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東京医科大学の会見まとめ

(本記事に誤った箇所がある場合はご指摘いただけますと幸いです。すぐに対応させていただきます。)

2018年8月7日の17時より東京医科大学の会見がありました。

内部調査委員会の報告書の全ページを掲載されているサイトがありましたのでご紹介します。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/07/tokyo-medical-university-report_a_23497243/

 

この内容を元に医学部受験生にとって重要な情報の整理を行います。

 

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一般入試の入試結果のデータ

配点 合計500点(一次試験400点、二次試験100点)
一次試験 英、数、理2(各100点)合計400点
二次試験 小論文(100点)、面接、適性検査 合計100点

 

受験者数 2614名

一次試験の合格者数 451名

二次試験
正規合格者 75名 第一次補欠者 100名 第二次補欠者 61名
第二次補欠者までの合計236名のうち、226位まで繰り上げ合格(=最終合格)となった。

*正規合格者の中に佐野氏も含まれている。

裏口入学者の得点調整について

平成30年度

6名の一次試験への加点が行われた。(佐野氏以外の氏名は公開されていない)

加点はバラバラであり、
49点、48点、32点、15点、10点、10点(佐野氏)。

→合格に必要と判断された点数がそれぞれの受験生に加点されたと考えられる。

さらに、
32点加点された受験生は、二次試験後の補欠繰り上げ合格者を出す際に、より得点の高い受験生数名を飛び越えて繰り上げ合格とした。

 

平成29年度

13名の一次試験への加点が行われた。(氏名は公開されていない)

加点はバラバラであり、
45点、39点、37点、35点、35点、34点、30点、30点、17点、15点、15点、11点、8点。

性別や浪人年数による得点調整の詳細

少なくとも平成18年度以降は下記の性別や浪人年数による得点調整が行われていた。
最低でも12年間は得点調整が行われていることになる。

 

一次試験での得点調整は行わず、二次試験の小論文(100点満点)での得点調整が行われた。

小論文100点満点の点数に全員に一律で0.8をかけて80点満点とし、下記の加点を行った。

現役、1浪、2浪の男子:20点加点
3浪男子:10点加点
すべての女性および4浪以上の男子:加点なし

すなわち、女性は2浪以下の男子と比較して、一律で20点の差をつけられていたのと同義である。

例 小論文の点数が60点だった場合。
現役〜2浪の男子:68点
すべての女子:48点

 

下記の佐野氏のデータからの考察に詳しいが、
10点の中に113名の受験生がいる。
合格者はわずか226名。
20点の差はそのまま不合格に直結しかねないくらい大きな点数だったといえる。

 

推薦入試の得点調整

東京医科大学の推薦入試の募集定員は下記。

一般公募推薦:20名以内

茨城県地域枠特別推薦:8名以内

山梨県地域枠特別推薦:2名以内

 

平成30年度においても、推薦入試でも同様の得点調整が行われていた。

また、茨城県地域枠、山梨県地域枠の推薦入試においては本来の合格点数だけでは定員に達しないことから定員割れを防ぐための得点調整が行われていた。

公式ホームページの募集要項には、
「合格者が募集人員に満たない場合、その欠員は、一般入学試験で募集」
と記載されているにも関わらず、上記のような得点調整を行っていたようである。

 

推薦入試だけでも、少なくとも10名程度は得点調整を行われた裏口入学者が存在すると考えられる。
(現時点での詳細は不明)

センター利用入試での得点調整

平成30年度において、センター利用入試での得点調整が行われた痕跡はない。

佐野氏の情報について

平成29年度

今年だけでなく前年度の平成29年度も東京医科大学を受験しているものの、一次試験にて400点中200点の得点であり1051番の順位であった。

このときにも裏口入学者の候補に入っていたが、合格するためには大幅な加点が必要と判断し、得点調整は行われず一次試験で不合格となった。

 

平成30年度

一般入試の素点は226点/400点であり282位であった。
上記の通り一次試験は451名が合格しているため、得点調整を行わなくても一次試験は合格していたことになる。
しかし、補欠繰り上げ合格に確実に入れるよう一次試験の点数に10点の加算を行った。

その結果一次試験の点数は236点となり169位になった。

ここは重要なデータであるが、
わずか10点の中に113名の受験者が存在することになる。

10点や20点の加算がいかに大きいかがわかる。

 

二次試験の結果、(一次試験と合計で) 301点で87位となった。
上記と比較すると二次試験の点数は65点であり、順位を82番上昇させている。なお、一次試験に合格したものの二次試験を受験しなかった受験生も少なくないと考えられる。

二次試験の得点調整は行わず、面接試験での不合格者やセンター利用入試での合格者を除いたところ、74位となり正規合格となった。

 

 

まとめ

一般入試でも推薦入試でもそれぞれ少なくない裏口入学者が存在する。

女性は一律で20点もの点差がつけられていた。(現役〜2浪までの男性との比較)

10点の中には113名もの受験生が存在し、20点の得点調整がいかに大きく、合否に直結するくらいの点数であることが予想される。

 

 

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