受験で合格した人というのは次の3パターンです。この3パターンしかありません。

・理工系の大学を卒業していて、数理がものすごく優秀な人

・頭がよく吸収力がいい人

・誰よりも努力した人

注意しなければいけないのは理工系を卒業した人です。一般的な現役生や浪人生よりもむしろ有利な状況なので、短期合格が可能なのです。こういった人が書いた勉強法の本やブログを鵜呑みにしても失敗します。
再受験生で最も成功する可能性が高いパターンです。

頭がよく吸収力がいい人は、ものすごく稀にいます。これも真似できるものではありません。

どちらのパターンでもない人は、誰よりも努力する必要があります。
仕事や大学を継続しながら再受験をするのであれば、より一層人よりも努力しないといけません。

仕事や学業と両立して合格していった人というのは、全員が自己管理がしっかりでき、他の受験生よりも努力できた人です。

医学部再受験は思っているよりも厳しい戦いです。
そのことを十分理解された上で再受験に挑んでください。

医学部再受験をすべきか迷っている時間が一番無駄になる

医学部再受験は自分自身の人生にとっても大きな進路変更になりますし、リスクの大きな決断だといえます。

再受験でご相談に来られた方がほとんど何らかの不安を抱えておられます。

しかし、「再受験をすべきかどうか、、」と迷っている時間が一番もったいないのは間違いありません。
本当に医学部再受験をするとなれば、当然勉強の開始は早い方が有利になります。
逆に、結果的に再受験をしないのであっても、あれこれと悩んでいる時間は少ない方がいいのは当然です。

再受験に不利な大学などの情報を把握する

明らかに再受験が不利といわれている医学部は避けましょう。それ以外は再受験の合格者が出ているので、後は実力勝負です。

下記の医学部再受験に寛容な大学、そうでない大学を参考に、おすすめ度が低い大学は避けるようにしましょう。
基本的に、現役生よりも再受験生が有利になることはまずないと考えましょう。
しかし、再受験生の合格がでている医学部は、再受験の合格可能性はありますので、結局実力があるかどうかになります。

情報集めより自分の覚悟を確認する

一番よくないパターンは、再受験の情報探しに何ヶ月も時間をかけてしまうことです。
情報はインターネットか書店で探すことがほとんどだと思いますが、無制限に情報集めをしても全く前進しません。

情報よりもむしろ重要なのは、自分自身の覚悟です。

情報をどれだけ集めても全く前進しません。逆に情報を知らなくても、勉強し成績を伸ばしていけば合格できる可能性はあります。

何となく今の職場や大学がしっくりこないから医学部再受験でもしてみようかな。。というモラトリアムなモチベーションでご相談に来られる方が非常に増えていますが、上述してきたとおり医学部再受験の勉強は思っているよりも大変です。自分の強い覚悟がない方は再受験の勉強も乗り越えられない場合がほとんどです。

情報探しをしている時間があれば、医学部再受験をする覚悟があるのかどうかを自問し、意思を明確にしましょう。

情報集めもネットサーフィンではなく情報をもっている人に相談を

インターネット上では、医学部再受験をしている方の本やブログ、記事など、様々な情報が飛び交っています。

しかし、私自身医学部を卒業し医師免許をもった医師であり、これまで医学部予備校を運営し200名以上の医学部進学者を輩出してきた立場からすると、ほとんどの情報が誤っています。

そもそもある個人の体験談はほとんどの人にあてはまりません。当塾でこれまで医学部に進学された再受験生でも合格した医学部や得意不得意教科、最終的な成績など千差万別です。

特に、まだ医学部に合格していない再受験生のブログ記事などを読んでもメリットはほとんどない上、むしろ医学部に合格しない情報を発信していると捉えてください(再受験生で医学部に合格できる割合はかなり低いので)。

ネットサーフィンなどに時間を浪費せず、しっかりした正しい医学部再受験の情報をもっている人に相談し、すぐに勉強を開始してください。

再受験のリスクを最小限に抑える

再受験にはリスクが伴います。いま勤めている会社をやめたり、大学をやめて医学部に進学するわけですから少なからずリスクがあります。背水の陣が好きな方も中にはいらっしゃるのですが、できるだけリスクを最小限に抑える方法を考えることをおすすめします。

例えば社会人の方であれば仕事を継続し、勤務後や休日に勉強する、大学生であれば授業後に勉強する、休学の手続きをとるなどです。

 

重要なこととして、「できない人ほど難しさがわからない」傾向があります。これまで勉強を十分してきた人は、必要な参考書の量を知ったり偏差値などのデータを知ることで医学部に合格することの難しさが理解できると思います。

しかし、これまで勉強をしてきたことがない人は、見た目だけで「これなら簡単そうだ」「今まで勉強してきていないからやればできるはずだ」と判断しやすい傾向があります。

繰り返しますが、幼少期からずっと勉強し有名な進学校に入学してさらに勉強してきた受験生でさえ現役で医学部に合格できる人は極めて少ないのです。また、そういった人たちが浪人しても少なくとも半数以上は医学部には合格できません。

リスクを抑えるために仕事や大学を継続しながらまずは少しずつ勉強をはじめてみて、成績があがってきたり、医学部合格への見通しが立った段階で、再度改めて仕事や大学をやめて医学部受験に専念するかどうか検討するようにしましょう。

少しずつ勉強を開始してみる

リスクを最小限にする方法として、一番私たちがおすすめしているのが「少しずつ勉強を開始してみる」ことです。

上述の通り、医学部再受験の勉強は多くの方が想像しているよりも大変です。
特に国公立医学部では勉強しなければいけない教科や問題集の量も多く、本当に思い描いていたプランで勉強の継続が可能かどうかは、まず勉強を開始してみないと判断できません。

特に、医学部受験においては数学が最も厄介であり、勉強時間が必要な教科です。数学を勉強してみて、このペースでいけば数学の合格ラインに到達可能だ、と判断できるようになれば本格的に勉強をスタートするというのがおすすめです。

医学部再受験に寛容な大学について

医学部再受験の寛容度はどのように決められているか

原則として、再受験生に対してどのような対応をとるかを明言している医学部はほとんどありません。こうした情報は口コミであったり、入学者の再受験生の割合をもとに作られています。

ですので、推奨されていない医学部だからといって明らかな差別があるともいえませんし、寛容な医学部だからといって有利になるということでもありません。

再受験生が有利になることはない

一般入試において、再受験生を現役生や浪人生よりも積極的にとるという医学部はまずありません。
医師として求められているスキルとして、第一に体力、第二に長く医師として働けることがあがります。
どうしても年齢的に不利な再受験生が優遇されるということは考えにくいのです。

確かに医学以外の領域を修学された方を積極的に採用しようという医学部はあります。しかしこうした大学は編入試験の枠でそういった再受験生を採用するため、一般入試においては再受験生が優遇されることはまずないと考えていいでしょう。

理工系を卒業された方や、なんらかの専門知識をお持ちの方は、こういった編入試験を視野にいれることをおすすめします。編入試験では2年次や3年次から入学することができ、とても有利になります。

ただし、一般入試の医学部受験に合格できないレベルの人が2年次や3年次から入学できるという理由だけで編入試験を受験しても無謀です。常識的に考えればわかることだと思います。

何よりも教科の点数をしっかりとること

私たちの医学部予備校にも再受験生の在籍者は多く、特に近年医学部再受験を考えていらっしゃる方は非常に増えています。

しかし、厳しいことですが平均的にみると現役生や浪人生に比べて医学部再受験生は学力が低い傾向にあります。そもそも数学が克服できずに合格点に達しなかったり、再受験生は国公立医学部1本志望の方が多いため多くの教科をこなすことができないという方が多いのです。

再受験生は差別されているなどという以前に、試験の点数自体が平均すると低めだと言えます。これでは当然合格しないのですから、不利かどうかを考える前にまずは教科の点数をしっかりとれるよう勉強時間を確保して成績をあげる必要があります。

再受験生は推奨しない医学部について

下記の医学部は、余程明確な理由がない限り受験しない方が無難といえます。

医学部によっては現役生を積極的にとるという方針を明確にだしている大学があります。こういった大学は再受験生は不利になると考えられるので避けるようにしましょう。

 

▽推奨しない医学部一覧

国公立医学部
筑波大学、群馬大学

私立医学部
慶応医学部、東京慈恵会医科大学、順天堂医学部、昭和医学部

 

上記の医学部でも再受験生の合格者はいますが、優秀な人でないと合格は厳しいといえます。
上記にない医学部については一般的な再受験生でも合格者はいるので成績が合格基準に達していれば受験を検討してよいといえます。

再受験生が”差別”される本当の理由について

某掲示板などでも、「○○大学を受験したら年齢だけで差別された! 」と書き込んでいる方が例年いらっしゃるようです。

当塾ではこれまで200名以上の医学部進学者を輩出しており、例年再受験生の医学部進学者も複数いらっしゃいます。その中で感じていることを正直にご説明しようと思います。

結論からいいますが、

「年をとっているから差別されている」

というのは誤りです。

正解は、

「精神的に未熟なのに年”だけ”とっているから不合格になる」
のです。

 

こういうと不適切な表現だと思われる方もいらっしゃると思いますが、事実です。

当塾では通塾生には医師志望理由を提出させたり、自分自身の勉強方法や模擬試験について分析し提出させるなど、生徒自身の考えや分析を頻繁に提出させています。また医学生講師が毎週面談を行っています。

そのため明確にわかることですが、高校1年生で非常にしっかりした文章を書き、面談でも素晴らしい対応ができる生徒がいる中で、成人した再受験生の中にはあまりにも稚拙な分析しかできず、面談でも印象が悪い生徒がいます。
医学生講師に「いまの生徒(再受験生)どう思う?」と尋ねると「ああいう人は同級生にいませんし、もしいたら嫌ですね」と言われてしまうこともよくあります。
医学生にこのように判断されてしまうような再受験生が医学部に合格できるとは当然思えません。

医学部受験では医師として不適切な人を入学させないように面接や小論文の試験を行っているのですから、あたりまえですが受験生の考える力や文章力、面談での対応力をみて判断しています。

上記の高校生と再受験生が医学部受験をしてどちらが合格するかは明らかです。

 

安心していただきたい点として、もちろん再受験生でも非常にしっかりした生徒はこれまでも多くいましたし、そういった人は医学部に進学しています。

当塾では昨年40歳代の女性の方で島根大学医学部に進学された他、30代の男性の方も東海大学医学部に進学されました。
決して年齢で差別されているわけではないと強く言えます。

 

さて冒頭の話に戻りますが、そもそも不合格になった理由は「学科試験の成績」「面接や小論文の内容」であると考えるのが極めて妥当であるにも関わらず、自分のことを棚にあげて「年齢で差別された! ○○大学医学部はひどい医学部だ! 」と匿名で掲示板に書き込んでいる時点で、不合格になって当然といえます。
また、その○○大学医学部はむしろしっかり面接や小論文の試験を実施しているいい医学部だと思います。

再受験生に寛容な大学を必死になって調べることよりも、自分自身の「人間性」「文章力」「面談での対応力」「判断力」そして学科試験の成績を向上させることに頭と時間を使うようにすることをおすすめします。

医学部再受験生を指導してきた感想

これまで多くの医学部再受験生を指導してきた中での率直な感想を記載します。

上記でも書いてきましたが、ここ数年だけでも医学部再受験生は非常に多くなっており、以前にくらべて医学部受験を簡単に考えている方が増えている印象です。

5-6年前までは理系に在籍している、もしくは卒業した方で、進路を変更する積極的な目的で医学部再受験をするという方が多く、上記の”医学部再受験に成功しやすい”方が大部分を占めていました。

しかし、ここ数年は、「仕事が楽しくなくどうせ転職するなら医学部再受験をしてみたい」、「家族が病気になったことをきっかけに医療職に転向したいが目指すなら医学部がいい」といった方が増えています。

また、雑誌やネットで医学部再受験があたかも簡単なように書いているような記事も多く見受けられ、その”あおり”の影響もあるかと思っています。(実際、そのような記事をみたからそんなに難しくなく1年で合格できると思っていたと相談される方がとても多くいらっしゃいます。)

当塾でも理系教科初学から1年で国公立医学部に合格された方はいらっしゃいますし、仕事や大学を続けながら合格された方もいらっしゃいます。しかし、その方たちは相当量の努力をされた方であり、決して簡単に合格できたわけではありません。

当塾の通信指導を受講され、開始1-2ヶ月で医学部受験自体をおやめになる方もいらっしゃいます。そのような方は、当塾では医学部合格に”必要”な課題を作成するため、これだけこなす必要があるなら今の仕事や大学を続けます、といった理由でおやめになっています。

授業形式の予備校や、医学部合格に”必要”な課題ではなく、その人が”できる”課題を提供している塾では、継続しやすいという特徴があります。

しかし、継続しやすいからといって甘い課題をこなしていても決して合格できるわけではありません。むしろ、長期間継続できてしまうがために、予備校にかかる費用も大きくなりますし、休学や休職期間が長くなるために復学、復職が難しくなります。

医学部合格は決して楽ではありません。思い切って退学や退社をするのが必ずしもベストな選択ではありません。

まずは大学や会社を続けながら、少しずつ勉強を開始し、本当に合格できそうかどうかを判断してから退学、退職といった決断をされることを推奨致します。

医学部合格体験記

【2018】慈恵会医科大学/新潟大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

【2018】日本医科大学/群馬大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

【2018】日本医科大学<生物初学> 合格体験記(1浪・女性)

【2018】昭和大学医学部 合格体験記(現役・男性)

【2018】国際医療福祉大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

【2017】慈恵会医科大学/横浜市立大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

【2017】千葉大学医学部/慶応大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

【2017】慈恵会医科大学/信州大学医学部 合格体験記(現役・男性)

【2016】広島大学医学部<二次試験首席> 合格体験記(3浪・女性)

【2016】島根大学医学部/日本医科大学 合格体験記(再受験・女性)

その他の合格体験記は医学部合格体験記をご覧ください。

 

医学部受験の難易度や偏差値については最新版 医学部偏差値ランキングと医学部の難易度についてをご覧ください。

志望校別の医学部勉強法や各教科の勉強法は医学部勉強法まとめをご覧ください。

医学部受験に必要な情報は医学部受験情報まとめにまとめて掲載していますのでご覧ください。

医学部予備校ACE Academyにて再受験生が医学部合格を目指すために最適化した個別課題管理を行っております。医学部受験を目指している方はご相談ください。

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