医学部予備校の推薦入試の合格実績は要注意!

医学部受験には一般入試と違い、推薦入試やAO入試が存在します。

そのため、推薦入試の対策講座を開催している医学部予備校が多く存在します。

そこで、推薦入試の合格実績について説明致します。

医学部予備校の推薦入試の合格実績は要注意

医学部予備校の中では推薦入試での合格実績を掲載している予備校も存在します。

しかし、そもそも医学部の推薦入試は主に中高一貫校が指定となる指定校推薦や内部推薦などでの合格者が大多数を占めますが、これらの推薦入試ではほとんど合格が高校内で決まっているのが現状です。

そういった高校向けに短期間の推薦対策講座を開催し、そこに出席した受験生を実績としている予備校が存在しています。

根拠として、
・複数の医学部予備校の実績を合算すると、医学部の推薦入試の合格定員以上になってしまっている場合が多いこと

・推薦対策講座での合格実績であることを正直に記載されている予備校も存在すること

・該当予備校の卒業生から推薦対策講座での実績を含んでいるとの証言があったこと
などが挙げられます。

また、AO入試や一般公募推薦入試でも残念ながらコネが存在し、中には条件によって合格が内定されている受験生も存在しています。

当然、一般入試と推薦入試では全く形態が異なるため、これらを合算していると正確な合格実績の参考になりません。

詳しくは東京医科大学の不祥事から考える医学部推薦・AO入試や裏口入学の実態もご覧ください。

推薦入試の合格が多くを占めている医学部予備校も存在

例として、メルリックス学院の合格実績を参照してみます。当予備校の合格実績は大変見やすく、推薦入試、AO入試、一般入試を別にして掲載されています。

2017年の合格実績では、東京医科大学は合格者の合計は7名ですが、内訳は推薦入試が6名、一般入試は1名です。
また、東京女子医科大学では合格者合計20名のうち、推薦入試が19名を占めており一般入試は1名です。

いかに推薦入試の実績が多くを占めているかがわかります。

推薦入試の合格実績を別表示していない医学部予備校は要注意

上記の通り、合格実績が推薦入試によるものが多い予備校や医学部が存在します。
(なお、上記のメルリックス学院では一般入試と推薦入試を別々にして掲載されているため、信頼できます。)

しかし、推薦入試の合格実績を別表示していない予備校が多く存在します。

例えば、YMSでは2017年の国公立医学部の合格実績にて、筑波大学2名、横浜市立大学1名、群馬大学1名、浜松医科大学1名、徳島大学1名、鹿児島大学1名、大分大学1名の合計8名が合格実績にて掲載されていますが、このうち筑波大学2名、群馬大学1名は推薦入試での合格、横浜市立大学1名は面接や小論文の講座のみ受講した人であることがスタッフブログや体験記にて掲載されています。

スタッフブログでは2017年の推薦入試の合格者は国公立医学部3名(上記)、私立医学部38名の合計41名と掲載されています。私立医学部の推薦入試の合格者は北里大学18名、埼玉医科大学2名、東京女子医科大学7名、聖マリアンナ医科大学4名、東京医科大学6名、獨協医科大学1名となっています。

しかしYMSの公式ホームページ上では合格実績は一般、推薦入試を合計した数のみ掲載されています。

 

また、富士学院の国公立医学部の合格者は25名と記載されていますが、合格体験記には推薦入試や対策講座のみの受講生の掲載が多く、通年の通学者である富士ゼミ生の体験記はないような状況となっています。
こちらも一見すると国公立医学部の一般入試の合格者が25名存在するような記載になっているため、通年通っている生徒さんの一般入試による合格者なのか、推薦入試や対策講座による合格者なのかを注意して吟味する必要がある。

 

(上記は2018年3月のデータ調査時のものであり、公式ホームページ等は更新されているはずですので、最新の情報については個別の予備校に確認するようお願いします。あくまでも、このような例があるため、推薦入試の合格実績を含んでいるのかどうかを確認することは大切だということが本記事の主張になります。)

推薦対策講座のある医学部予備校では合格実績の内訳を確認しよう

上記の通り推薦入試対策での合格実績が多くを占める予備校に、一般入試を目的として通年で通っても望んだ結果が得られない場合があります。

推薦入試対策講座で合格した人と、通年で通っていて一般入試に合格した人は当然対策方法が全く異なります。
推薦入試対策講座で合格した人の中には、上記の通りほとんど学校内などで合格が決まっていたにも関わらず、念の為に1回-数回の予備校の講座を受講した人も含まれている場合があります。

なお、こうした講座を行っている予備校が全て怪しいということでは決してありません。
推薦入試対策講座があり、合格実績に内訳を公開していない予備校の場合は必ず内訳の詳細を確認するようにしてください。

二次試験対策を行っている医学部予備校の実績は要注意

医学部には面接、小論文などの二次試験があります。二次試験対策を行っている医学部予備校は多く存在しますが、中には二次試験対策だけを受講した人も合格実績に含んでいる予備校が存在します。

さらに、二次試験対策講座は、一次試験をすでに通過した受験生向けに提供されているため、合格可能性は大きく上昇します。

これまでの指導経験上、二次試験は最低限の準備は必要ですが、二次試験で大きく差が開くようなことはほとんどなく、医学部合格のためには学科試験が非常に重要です。

実際に予備校の合格体験記にも二次試験対策だけを受講していた旨の記載がある場合もあります。

当然、二次試験対策を行っていても、そこから合格した受験生は実績には含んでいない予備校も存在しますが、二次試験対策を生徒ではない外部の受験生に提供するメリットを考えると、合格実績に含むために二次試験対策を行っていることは想像がつきます。

特に二次試験対策を大きく宣伝しているような医学部予備校は、入塾を検討する際に通年で通っている生徒の合格実績をしっかりと尋ねるようにしましょう。

医学部合格体験記

(卒業生講師)偏差値56、センター78%から成績を大きくのばし横浜市立大学、日医(特待)に合格
【2019】横浜市立大学医学部/日本医科大学(特待) 合格体験記(2浪・女性)

(卒業生講師)進学校ではない高校に通い、学校生活で表彰を受けるほど高校と当塾を両立しながら日本医科大学に現役で合格
【2019】日本医科大学 合格体験記(現役・女性)

(卒業生講師)文系の大学を卒業し偏差値30台から医学部に進学した再受験生
【2019】東京女子医科大学 合格体験記(再受験・女性)

センター試験前日に38度の発熱というアクシデントがありながら、センター90%を達成し神戸大学医学部に合格
【2019】神戸大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

基礎問題集の習得のみで総合偏差値80以上に達し、国公立医学部に合格した3浪女性
【2019】浜松医科大学 合格体験記(3浪・女性)

(卒業生講師)成績を大きくのばし国公立医学部、慈恵、順天堂など難関私立医学部を含む7校に合格
【2018】慈恵会医科大学/新潟大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

(卒業生講師)1年でセンター試験約15%のばし国公立医学部のほか日本医科大学に首席で合格
【2018】日本医科大学/群馬大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

(卒業生講師)生物初学から1年で日本医科大学、国際医療福祉大学に合格
【2018】日本医科大学<生物初学> 合格体験記(1浪・女性)

(卒業生講師)数学が苦手で現役時センター試験数学50点台から1年で横浜市立大学、慈恵会医科大学に合格
【2017】慈恵会医科大学/横浜市立大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

偏差値62から1年で76.8までのばし千葉大学医学部、慶應大学医学部に合格
【2017】千葉大学医学部/慶応大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

英語偏差値50台から1年で国公立医学部、慈恵、順天堂など難関私立医学部を含む7校に合格した現役生
【2017】慈恵会医科大学/信州大学医学部 合格体験記(現役・男性)

数3、理科2教科初学から1年で国公立医学部を含む4校に合格した再受験生
【2016】島根大学医学部/日本医科大学 合格体験記(再受験・女性)

その他の合格体験記は医学部合格体験記をご覧ください。

 

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