合格実績と学費で評価した医学部予備校・塾ランキング

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*2018年4月30日 最新情報を更新!
当記事は医師による、全国の医学部予備校を合格実績と学費によって客観的に評価したランキング記事です。また、医学部予備校の合格実績の正しい見方や注意点についても詳しく説明しています。

医学部予備校の合格実績の正しい見方

医学部予備校によって合格実績の掲示の仕方が大きく異なっています。
中には、明らかに不透明な掲載の方法をとっている医学部予備校も多く存在します。
合格実績の見方について正しく理解することは予備校選びにおいて非常に重要です。

合格実績の見方をまとめると
・一次合格は合格ではない
・補欠者は合格ではない(補欠合格は合格)
・一次合格や二次合格者の総数はダブりが入っている
・最終進学者数が一番重要
となります。
それぞれ詳しく説明します。

一次合格は合格ではなく二次合格ではじめて医学部に進学できる

私立医学部では一次試験、二次試験が存在します。
一次試験は学科試験、二次試験は通常面接+小論文です。

一次試験が合格した受験生のみが二次試験を受験することが可能で、二次試験合格となってはじめてその医学部に進学が可能となります。

当然、二次試験まで合格しなければ本来は合格とはいえず、実際複数の私立医学部で一次試験は合格したが二次試験の合格がなく浪人になってしまうケースは割とあります。

*一点注意点ですが、二次試験は面接、小論文であるため、面接や小論文での評価が二次合格を左右すると思われがちですが、実際はほとんどの医学部で学科試験(すなわち一次試験)の点数の順位で二次合格の順位も決まっています。
中には面接や小論文で少し順位があがったり下がったりすることもありますが、普通にしていれば学科試験で二次試験の合否も決まっているといえます。

さて、一次合格は合格ではないことは当然なのですが、実は多くの医学部予備校で一次合格者の実績のみを掲載しているのが現状です。
いくつか予備校のホームページをご覧いただけますとわかりますが、一次合格○○人! という掲載が非常によく見受けられます。

二次合格の実績の掲載がない医学部予備校は、合格実績が低いと判断できます。

さらに、(信じられないことですが)中には国公立医学部の一次合格を実績として掲載している予備校が存在します。
国公立医学部の一次合格とは、センター試験において足切りにならなかっただけのことであり、合格とは全く異なります。
中には京都大学医学部一次合格! などと平気で記載している予備校もあるのですが、京都大学医学部はセンター試験の配点が非常に低いため足切り点数が70%前後と非常に低く設定されています。難易度の高い二次試験をクリアしてはじめて合格となる医学部の中でも最難関に位置する医学部です。当然一次合格を実績として掲載するのはあまりにも不自然といえます。

正規合格と補欠合格について

私立医学部では正規合格と補欠合格(繰り上げ合格ともいいます)が存在しますが、これらはどちらもその医学部に進学できる、れっきとした合格です。

二次試験を受験した受験生は、最初の合格発表の際に合格が決まる正規合格と、正規合格者が辞退した際に順番に繰り上げ合格となる補欠合格があります。

例えば2016年の慈恵会医科大学では、1次試験合格者450名のうち正規合格者は165名、繰り上げ合格者は151名で
総合格者は316名となっています。
165名は合格発表の日にそのまま合格となりますが、150名はその後徐々に合格通知を受けとり、最終的には151名が補欠合格(=繰り上げ合格)となり、結果的に正規合格者とあわせて合計316名が合格となったことになります。

合格実績で正規合格と記載している場合は、合格者の中でもよい成績を収めて合格したことを意味しています。
ただ、通常私立医学部では正規合格者がそのまま進学することは半数もないことが多いため、補欠合格は立派な合格です。

補欠者でも合格できないケース

合格について非常にややこしい原因ではあるのですが、医学部によって合格の発表の方法が異なります。
大きく下記のケースがあります。

・補欠者に順位を公表する医学部
正規合格とはならなかった際に、さらに補欠者で何番目にいるか順位を公表する医学部があります。
受験生にとっては補欠の順位で繰り上がり合格が来そうかどうかがある程度予想できるため最も親切な発表形式といえます。

・補欠対象者を発表する医学部
順位は公表しないが、補欠対象者を通知する医学部があります。逆に、補欠対象者にならなかった受験生はその時点で不合格になったことがわかります。

・正規合格者以外全員が補欠対象者となる医学部
順位も公表せず、補欠対象者かどうかも公表されない医学部です。すなわち、二次試験を受験した受験生は最後まで繰り上げ合格がくるかどうか待っている状況になります。

・一次補欠、二次補欠が公表される医学部
補欠者の中に、さらに一次補欠、二次補欠が公表される医学部があります。一次補欠から順番に繰り上げ合格があり、二次補欠に入ってしまうと合格は見込めないのが通常です。
ただ、一次補欠でも繰り上げ合格がこない場合や、二次補欠でも繰り上げ合格がくる場合もあります。

以上からわかるとおり、当然補欠者であっても合格できないことは多くあります。特に近年の昭和大学医学部では正規合格にならなかった場合、一次補欠に入っていてもほとんど繰り上げ合格がこないため、実質補欠=不合格になります。(数名は繰り上がっています。)

補欠者をすべて合格実績としている予備校が存在する

ところが、中には補欠者をすべて合格実績として掲載している予備校も存在します。
昭和大学医学部のように、上記のとおり医学部によっては補欠者でもほとんど合格にならない大学も存在します。

補欠者は合格ではなく、補欠合格(=繰り上げ合格)となってはじめて合格になります。
一次合格者と二次合格者の人数がほぼ同数の場合はこのケースを疑い尋ねてみましょう。

合格者数の重複について

私立医学部は一人の受験生が複数を受験できるため、当然合格も複数もらうことができます。
むしろ、上位〜難関医学部に合格する受験生は私立医学部に複数合格するのが通常です。

一次合格者数、二次合格者数ともに重複した合格者数を掲載しているのが通常です。

医学部予備校の中には進学者数を別で掲示したり、生徒別の合格実績を掲載している予備校も存在し、非常にわかりやすい掲載の仕方といえます。

なお、だいたいの目安ではありますが、

重複を含んだ二次合格者数→進学者数:半分程度に減少

重複を含んだ一次合格者数→進学者数:1/5以下に減少

となります。
いかに重複を含んだ一次合格者数が合格実績としてふさわしくないかがわかるかと思います。

一方で、国公立医学部は一人の受験生が複数の国公立医学部に合格することはないので、国公立医学部の合格実績はすべて重複がないものと判断できます。(前期試験と後期試験に重複することは稀にあります。)

医学部推薦入試の合格実績は要注意

医学部予備校の中では推薦入試での合格実績を掲載している予備校も存在します。

しかし、そもそも医学部の推薦入試は主に中高一貫校が指定となる指定校推薦や内部推薦などでの合格者が大多数を占めますが、これらの推薦入試ではほとんど合格が高校内で決まっているのが現状です。
そういった高校向けに短期間の推薦対策講座を開催し、そこに出席した受験生を実績としている予備校が存在しています。

根拠として、そもそもある医学部の推薦入試の複数の医学部予備校の実績を合算すると、推薦入試の合格定員以上になってしまっていること、推薦対策講座での合格であることを正直に記載されている予備校も存在すること、該当予備校の卒業生から推薦対策での実績をいれているとの証言があったことが挙げられます。

また、AO入試や一般公募推薦入試でも残念ながらコネが存在し、中には条件によって合格が内定されている受験生も存在しています。

当然、一般入試と推薦入試では全く形態が異なるため、これらを合算していると正確な合格実績の参考になりません。

推薦入試の合格が多くを占めている予備校も存在

例として、メルリックス学院の合格実績を参照してみます。当予備校の合格実績は大変見やすく、推薦入試、AO入試、一般入試を別にして掲載されています。

2017年の合格実績では、東京医科大学は合格者の合計は7名ですが、内訳は推薦入試が6名、一般入試は1名です。
また、東京女子医科大学では合格者合計20名のうち、推薦入試が19名を占めており一般入試は1名です。
いかに推薦入試の実績が多くを占めているかがわかります。

推薦入試の合格実績を別表示していない予備校は要注意

上記の通り、合格実績が推薦入試によるものが多い予備校や医学部が存在します。上記のメルリックス学院では見やすく別々にして掲載されているため、信頼できます。

しかし、推薦入試の合格実績を別表示していない予備校が多く存在します。
例えば、YMSでは2017年の国公立医学部の合格実績にて、筑波大学2名、横浜市立大学1名、群馬大学1名、浜松医科大学1名、徳島大学1名、鹿児島大学1名、大分大学1名の合計8名が合格実績にて掲載されていますが、このうち筑波大学2名、群馬大学1名は推薦入試での合格、横浜市立大学1名は面接や小論文の講座のみ受講した人であることがスタッフブログや体験記にて掲載されています。

スタッフブログでは2017年の推薦入試の合格者は国公立医学部3名(上記)、私立医学部38名の合計41名と掲載されています。私立医学部の推薦入試の合格者は北里大学18名、埼玉医科大学2名、東京女子医科大学7名、聖マリアンナ医科大学4名、東京医科大学6名、獨協医科大学1名となっています。

しかしYMSの公式ホームページ上では合格実績は一般、推薦入試を合計した数のみ掲載されています。

推薦対策講座のある医学部予備校では合格実績の内訳を確認する

上記の通り推薦入試対策での合格実績が多くを占める予備校に、一般入試を目的として通年で通っても望んだ結果が得られない場合があります。

推薦入試対策講座があり、合格実績に内訳を公開していない予備校の場合は必ず内訳の詳細を確認するようにしてください。

二次試験対策を行っている医学部予備校の実績は要注意

医学部には面接、小論文などの二次試験があります。二次試験対策を行っている医学部予備校は多く存在しますが、中には二次試験対策だけを受講した人も合格実績に含んでいる予備校が存在します。

これまでの指導経験上、二次試験は最低限の準備は必要ですが、二次試験で大きく差が開くようなことはほとんどなく、医学部合格のためには学科試験が非常に重要です。

実際に予備校の合格体験記にも二次試験対策だけを受講していた旨の記載がある場合もあります。

当然、二次試験対策を行っていても、そこから合格した受験生は実績には含んでいない予備校も存在しますが、二次試験対策を生徒ではない外部の受験生に提供するメリットを考えると、合格実績に含むために二次試験対策を行っていることは想像がつきます。

特に二次試験対策を大きく宣伝しているような医学部予備校は、入塾を検討する際に通年で通っている生徒の合格実績をしっかりと尋ねるようにしましょう。

医学部予備校の中途解約における返金について

あまりに多くご相談がございますので記載します。
医学部予備校の中には、高額な学費を一括にて請求し、中途解約した際は一切返金できない旨の契約をしている予備校があるため、途中で解約したくてもできない、授業にいかなくなったが授業料は返済されないと泣き寝入りされている方からのご相談がこれまで多く寄せられています。

結論としては、返金できないという契約自体が無効となる可能性が極めて高いといえます。
実際に過去に裁判となり契約が無効であるという判決もでています。
以前は浪人生のみを対象とする予備校の場合、特定継続的役務提供にあたらないという見解があったためこのような契約を結んでいる予備校が存在するのですが、当裁判にて消費者契約法が適応され、平均的な損害を超える学費に関しては返金の義務があるとされました。
下記詳細のリンクです。
予備校を辞めたのに授業料没収!?

受講しない分の学費については大部分が返金されると考えられます。

契約書に記載があるからといって泣き寝入りする必要はなく、契約書自体が無効である可能性があります。医学部予備校の学費は非常に高額ですので、まずは上記の旨を予備校に通達し、それでも応じない場合は消費者センター等にご相談されることを推奨致します。

なお、一括ではなく月謝制の予備校も多く存在しますので、入塾の際に中途解約時の契約内容につき確認することをおすすめ致します。

当記事の医学部予備校の評価方法について

最も重要なのは合格実績。次に学費。

医学部予備校について調べる際に、ランキングサイトを参考にされる方も多いと思います。

しかし、多くの医学部予備校ランキングサイトは医学部予備校の広告費で運営されているため、口コミや実績などもすべて各医学部予備校が自ら申告している状況です。

ランキングも実績のランキングではなく、”広告料金のランキング”になっている医学部予備校ランキングサイトが多い状況です。実際調べていただくとわかりますが、「医学部予備校学費」のランキングなのに、学費の順番がめちゃくちゃになっているサイトもあります。

そこで、本記事では最も客観的に評価が可能な合格実績と学費を元に評価とランキングを行っています。

特に、指導システムや講師陣などはどの予備校にもそれぞれの特徴があり判断ができません。しかし、一見良さそうな指導システムや講師陣であっても、医学部への合格実績が乏しければ予備校の評価としては当然低くなります。

また、客観的に評価できるという点で学費も重要ですが、当然学費が安くても合格実績がなければ意味はありません。

そのため、合格実績を評価の最優先項目として、同じような実績であれば学費の安い予備校を評価するという方法をとっています。

医学部予備校選びに活用いただけますと幸いです。

合格実績の評価方法

<合格実績を正確に掲載していない医学部予備校はランキングの対象外とする>

残念ながら半数以上の医学部予備校は合格実績を正確に掲載していません。医学部予備校を選ぶ際に最も大切なのは合格実績です。その合格実績を正確に掲載していないことは予備校を検討している医学部受験生に不利益にしかならず、そのような予備校は本記事ではランキングの対象外とします。

▽合格実績を正確に掲載していない例

上記に詳しく記載していますが、下記はすべて正確に掲載していない例です。

・一次試験通過者のみの掲載している

・推薦入試の合格実績と合算して掲載している

・二次対策講座のみの受講者を合格実績として掲載している

・統計上、計算上などから明らかに正確とは判断できない内容を掲載している

▽合格実績を正確に掲載している例

・生徒別の二次試験合格者を掲載している

・二次試験の合格者のみ or 二次試験合格実績と一次試験合格実績の両方を掲載している

・一般入試と推薦入試の合格実績を別々に掲載している

 

<合格実績の評価方法について>

・合格者数が生徒数で(重複ではなく)20名以上いると判断できる予備校をランキングの対象とする
→医学部予備校の半数以上は合格者数が20名に満たない。20名に満たない医学部予備校はランキングの対象外とする。

・国公立医学部の合格実績について
→国公立医学部を志望する医学部受験生は多いため国公立医学部の合格実績について明記する。またほとんどの国公立医学部は下位私立医学部よりも難易度が高いため国公立医学部の合格実績が豊富な予備校は実績が高いといえる。

・難関、上位医学部の合格実績について
→偏差値67以上の医学部への合格実績が豊富な予備校は実績が高いといえる。

・中堅私立医学部の合格実績について
偏差値65以上の私立医学部が豊富であればある程度実績はあるといえる。逆に下位私立医学部のみの実績の予備校は、実績が高いとはいえない。

・校舎数との比較
→全国展開している予備校と1校舎で運営している予備校とでは、合格者数が同じでも当然実績としては大きく異る。校舎数を考慮の一部とする。

学費の評価方法

医学部専門予備校の学費は平均で年間400-500万円程度です。最も安い医学部予備校では年間学費100万円前後、最も高額な予備校では1000万円以上と大きく差があります。
本記事では年間でかかる合計学費から評価を行っています。

医学生へのアンケートから、入塾後に短期講習や合宿、教材など追加でかかる費用が高額であったという医学部予備校も少なくないことが分かっており、ホームページに学費の掲載が明確にされていない予備校や学費形態が不明瞭な医学部予備校は評価を下げています。

東京の合格実績が高い医学部予備校ランキング

東京だけでも40を超える医学部予備校がありますが、その半数以上は合格実績がほとんどないにもかかわらず高額な学費となっており注意が必要です。

その反面、しっかり合格実績を出している医学部予備校も複数存在します。

※東京は全ての医学部予備校を調査しています。本記事で掲載していない医学部予備校は合格実績が低い、新設、不明瞭、記事の削除依頼があった予備校となります。

※駿台、河合塾などの大手予備校は純粋な比較ができないため別枠での掲載としました。

各リンクをクリックすると、それぞれの医学部予備校、大手予備校の評価詳細が閲覧できます。

 

医学部予備校ACE Academy

医学部予備校ACE Academy

合格実績評価:90点

例年生徒別の合格実績が掲載されており非常に見やすい。推薦入試とも別で掲載されている。

2018年の合格実績は国公立医学部10名(+防衛医科大学1名)、私立医学部は慈恵、順天堂などの難関医学部の他各医学部に複数の実績がある。

学費評価:100点

実績ある医学部予備校の中で最も安い学費設定となっている。
浪人生 月額10万円 (年間学費105万円程度)
高校生 月額5-7万円
通信生月額3万円
*講習代や個別指導代などの追加料金一切なし。

指導方法

無駄を徹底的に排除し学習効果を重視している。
集団講義を行わず、演習を重視した暗記計算練習、全教科一括管理した週1回の生徒個別の課題作成や随時質問可能な体制などの指導システムを構築している。

当塾の卒業生が多く講師として在籍しており、生徒面談を通して医学部に合格できるための考え方と習慣を指導することを第一の目的としている。

医学部予備校ACE Academyの総合評価:90点

例年、難関医学部や国公立医学部への合格実績は豊富であり合格実績は高い。

医師が運営指導しており、学費は合格実績のある医学部予備校で最も安い。
医学部予備校を選ぶ際の第一候補の一つと考えられる。

より詳しい評価は医学部予備校ACE Academyの評判をご覧ください。

 

 医学部&東大専門塾クエスト

Quest

合格実績評価:70点

二次試験の合格実績のみ掲載されている。
国公立医学部5名(+防衛医科大学1名)、私立医学部は慈恵2名、順天堂5名の他中堅以下の私立医学部に数名ずつ合格実績がある。

学費評価:80点

実績のある医学部予備校の中で2番目に安い学費設定となっている。
年間学費:198万円。

指導方法

少人数制の講義だけでなく、演習を重視した演習授業、充実した質問対応、生徒個別の課題管理などを行っている。

クエストの総合評価:75点

例年国公立医学部や難関私立医学部への合格実績があり実績は高い。
学費は合格実績のある医学部予備校の中で2番目に安く医学部予備校を選ぶ際の第一候補の一つと考えられる。

より詳しい評価は医学部&東大専門塾クエストの評判をご覧ください。

 

メディックTOMAS

医学部予備校ACE Academy

合格実績評価:90点

二次試験と一次試験を別で記載、推薦入試や編入での実績もすべて別で記載しており非常に信頼性のある掲載。
国公立医学部7名(+防衛医科大学1名)、私立医学部は慶應、慈恵、順天堂などの難関医学部を含み各医学部に複数の合格実績あり。

学費評価:30点

1回3時間、週3回の受講で月額27万円:年間学費324万円
受講がそれより多いとより高額になってくる。学費は医学部専門予備校の中でもやや高額。

指導方法

完全個別指導のほか、担任システムで生徒一人ひとりのカリキュラムをオーダーメイドで組み立てている。
またT.A.(ティーチングアシスタント)システムで現役医大生が1対1で教科演習指導を行っている。

メディックTOMASの総合評価:70点

例年国公立医学部や難関医学部への合格実績があり実績は高い。
学費は医学部予備校の中でも高額になるが、学費面で問題がなければ医学部予備校を選ぶ際の候補の一つといえる。

より詳しい評価はメディックTOMASの評判をご覧ください。

 

代官山メディカル

合格実績評価:50点

2018年の実績は推薦入試の実績を含んでいるが、重複の合格者数ではなく進学者数を掲載している(重複の合格者数より信頼性は高い)。一般入試の合格実績は要問合せ。
国公立医学部は1名と少なく、私立医学部も慶應、慈恵には進学者がいないが中堅〜下位の私立医学部にそれぞれ複数の進学者がいる。

学費評価:50点

医学部予備校の中では平均的な学費設定。
年間学費(私立医学部基礎貫徹ベイシックコース) :398万円

指導方法

少人数制の集団講義+個別指導+カリキュラム作成の形式。

代官山メディカルの総合評価:50点

合格実績は国公立医学部は1名のみ、私立医学部も慶應慈恵には進学者がいないが、中堅〜下位私立医学部には各医学部に複数の進学者がいる。

学費は医学部予備校の中では平均的な設定。

国公立医学部には強いといえないが、私立医学部に進学者が多いため、私立医学部専願の受験生にとっては医学部予備校を選ぶ際の候補の1つといえる。

より詳しい評価は代官山メディカルの評判をご覧ください。

 

東京医進学院

合格実績評価:40点

推薦入試やAO入試を含んだ二次試験の合格者数のみの掲載となっており、一般入試の合格実績は要問合せ。
国公立医学部1名、私立医学部は中堅〜下位の医学部を中心として各医学部に数名程度となっている。

学費評価:40点

医学部予備校の中で平均〜やや高額な学費設定。
年間学費:400万円前後。個別指導代は別途。

指導方法

集団講義が中心で、個別指導を追加できる。個別のカリキュラムの管理も行っている。

東京医進学院の総合評価:40点

合格実績には推薦入試やAO入試での実績を含んでいる。それでも国公立医学部の実績は少なく、下位〜中堅私立医学部の実績が大部分を占める。

学費は医学部予備校の中で平均〜やや高額な設定となっている。

より詳しい評価は東京医進学院の評判をご覧ください。

 

 

注意が必要な医学部予備校一覧

メディカルラボ
推薦入試の合格者を含んでおり推薦入試の合格者が多い。全国25校舎と校舎数が最大規模。
またホームページに公表されている合格者数と大学別の合格者数に140名ほどの差があり合格実績の掲載内容が不明瞭。
合格者数が900名程度と公式ホームページに掲載しており非常に合格者が多いわりには難関や上位の私立医学部の実績が数名程度となっている。
学費は医学部予備校の中でも高額。

YMS
例年推薦入試の合格者が40名以上と多く、合格実績には推薦入試の合格実績を含んでいる。また二次試験対策(面接や小論文)のみの受講者の合格実績も含まれている。
学費は公式ホームページでは明確な記載がない。

富士学院
合格実績には推薦入試や対策講座(面接や小論文対策)の実績を含んでいる。
国公立医学部の合格者は25名と記載されているが、合格体験記には推薦入試や対策講座の掲載が多く、通年の通学者である富士ゼミ生の体験記はなし。
学費は医学部予備校の中で平均的な設定となっている。

 

合格実績が不明瞭もしくは数名程度の医学部予備校一覧

野田クルゼ(早稲田アカデミーグループ)
Windom
メディカルフォレスト
池袋理数セミナー
慶応進学会フロンティア
東京メディカル学院
レクサス教育センター
私立医学部予備校メデュカパス
医学部受験メディカルスクールIG
医学部予備校アイメディカ
赤門会
医進塾
医学部専門予備校メディカ
プロメディカス
医学部予備校ビッグバン
私立医学部予備校はやぶさ
エコール麹町メディカル
プレメディカル東京
医学部予備校インテグラ
医学部予備校アクロス
医岳舎
aps大学受験予備校
大学進学教育GHS
学び舎東京
渋谷Possible医学予備校
九段メディカルフィールド
医学部特訓塾
武田塾メディカル
医進予備校シナプス
α学習塾
医学部受験クレスト
医学部専門予備校IMU
イデア個別専門予備校
青山予備校
医系専門予備校 東京メディカルクオーク
アシリ吉祥寺(ASIR)
滝原塾
一会塾

大手予備校の一覧

駿台市ヶ谷校舎(医学部受験校)の評判

河合塾麹町校の評判

代々木ゼミナールの評判

東進ハイスクール・東進衛生予備校の評判

東京の医学部予備校学費ランキング

医学部予備校の学費の相場

医学部予備校の学費の平均は年間で400万円〜500万円程度です。さらに夏期講習が30万円以上、そのほか講習代などがかかってくる医学部予備校がほとんどであり、高額であることがわかります。

最も安い医学部予備校では年間学費100万円程度〜最も高額な予備校では年間学費で1000万円以上に達する予備校も存在します。

学費が高いほど実績は低い傾向がある

残念ながら調査の結果、学費が高い予備校ほど合格実績が低い傾向があります。
学費が安い方が質の高い生徒が通う傾向にあるためだと考えられます。

学費が高い予備校は丁寧にみれくれるという印象をもつ受験生もいるようですが、当然医学部合格に最も大切なのは受験生本人の努力です。
「お金を払えば合格できる」というものではないことが医学部予備校の学費と実績の傾向からも読み取れます。

当記事の学費のランキング方法について

・合格実績が低いor不明瞭な予備校はいくら学費が安くてもランキングの対象外とした。

→当然ではありますが、学費より大切なのは合格実績です。全く実績がなくてただ学費だけ安い予備校を推奨するわけにはいきませんので、必要なルールとなります。

 

・学費の掲載が不明瞭な予備校はランキングの対象外とした。

→予備校によっては入塾後に追加で個別指導や短期講習の受講をほとんど義務付けられるところもあるとの声が多く寄せられました。そのため学費の掲載が不明瞭な予備校はランキング対象外としています。

 

医学部予備校ACE Academy

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実績のある医学部予備校の中でも最も安い学費設定となっている。

浪人生 月額10万円(年間学費105万円程度)
高校3年生 月額7万円
高校2年生、1年生 月額5万円
通信生 月額3万円
短期講習やテキスト代など、追加の料金は一切なし。

 

医学部&東大専門塾クエスト

Quest

実績のある医学部予備校の中で2番目に安い学費設定となっている。

浪人生 年間学費198万円 講習代込み。

 

代官山メディカル

 

医学部予備校の中では平均的な学費設定。
年間学費(私立医学部基礎貫徹ベイシックコース) :398万円

 

神奈川の医学部予備校

残念ながら東京にある医学部予備校と比較するとランキング対象となる医学部予備校は存在しなかった。

*合格実績が不明瞭もしくは数名程度の医学部予備校一覧

メディカルアーク
横浜予備校の評判
エースメディカルみなとみらいの評判
城南医志塾の評判
翔進予備校の評判

医学部予備校の通信教育ランキング

1位 医学部予備校ACE Academy

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合格実績評価:90点

通信指導からの2018年の合格実績は国公立医学部:新潟大学、浜松医科大学、香川大学、(防衛医科大学) 私立医学部:大阪医科大学、昭和大学、日本医科大学(2名)、近畿大学、兵庫医科大学、東海大学(2名)、金沢医科大学

例年通信指導からも国公立医学部や上位私立医学部に合格実績あり。

学費評価:100点

通信生は月額3万2400円(税込)。入塾金もなく、その他に必要となる費用が一切ない。
また月謝制であり気軽に開始できる。

指導方法

全教科一括管理した週1回の生徒個別の課題作成や随時質問、相談可能な体制などの指導システムを構築している。

より詳しい評価は医学部予備校ACE Academyの評判をご覧ください。

医学部予備校の指導方法の考察

集団講義

メリット

受講生にとって集団講義のメリットは一切ありません。

予備校としては毎年同じ講義をしていればいいので楽ですが、生徒一人一人の学習効果を考えると、非効率だらけでありとてもではないですが集団講義を続けることはできないはずです。

デメリット

集団講義が学習効果上、非効率であることは研究からも明らかになっていますし、もはや今でも集団講義を行っている予備校があるとしたら怠慢以外何ものでもないと言えます。

動画学習

メリット

集団講義を効率化したものとして動画学習が生まれました。東進衛生予備校が有名です。

動画学習の一番のメリットは、自分のペースで学習を進めることができる点です。苦手分野の講義を反復して視聴し、理解を深めることができるのは動画学習の大きな特徴といえます。

デメリット

動画学習は自分で必要な講義を視聴でき、繰り返し学習することができることから集団講義よりは効率が良いと言えます。

しかし、演習が不足しがちであること、動画学習は受け身であり頭が働きにくくなることなどから、ベストな学習形式ではないことがわかっています。

動画学習についての考察は実は危険な動画学習をご覧ください。

個別指導、少人数制

メリット

集団講義に対する指導形態として個別指導の形式が有名です。個別指導のメリットは、1対1で生徒を見ることができる分、質の高い指導が可能であるということです。

指導力の高い講師が担当すれば、個別指導のスタイルは理想的であると言えるでしょう。

デメリット

個別指導では生徒の数と講師の数が同程度でない限り成立しません。すると、生徒数の増加に応じて講師の数も増やしていく必要があり、ここに落とし穴があります。

指導力の高い講師は医学部予備校業界にそれほど多く存在しないため、どうしても質の低い講師が担当するリスクがあります。

指導力の低い講師が個別指導を担当すると、当然ですが集団講義や動画学習よりも学習効果は落ちてしまいます。

生徒数が少ない個人塾でない限り、個別指導の形式で質を保つことは不可能と言えるでしょう。

医学部予備校の選び方まとめ

演習時間が豊富な医学部予備校を選ぶ

医学部予備校の選び方でとても大切な点は、演習時間が十分にあるかということです。
医学部受験において最も大切な事はどれだけ演習を行い自力で問題がスラスラ解けるようになるかと言うことにつきますが、多くの医学部予備校ではいまだに集団講義の時間に多くの時間を割いてしまっています。
毎年多くの医学部受験生が相談に来られますが、一番悩まれているのは通っている予備校が集団講義の形式であるため朝から晩まで講義があり、復習をしていると1日が終わってしまうために演習量が不足してしまい、できるようになったという実感がないということがあげられます。
そもそも集団講義という形態は非常に非効率であり、アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)により提唱された学習効果ピラミッド(ラーニングピラミッド)では、講義を受ける形式の学習が最も効率が悪いとされています(講義型の学習の定着率:5%)。

特に、医学部に合格した医学生の方はわかると思いますが医学部受験は科目数が多くまた数学理科の配点がとても高いため、どうしても自分で演習をすることが大切になってきます。

「わかる」と「できる」は大きな違いであり、講義やビデオ講座で「わかる」ようになることはあるかもしれませんが、「できる」ようにするためには問題演習をして何度も繰り返し練習する必要があります。

集団講義の授業ではなく、演習に多くの時間を割いてくれるような指導システムをとっている予備校を選択するようにしましょう。

質問対応が充実している医学部予備校を選ぶ

上述の通り講義型の指導ではなく、自分でどんどん進んでいけるシステムを採用している予備校が望ましいと思います。しかし、自分で進めるうちに、どうしてもわからない問題や解説を読んでいて理解できない箇所がでてくると思います。

特に数学の基礎的な範囲でつまずいてしまっている場合、一人で悩んでいると時間だけが過ぎていってしまいますし、数学の基礎がわからないと医学部受験においては致命傷といえますから、いつでも質問ができる医学部予備校を選択するようにしましょう。

医学部受験のプロにいつでも相談ができる

質問も大切ですが、それ以上に重要なこととして、生徒の相談に乗れる環境です。

特に浪人生は1年間をその医学部予備校で生活するため、医学部受験に向けて勉強していく中でいろんな悩みが出てきます。

勉強に関すること、生活習慣に関すること、志望校選びに関することなど、多岐にわたります。

こうした相談に的確に答えることができる環境は医学部予備校において非常に重要であると言えます。

当然医学部受験のプロに相談できる環境が理想的といえます。

科目ごとの講師ではなく、全教科を一括管理してくれる医学部予備校を選ぶ

多くの医学部予備校あるいは大手の予備校が未だに科目ごとに講師が異なり講義が異なる指導システムをとっています。しかし医学部受験は科目数がとても多く、科目ごとの区切りではなく全体を通して戦略を立てていくことが何よりも大切です。
例えば英語は得意だけれど数学が苦手だとしましょう。当然ですが、英語ではなく数学のほうに多くの時間を割く必要があります。しかし科目ごとの講義を行っている医学部予備校の場合、英語の講義も他の生徒と同じ時間受けることが求められ、課題も出ます。医学部の一般入試の場合、数学ができていないとほとんどの場合合格はあり得ませんから、数学が克服できない限り、せっかく出た英語の講義がほとんど無駄になってしまいます。
必ず全体を通して勉強管理をしてくれる医学部予備校を選ぶようにしましょう。

生徒一人一人に合わせた課題が出る医学部予備校を選ぶ

医学部受験生はそれぞれ得意科目や苦手科目も異なり、志望校やスタート時の成績も異なります。現役、浪人生、最受験生でもそれぞれカリキュラムは異なります。当然ですが、生徒それぞれに合わせた課題を進めていかないと効率は落ちます。他の生徒に合わせた勉強をするほど非効率なことはありません。

必ず自分にとって最適な課題を出してくれる医学部予備校を選びましょう。1週間ごとなど、柔軟に課題を作り直してくれる医学部予備校があればなおよいでしょう。

医師・医学生がいる医学部予備校を選ぶ

多くの医学部受験生を指導してきてとても痛切に感じることですが、医学部受験生は英数理を中心とした各教科の成績も大切ですが、それ以上に精神的なサポートがとても重要です。特に模擬試験の前後やセンター試験の直前あるいは医学部二次試験の直前の時期はほとんどの医学部受験生が精神的ストレスをとても強く感じます。特に浪人生・再受験生は緊張が強い傾向があります。
その時に精神的なサポートができるかどうかは、医学部予備校においてとても大切な機能と言えるでしょう。
多くの医学部予備校はこうした相談にのってくれると思います。積極的に活用するようにしましょう。可能であれば医師や医学生に気軽に相談できる医学部予備校を選び、悩んだりモチベーションがさがったときに積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

医学部受験の情報が豊富で、生徒一人一人に最適な受験校選びができる

医学部受験において情報・戦略は大切です。同じ実力でも、その生徒にあった医学部を受験するかどうかで合格率は大きく変わってきます。

医学部受験の情報が豊富な医学部予備校が最適です。
特に、生徒一人一人にあった受験校選びができるかどうかは合否に直結するため非常に重要と言えます。

医学部予備校の活用方法と注意点

演習時間を意識的に確保する

予備校に通われていてダメだった医学部受験生のほとんど全員が演習時間の不足を原因としています。

大手予備校や医学部予備校に通っている生徒さんの一番多い相談が、講義が朝から晩まであり、演習時間を確保しようとしても難しいという内容です。講義より演習時間を確保しないと成績は効率よく伸びません。必要でない講義は出ない・講義が終わってから演習時間を意識的に十分確保するなどして、自分で意識的に演習量を多くするようにしましょう。

基礎を重視し上滑りは絶対に避ける

演習量が足りないのも致命傷ですが、それよりも危険なのが上すべりです。基礎の理解や暗記、計算力などがない状態で難しい問題の解説講義を受けることほど意味がない勉強はありません。

これは予備校に限らず、基礎が習得できていないのに応用問題集に手を出すのも同じことです。

多少効率が悪い勉強法をしていても、時間をかければ成績はのびていきますが、上滑りだけは別です。どれだけ勉強時間をかけても上滑りをした勉強をしていると全く成績は向上しません。

目安として、偏差値が60に達していないのであれば基礎問題集の習得に集中した方がいいと判断できます。

医学部予備校の講義をきいたりテキストを使用していて、ほとんど理解することすらできない状況であれば間違いなく上滑りを起こしています。
すぐにクラス替えをしてもらうなどの対応をしないとどんどん無駄な時間が過ぎていくことになるので注意してください。

勉強に集中する雰囲気になっていない予備校はすぐにやめる

医学部受験の浪人生は年々増えていますが、こうした浪人生の半数近くはそもそも医学部受験生らしい勉強が全くできていない状況です。

ただ予備校に通っているだけであったり、上滑ったまま全く解決しようとしていない予備校生、浪人生は驚くほど多いです。

特に、予備校にいっていながら自習室や講義中に居眠りをしていたり、出された課題や宿題をやっていなかったり、ひどい場合はとにかくすぐに友達とコンビニやマクドナルドに出かけたりという浪人生も多くいます。

1年間勉強だけに集中できる環境でない予備校はすぐにでも変えるようにしましょう。完全にお金と時間の無駄ですし、まず合格することはあり得ません。

もっとも、その受験生にも原因があるのかもしれませんが・・・

成績が伸びていない、実感がない、合わない、非効率だと感じたら危険信号

1ヶ月予備校に通ってみて、実感がなかったり合わない、あるいは非効率だと感じたら危険信号です。1ヶ月たって実感できないと3ヶ月たっても成績が伸びてこないケースがほとんどです。自分がサボっていて伸びないのは仕方ありませんが、しっかり予備校で勉強しているのに伸びてこないのであれば予備校が合っていなかったり、指導システムが間違えている可能性が高いです。

このままでは間に合わないと感じたら危険信号

浪人生・再受験生であれば、下記を目安にしてください。(平均的な私立医学部の場合です。国公立医学部や難関私立医学部は1ヶ月前倒しで考えてください。)

・7月で基礎の理解ができていない。

・8月で基礎が習得できていない。

・10月で模擬試験の偏差値が60に達しない。

いずれかであれば間に合わない可能性が高いです。間に合わないかも、と感じたらできるだけ早く相談しましょう。

医学部予備校の主張を鵜呑みにせず自分で考えて判断する

医学部予備校を運営している立場としてわかることですが、予備校側の都合というものが必ずあります。予備校もビジネスですので、一度入塾した生徒にやめられてしまうと困りますから、各予備校にとって都合のよい話をします。

例えば、個別指導の予備校は個別指導が大切だと説明しますし、集団講義の予備校はよい講師の講義を受けるのが大切だと主張します。オリジナルテキストが売りの予備校は他の参考書ではなく予備校のテキストだけを使っていれば大丈夫といいます。(模擬試験は受けなくてよいと説明され、1年間受けてこなかったという方がいらっしゃいましたが、これには驚きでした。)

しかし残念ながら、もう少し早く気づいていればよかった、とご相談に来られて嘆かれる医学部受験生や浪人生はとても多くいらっしゃいます。

また、予備校が悪いわけではなく、人によってその予備校に合っていないというケースもあります。

自分の人生ですから、予備校の主張を鵜呑みにせず、客観的に判断し自分にとってベストの選択と決断をするようにしてください。

医学部専門予備校と大手予備校のどちらがオススメか

医学部専門予備校のメリット

医学部受験に特化した指導を行っている

医学部受験には数学3までの数学と理科2教科が非常に重要であり、医学部受験に特化したカリキュラムで学習することは必須といえます。

大手予備校でも医学部コースが設置されているためそちらで対応は可能と考えられますが、医学部といっても難易度も頻出分野も様々であり、大手予備校では大学別の詳細なカリキュラム作成などは行っていません。

大手予備校でも医学部に向けた勉強は可能ですが、より効率的に勉強するのであれば、医学部専門予備校にメリットがあるといえます。

生徒個別のカリキュラム作成があるなど個別のサポートが強い

これは医学部専門予備校の最大のメリットといえます。

勉強効率を考える上で、生徒個別のカリキュラムが作成されることは非常に大切です。

大手予備校では個別の課題管理やカリキュラム管理はほとんどないため、生徒個別のサポートが行われるという点では医学部専門予備校にメリットがあります。

大手予備校に1年間通って不合格になった方の口コミで多いのは、「1年間なんとなく講義を受けていたが、自分にとってどんな勉強が必要なのかわからないまま時間が過ぎてしまった」というものです。

逆に医学部専門予備校で個別のカリキュラム作成が行われないところもありますが、そのような医学部予備校はほとんどメリットがないため避けることをおすすめします。

医学部の受験校アドバイスが可能

同じ実力でも、その生徒にあった医学部を受験するかどうかで合格可能性は大きく変わってきます。

また私立医学部も併願するのか、私立医学部専願でいくのか、どの程度の学費まで可能か、得意分野はどうか、再受験・多浪生かなど、多くの判断基準をもって受験校を決定することが大切です。

医学部専門予備校では医学部に特化して指導を続けているためこうしたアドバイスが可能と考えます。

逆転合格が可能

大手予備校では、入塾時の学力によってクラス分けがされます。上位のクラスであれば優秀なライバルも多く、合格する可能性も高くなります。

しかし、上のクラスに入れなければ生徒の質も低く、まともに勉強せず1年間過ごす受験生も多いのが現状です。

実際、大手予備校の合格実績はほとんどが特定の校舎やクラスからの実績であり、それ以外の校舎・クラスでは合格率は一気に低くなります。

入塾時に上位のクラスに入れなければ大手予備校から医学部に合格することはほとんど不可能ということになるため、そのような受験生は医学部専門予備校を選ぶ必要があります。

医学部専門予備校の中にはクラス分けをしていない予備校もあり、そうした予備校からは偏差値40台やほとんど初学からでも医学部への合格実績が出ています。

医学部専門予備校のデメリット

学費が高額である医学部予備校が多い

医学部専門予備校は学費が高額であることが多く、平均の学費は年額で400-600万円ほどの設定となっています。

例えば駿台予備校は講習代含めて年間120万円程度であり3倍以上の学費設定になっていることがわかります。

しかし、今では大手予備校も医学部専門コースは200万円以上するクラスも存在しています。

逆に、医学部専門予備校の中でも年間で100万円程度で受講できる予備校もでてきており、こちらであればむしろ大手予備校よりも学費が安くなります。

学費が高額すぎる医学部専門予備校は避けることをおすすめします。

ほとんど実績のない医学部専門予備校の存在

医学部専門予備校は東京都内だけでも40以上の予備校が存在します。ほとんど合格実績がないような予備校も存在するため、これらの予備校は避けることが重要です。

実績の出ている医学部専門予備校を選ぶメリットは大きい

結論として、学費が良心的で合格実績が高い医学部専門予備校であれば、より個別でしっかりと管理している分、ほぼ間違いなく大手予備校よりも価値は高いといえます。
そういった医学部専門予備校も多く存在するため自分の相性も含めてしっかり吟味するようにしましょう。

高校生・中学生から医学部専門予備校に通う重要性

多くの高校では医学部受験のノウハウをもっていない

医学部受験を志望する高校生や中学生の方のご相談を受けていて最も感じることは、ほとんどの学校で医学部受験のノウハウをもっていないということです。

東京都内の、偏差値が70前後の優秀な高校でも一部の高校を除いて医学部受験のノウハウをもっていないように感じています。

医学部受験においては数学3、理科2教科の習得が非常に重要であり、高校2年生終了時に数3や理科の基礎の学習が一通り終わらない学校に通っている方は要注意です。余程自力で勉強できる人でない限り現役で医学部に合格することは難しいといえます。

実際に、医学部進学実績の高い高校ではどんどん先取りした授業カリキュラムを組んでおり、高校1年生から数3や理科を学習し高校2年生の終わりには一通り全教科履修した状態になり高校3年生でどんどん受験の演習形式の授業を行っている中高一貫校は多く存在します。

そのようなカリキュラムを持っていない高校に通っていると明らかに不利と言えます。

真面目に勉強していても学校のカリキュラムに従って勉強していると間に合わない可能性が高い

真面目に勉強しており、学校の成績は優秀なのに模試で全然点数がとれない、と高校3年生の夏頃になってご相談にこられる方が毎年多くいらっしゃいます。
残念ながら、高校3年生の夏頃になってしまうと、あと半年ではどう頑張っても間に合わない、、となってしまう方も多くいらっしゃる状況です。

高校1年生あるいは2年生からじっくり勉強していれば無理なく医学部合格ラインに到達することも可能なのですが、医学部合格のノウハウがないままなんとなく勉強して高校3年生を迎えてしまうと、現役で医学部に合格するというのは非常に難しいというのが現状です。

このようにして浪人になってしまう医学部受験生が増えているのです。

医学部合格のためには、学校のカリキュラムよりもどんどん先取りした勉強をしていく必要が有ります。

ほとんどの医学部で合格者は浪人生の方が現役生よりも多い

私立医学部は特にそうですが、国公立医学部でも、ほとんどの医学部で浪人生が半数以上を占めています。現役で医学部合格をすることがいかに難しいかがわかります。

上記の通り、学校のカリキュラムに沿って勉強していると数3や理科2教科の学習が間に合わないことが最大の理由です。

部活動や学内活動は要注意

部活をしながら勉強との両立は可能ですか、というご相談もとても多く受けます。

結論から言いますと、残念ながら部活をしながら現役で医学部に合格するのは非常に困難です。部活をしていなくても、あるいは何年か浪人し勉強に全力で集中する環境でも難しいのが今の医学部受験です。

もちろん部活をしながらでも現役で最難関医学部や国公立医学部に合格した方も多くいます。しかし、そういった方は中高一貫校で中学生の時から勉強をしてきているか、自己管理力が相当優れているかがほとんどを占めています。

普通にしていると、部活をするというのは医学部合格という観点だけで見ると不利になるというのが多くの高校生を指導してきた経験から断言できることです。

浪人になって医学部専門予備校に通うくらいなら、高校1年生や中学生の頃から医学部に特化した勉強を

高校1年生あるいは中学生のときから医学部に特化した勉強を開始すれば、かなり有利に勉強を進めていくことが可能です。

特に、勉強習慣がつくことは非常に大切で、高校3年間勉強してこなかった方が浪人して勉強を開始すると、効率良い勉強習慣がつくまでに数ヶ月かかってしまうことがあります。

医学部専門予備校では、医学部に特化した指導を早くから受けることができ医学部合格への勉強を最短効率化することができます。

浪人が決まってからあわてて医学部専門予備校に通うのではなく、早めに医学部受験の勉強を開始し、現役で合格することを目指しましょう。

実績のない医学部予備校が多く要注意

今回の調査で分かったことは、いかに実績のない医学部予備校が多く存在しているかということでした。さらに、例年東京都内だけでも5-10程度の新しい医学部予備校が設立されている状況です。

合格実績が出ずに廃校となっても名前を変えて運営されている医学部予備校も存在します。

医学部予備校は年間学費が平均で400-500万円もするため、生徒が10人でも入塾すれば十分運営できてしまうため、このような安易な運営が可能となっているというのが実情です。

本記事を参考にし、しっかり医学部予備校や塾を見極めて選ぶようにしてください。

医学部合格体験記

2018慈恵会医科大学、新潟大学医学部合格体験記 1浪・女性
2018慈恵会医科大学、信州大学医学部合格体験記 2浪・男性
2018日本医科大学、群馬大学医学部合格体験記 1浪・男性
2018浜松医科大学、東邦大学医学部合格体験記 1浪・女性
2018日本医科大学合格体験記(生物初学) 1浪・女性
2018昭和大学医学部合格体験記 現役・男性
2018国際医療福祉大学医学部合格体験記 1浪・女性
2017慈恵会医科大学、横浜市立大学医学部合格体験記 1浪・女性
2017千葉大学医学部、慶応大学医学部合格体験記 1浪・男性
2017慈恵会医科大学、信州大学医学部合格体験記 現役・男性
2016広島大学医学部合格体験記(二次試験首席)3浪・女性
2016島根大学医学部、日本医科大学合格体験記(理系初学) 再受験・女性
その他の合格体験記は医学部合格体験記をご覧ください。

 

医学部に合格するための勉強法は医学部勉強法まとめをご覧ください。

医学部受験情報は医学部受験情報まとめをご覧ください。

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