医学部数学勉強法決定版

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※2018年6月更新!

数学は最も差がつきやすい科目である

数学を苦手とする医学部受験生は多くいますが、数学は最も差のつきやすい科目であり、数学の苦手を克服しない限り一般入試において医学部受験の合格可能性はほとんどありません。

特に医学部受験で頻出される数学2B、数学3の基礎問題がすらすら解けないような状態だと、英語や理科あるいはセンター試験の国語社会にどれだけ時間を割いても国公立私立問わず、医学部合格の可能性はほとんどゼロだと言えます。

数学が苦手な医学部受験生はしっかりと数学に時間を割き、苦手を克服しなければいけません。

 

しかし、必ずしも数学を”極める”必要はありません。

数学が苦手な人が、数学を得意としている人と張り合えるほど数学を伸ばすのは至難の業ですし、その必要もありません。
数学が苦手な人は、数学はまず医学部合格の可能性がある基準に達すること(模擬試験の偏差値で60以上)の習得を目指し、その後は勉強した分得点に結びつきやすい理科や英語に力を入れた方が効率が良いと言えます。

実際に当塾でも、数学は最低ラインの習得にとどめ、理科や英語を重視したカリキュラムで国公立医学部に進学した卒業生が複数います。

 

まとめると、下記になります。
・数学は点差がつきやすく合否を分ける科目であるため、最低ラインの基礎の習得は医学部合格に必須
・最低ラインの習得以降は数学以外の教科に力を入れた方が効率がよいこともある

数学の得点力をつけるのが難しい理由

数学が苦手な人が多い理由は大きく2つです。

1つ目は、数学の習得には他の科目よりも時間がかかることです。

医学部受験における数学は、ただ解法パターンを暗記するだけでは不十分で、時間内に早く正確に解けるようにする・苦手分野をなくす・計算力をつける・多くの別解を学ぶ・解法のアプローチを学ぶ・演習力をつけるなど、求められるスキルが非常に多くあります。
そのため数学は英語や理科に比べて習得に時間がかかってしまうのです。

また、丸暗記で一夜漬けで伸びる科目でもないため、できるだけ早期のうちに長く時間をかけて基礎力を底上げしておく必要があります。

特に現役生は、学校のカリキュラムにあわせていると数3の授業が一通り終わるのが高校3年生の夏や秋になるということがよくあります。
医学部では数3が頻出される大学が多く、高3の秋から短期間で解法を詰め込んでも医学部入試には対応できません。
できるだけ早期に数3までの基礎を習得しておくことが大切です。

 

もう1つは、他教科に比べて、点数のぶれが激しい科目であることです。

数学は少しでも問題の難易度が難しくなると一瞬にして点数がさがってしまう可能性があります。
例えば過去問のある年度では80点が取れていても、本番で30点ぐらいに急激に点数が落ちるということも決して珍しくありません。

これは、自分の苦手な問題が出たり、少し甘いところをつかれてしまうと解法のアプローチすら思いつかず手がとまり、最悪白紙になってしまう問題があるためです。

また、理科や英語に比べて問題数が少ない場合が多いため、1問の配点が高く、大問の最初から分からない大問が1つでもあると、大きく点差がついてしまう科目でもあります。

基礎の徹底が最重要であり、上滑りは絶対に避ける

医学部を目指している人は上滑りをしてしまう傾向にあります。
特に数学は上滑りをしやすい教科であり、注意が必要です。

数学は基礎の徹底、本質の理解、高い計算力が最も重要であり、例え難関医学部であっても基礎の定着が何よりも大切です。
(アプローチ力も必要ですが、上記がしっかりできていない限りアプローチ力を身に着けることはできません)

計算力がついていない、基礎の理解ができていない状態で難易度の高い問題集に手を出したり、難しい講義を聞くような勉強は時間の無駄です。
基礎ができていないのに応用問題集にチャレンジしても、時間だけかかって成績がいつまでたっても上がりません。

基礎の徹底を最優先し、上滑りだけは絶対に避けるようにしましょう。

以下、数学を勉強する上で特に重要なポイントを4つまとめます。

①本質を理解する

各分野の基本の理解をまずは大切にしましょう。
数学で安定的に高得点を取るために必要なのは基礎力です。基礎力なくして応用問題を解くことはできません。

本質が理解できていないのに問題演習だけを繰り返すと、ただの丸暗記になってしまい、本番で少しでも形を変えられると対応できなくなります。
そのまま学習を進めていくと、どれだけ勉強しても試験で点数がとれない状態に陥ります。

本質の理解をするためには、講義型参考書を使うのがおすすめです。
まず、公式や定義などで曖昧にしか理解できていないものは、意味や導出過程をしっかり抑えましょう。

そして、問題集で解けない問題があった時は、その解法を覚えてしまうのではなく、「なぜその解法になるのか」「どうしてその式変形を使うのか」といった疑問を持ち、講義型参考書に照らし合わせて解決していくことが大切です。

決して、ただ公式を丸暗記しあてはめて解いているだけの状態にならないようにしましょう。

②基礎問題の解法パターンを徹底的に習得する

理解ができたら、次は問題の解法パターンを習得していきましょう。
もちろん解答をそのまま覚えても意味はありません。なぜそのような解き方で解けるのかをしっかり理解し、解法を覚えてください。

まずは基礎問題の解法パターンを習得していきます。

基礎問題を習得するためには、「基礎問題精講」がおすすめです。

基礎問題精講だけでも多くの医学部に対応することができます。
実際、当塾では多くの卒業生が基礎問題精講+講義型参考書のみで医学部に進学しています(当記事下記「合格体験記」を参照)。

そして、難関医学部であってもこのレベルの問題集や参考書を徹底して理解、習得することが最も大切であり、基本がしっかりしていれば応用問題に対応できる場合も多々あります。

基礎問題精講が習得できたら、「標準問題精講」を解きます。
(ただし、繰り返しますが標準問題精講を一切習得せずに医学部(国公立、私立問わず)に進学した卒業生は多くいます。医学部合格に習得必須ではありませんし、基本が徹底できていないうちにこの問題集に進むと間違いなく上滑りをおこしますので注意してください。)

基本が徹底できている状態で、標準問題精講を解いていきましょう。
数学は、一つのやり方だけ覚えていては不十分です。いくつ別解を使いこなせるかが、医学部二次試験の得点力に直結します。

「標準問題精講」は複数の解法パターンを習得するのに最適な問題集です。精講、研究、別解などがとにかく詳しく載っているので、これらもしっかり読んで理解できるようにしてください。
「標準問題精講」がしっかり解けるようになれば難関医学部を含めてすべての医学部に合格可能なラインまで到達が可能です(ただし基礎が徹底できている上で、ですから再度注意しましょう)。

③計算力をつける

数学攻略において計算力はとても重要です。

問題を解いている途中で試験時間が足りなくなるという受験生は計算力のなさが大きな原因の1つです。
また、多くの医学部は高得点勝負のため、少しの計算ミスが合否を分けることになります。

速く正確に計算できることは、医学部受験における数学の得点に大きく影響します。

計算力を上げるためには、四則演算はもちろんのこと、微積・三角関数・数列といった計算の処理能力も重要です。
これらは訓練することで鍛えることができます。

計算が遅い・計算ミスが多いと感じている人は、単にそれを克服するための練習が足りていないだけです。
「合格る(うかる)計算」は計算力を磨くために適した問題集です。

効率良くスムーズに数式を処理する方法が丁寧に解説されているので、計算力に自身のない人でも、この問題集で演習を重ねることにより、必ず計算力をアップさせることができます。
何度もやりこみ、掲載されている問題を速く正確に解けるようにしましょう。

計算力がつくと試験での得点力がつくのはもちろんのこと、時間あたりに解く量が増えるため、普段の勉強効率もあげることができます。

④問題へのアプローチを学ぶ

解法パターンを習得したら、あとは問題へのアプローチです。

いくらパターンを習得しても、問題を見て最初の一歩目が分からなければ得点できるようになりません。
特に、難関医学部では解法のアプローチがわかるかどうかで差がつく問題が頻出します。

アプローチ力をつけるために大切なことは、パターン整理と関連付けです。

問題集ででてきた様々な解法パターンを1対1で使えるようにするのではなく、それぞれが「いつ・どこで・どのように使えるのか」「なぜその解法を選択しなければならないのか」を整理して習得することが大切になります。
まずは、同じ分野でしっかり解法や公式を整理し、次に分野を超えて個別の事項に関連性を持たせていきます。

また、模試や過去問演習後にしっかりと分析することも非常に重要です。
手が出ない問題に出会った時は、どうしたら一歩目のアプローチができるのか、自分はどう考えて、どこがダメだったのか、などをじっくり考えるようにします。
分析せずに解法をその都度覚えていくようでは、新しい問題にアプローチすることはいつまでたってもできません。

医学部数学勉強計画まとめ

「理解しやすい高校数学」


「基礎問題精講」

「合格る計算」


「標準問題精講」


過去問演習

医学部合格体験記

(卒業生講師)成績を大きくのばし国公立医学部、慈恵、順天堂など難関私立医学部を含む7校に合格
【2018】慈恵会医科大学/新潟大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

(卒業生講師)1年でセンター試験約15%のばし国公立医学部のほか日本医科大学に首席で合格
【2018】日本医科大学/群馬大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

(卒業生講師)生物初学から1年で日本医科大学、国際医療福祉大学に合格
【2018】日本医科大学<生物初学> 合格体験記(1浪・女性)

入塾時偏差値58.9から約9ヶ月で昭和大学、東京医科大学に合格した現役生
【2018】昭和大学医学部 合格体験記(現役・男性)

数学が苦手で現役時センター試験数学70/50点から1年で浜松医科大学、東邦大学医学部を含む4校に合格
【2018】浜松医科大学/東邦大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

入塾時偏差値40台から1年で昭和大学医学部を含む4校に合格
【2018】昭和大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

(卒業生講師)数学が苦手で現役時センター試験数学50点台から1年で横浜市立大学、慈恵会医科大学に合格
【2017】慈恵会医科大学/横浜市立大学医学部 合格体験記(1浪・女性)

偏差値62から1年で76.8までのばし千葉大学医学部、慶應大学医学部に合格
【2017】千葉大学医学部/慶応大学医学部 合格体験記(1浪・男性)

英語偏差値50台から1年で国公立医学部、慈恵、順天堂など難関私立医学部を含む7校に合格した現役生
【2017】慈恵会医科大学/信州大学医学部 合格体験記(現役・男性)

数3、理科2教科初学から1年で国公立医学部を含む4校に合格した再受験生
【2016】島根大学医学部/日本医科大学 合格体験記(再受験・女性)

その他の合格体験記は医学部合格体験記をご覧ください。

 

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医学部予備校ACE Academyにて上記の問題集をより効率的に習得するためのオリジナル解説集の提供や、カリキュラムに基づき国公立医学部、私立医学部それぞれに合格するための個別課題管理を行っております。医学部受験を目指している方はご相談ください。

 

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