医学部に合格するための予備校や塾の活用方法と注意点について

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医学部を目指している方や、医学部受験生は予備校や塾に通われている方が多いかと思います。
そこで、医学部に合格するための予備校や塾の活用方法と注意点について詳しく説明します。

そもそも講義はほとんど学習効果がないことが研究で知られている

いまだに学校や塾、予備校のほとんどが講義形式の指導を行っています。
動画による学習も同様です。集団講義に比べると何回もみることができる、わからないところだけを見ることができるなど、多少の改善点はあるものの、講義を聞く勉強方法に変わりありません。

しかし、この講義という指導方法は非常に非効率であり、アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)により提唱された学習効果ピラミッド(ラーニングピラミッド)では、講義を受ける形式の学習が最も効率が悪いとされています(講義型の学習の定着率:5%)。

これは多くの受験生であれば経験からも納得されるのではないでしょうか。

・講義は無駄が多いしそもそも眠い

・自分にとって必要ではないところも聞く必要があるし、自分が本当にわかっていないところを講義してくれるとは限らない

・板書が見えなかったり何を話しているのか分かりづらい講師がいる

講義に対する不満は誰もが3つくらいはもっているかと思います。
これが感覚だけでなく、実際に研究データで非効率であることが示されたということになります。

 

医学部受験においても同様です。

そもそも講義を聞いて「わかった」というのは、実際はほとんどがわかった気がするだけであり、学習効果はほとんどありません。

少なくとも、講義を聞いてわかったということと、実際に自力で問題が解けることは全く別物です。

さらに医学部受験の本番では時間制限が厳しいため、ただ解けるだけでも駄目で、時間制限の中ですばやく、かつミスなく解いてはじめて得点になります。
講義だけでは試験本番の得点力をつけることができないことは明白です。

自分で問題を解く時間を意識的に確保する

上記のとおり講義を受けるだけでは医学部に合格できる力をつけることは決してできません。
実際に予備校に通われていて医学部に合格できなかった受験生のほとんど全員が演習時間の不足を原因としています。

この演習というのは、過去問演習などの試験形式で問題を解くことではなく、問題集を使って行う、自分の力で問題を解く練習のことです。

大手予備校や医学部予備校に通っている浪人生の方からの一番多い相談が、講義が朝から晩まであり、演習時間を確保しようとしても難しいという内容です。
そのため、自分で問題を解く練習が全然足りておらず、模試や本番で全然時間が足りなかったり、そもそも問題が解けるようになっていないという方は非常によくおられます。

講義を聞くことではなく、自分で問題集を解く時間を意識的に確保するようにしましょう。
自分にとって必要な講義だけに出る・講義が終わってから演習時間を意識的に十分確保するなどの工夫をしましょう。

基礎を重視し上滑りは絶対に避ける

医学部に合格するにあたって、演習量が足りないのも致命傷ですが、それよりも危険なのが上すべりです。基礎の理解や暗記、計算力などがない状態で難しい問題の解説講義を受けることほど意味がない勉強はありません。

これは予備校の講義に限らず、基礎が習得できていないのに応用問題集に手を出すのも同じことです。

多少効率が悪い勉強法をしていても、時間をかければ成績はのびていきますが、上滑りだけは別です。どれだけ勉強時間をかけても上滑りをした勉強をしていると全く成績は向上しません。

目安として、偏差値が60に達していないのであれば基礎が習得できていないといえます。

 

そもそも、当塾の指導経験上、医学部合格に応用問題集は必要ありません。実際に多くの卒業生が全教科基礎問題集だけの習得で医学部に進学しています。詳細は医学部合格体験記一覧をご覧ください。

これは国公立医学部や難関医学部でも同様です。
むしろ国公立医学部はセンター試験の重要度が高く、センター試験では当然基本問題しか出題されないことを考えると、国公立医学部こそ基礎が重要です。

 

医学部予備校の講義をきいたりテキストを使用していて、ほとんど理解することすらできない状況であれば間違いなく上滑りを起こしています。
すぐにクラス替えをしてもらうなどなんらかの対応をしないとどんどん無駄な時間が過ぎていくことになるので注意してください。

勉強に集中する雰囲気になっていない予備校や塾はすぐにやめる

医学部受験の浪人生は年々増えていますが、こうした浪人生の半数近くはそもそも医学部受験生らしい勉強が全くできていない状況です。

ただ予備校に通っているだけであったり、上滑りを起こしたまま全く解決しようとしていない予備校生、浪人生は驚くほど多いです。

予備校にいっていながら自習室や講義中に居眠りをしていたり、出された課題や宿題をやっていなかったり、ひどい場合は講義にも出ずに友達とコンビニやマクドナルドに出かけたりという浪人生も多くいます。

1年間勉強だけに集中できる環境でない予備校はすぐにでも変えるようにしましょう。完全にお金と時間の無駄ですし、まず医学部に合格することはあり得ません。

 

浪人生だけではなく高校生でも同じです。
塾にただ通っているだけで、ほとんど勉強に集中できていない人はたくさんいます。

もっとも、これは予備校に原因があるのではなく、その受験生に原因があるのかもしれませんが・・・

成績が伸びていない、実感がない、合わない、非効率だと感じたら危険信号

1ヶ月予備校に通ってみて、成績が伸びている実感がなかったり合わない、あるいは非効率だと感じたら危険信号です。
自分がサボっていて伸びないのは仕方ありませんが、しっかり予備校で勉強しているのに伸びてこないのであれば指導システムが誤っていたり、上記の通り上滑りを起こしている可能性があります。

早急に何らかの対応を行うようにしてください。

このままでは間に合わないと感じたら危険信号

浪人生・再受験生であれば、下記を目安にしてください。(平均的な私立医学部の場合です。国公立医学部や難関私立医学部は少なくとも1ヶ月前倒しで考えてください。)

・7月で全教科の基礎の理解ができていない。

・8月で全教科の基礎が十分習得できていない。

・10月で模擬試験の偏差値が60に達しない。

いずれかであれば医学部合格に間に合わない可能性が高いです。
間に合わないかも、と感じたらできるだけ速く予備校や塾に相談しましょう。

予備校や塾の主張を鵜呑みにせず自分で考えて判断する

医学部予備校を運営している立場としてわかることですが、予備校側の都合というものが必ずあります。予備校もビジネスですので、一度入塾した生徒にやめられてしまうと困りますから、各予備校にとって都合のよい話をするのはむしろ普通だといえます。

例えば、個別指導の予備校は個別指導が大切だと説明しますし、集団講義の予備校はよい講師の講義を受けるのが大切だと主張します。オリジナルテキストが売りの予備校は他の参考書ではなく予備校のテキストだけを使っていれば大丈夫といいます。

これまで当塾にお問い合わせをいただいた方の中に、以前通っていた予備校では模擬試験は受けなくてよいと説明され、1年間受けてこなかったという方がいらっしゃいましたが、これには驚きました。

 

しかし残念ながら、もう少し早く気づいていればよかった、とご相談に来られて嘆かれる医学部受験生や浪人生はとても多くいらっしゃいます。

確かに予備校や塾にも一定の責任はあるのかもしれませんが、その予備校を選んだのは自分ですし、不満があるにも関わらず予備校を変えずになんとなく続けてしまったのも自分の判断です。

自分の人生ですから、予備校の主張を鵜呑みにせず、客観的に判断し自分にとってベストの選択と決断をすることがとても大切です。

 

医学部予備校に関する情報のまとめやおすすめランキングは合格実績と学費で評価した医学部予備校・塾ランキングをご覧ください。

 

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