医学部に合格するための予備校・塾の指導方法について

医学部合格に向けた勉強を行うにあたり、予備校や塾選びは非常に重要なポイントになります。
予備校や塾によって指導方法が大きく異なります。
医学部に合格するために効果的な指導方法について考察しています。

勉強に集中できる環境がある

当たり前のことですが、勉強に集中できる環境かどうかは非常に大切です。
これは自習室や寮についてではなく、通っている塾生が勉強に集中できているかどうかで判断することが大切です。

残念ながら、医学部に合格できない浪人生の大半の原因が勉強に集中できていないことにあります。
予備校で友人をつくって遊んでしまったり、ただ講義に出席するだけでほとんど頭を使わずに1年を過ごしてしまう医学部受験生がとても多くいます。

自習室や寮などの設備がいくら豪華でも、その中で集中できていなければ全く意味はありません。

その予備校や塾に通うことで、高校生活や浪人生活を通して勉強に集中できるかどうかは予備校を選ぶ点で最も大切な項目だといえます。

講義ではなく自分で問題を解く時間が十分確保できる

医学部に合格するために最も大切な事は、厳しい制限時間の中で、自力で問題がすばやく正確に解けるようになることです。
しかし、多くの予備校ではいまだに集団講義に多くの時間を割いてしまっています。

毎年多くの浪人生が相談に来られますが、通っていた予備校では集団講義の形式であるため朝から晩まで講義があり、講義とその復習だけで1日が終わってしまうために自分で問題を解く時間や量が不足してしまい、成績がほとんど伸びなかったというご相談が非常に多く寄せられています。

 

そもそも集団講義は非常に非効率であり、アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)により提唱された学習効果ピラミッド(ラーニングピラミッド)では、講義を受ける形式の学習が最も効率が悪いとされています(講義型の学習の定着率:5%)。

「講義を聞いてわかった」状態と、「自力で問題が解ける」状態は全くの別物であり講義や動画で「わかる」ようになることはあるかもしれませんが、「できる」ようにするためには自分で問題演習をして何度も繰り返し練習する必要があります。

集団講義の授業ではなく、自分で問題演習をする時間が十分確保できる予備校を選択するようにしましょう。

質問対応が充実している

上述の通り講義型の指導ではなく、自分でどんどん進んでいけるシステムを採用している予備校が望ましいと思います。しかし、自分で進めるうちに、どうしてもわからない問題や解説を読んでいて理解できない箇所がでてくると思います。

そのようなときには気軽に質問ができ、スムーズに解決できるように質問対応が充実している予備校を選ぶようにしましょう。

医学部受験のプロに相談ができる

問題自体の質問も大切ですが、それ以上に重要なこととして、生徒の相談に乗れる環境です。

特に浪人生は1年間をその医学部予備校で生活するため、医学部受験に向けて勉強していく中でいろんな悩みが出てきます。

勉強に関すること、生活習慣に関すること、志望校選びに関することなど、多岐にわたります。

こうした相談に的確に答えることができる環境は医学部予備校において非常に重要であると言えます。

当然医学部受験のプロに相談できる環境が理想的といえます。

科目ごとの講師ではなく、全教科を一括管理している

多くの医学部予備校あるいは大手の予備校が未だに科目ごとに講師が異なる指導システムをとっています。

しかし医学部受験は科目数がとても多く、科目ごとの区切りではなく全体を通して戦略を立てていくことが何よりも大切です。

例えば英語は得意だけれど数学が苦手な受験生がいるとしましょう。
当然ですが、英語ではなく数学のほうに多くの時間を割く必要があります。

しかし科目ごとの講義を行っている予備校の場合では、英語の講義も他の生徒と同じ時間受けることが求められ、課題も出ます。
医学部の一般入試の場合、数学の基礎ができていないとほとんど合格可能性がなくなってしまうため、せっかく出席した英語の講義がほとんど無駄になってしまいます。

必ず全教科を通して勉強管理をしてくれる予備校を選ぶようにしましょう。

生徒個別の課題が出る

医学部受験生はそれぞれ得意科目や苦手科目も異なり、志望校やスタート時の成績も異なります。現役、浪人生、再受験生でもそれぞれ進め方は異なります。

そのため、当然ですが生徒それぞれに合わせた課題を進めていかないと効率は落ちます。他の生徒に合わせた勉強をすることほど非効率なことはありません。

必ず自分にとって最適な生徒個別の課題を出してくれる予備校を選びましょう。1週間ごとなど、柔軟に課題を作り直してくれる予備校が最適だといえます。

医師や医学生に相談できる環境がある

多くの医学部受験生を指導してきてとても痛切に感じることですが、医学部に合格するためには英数理を中心とした各教科の成績をあげることも大切ですが、それ以上に精神的なサポートがとても重要です。

特に模擬試験の前後やセンター試験の直前あるいは医学部の試験本番の直前の時期はほとんどの医学部受験生が精神的ストレスを感じています。
特に浪人生や再受験生はプレッシャーが強く、メンタルダウンしやすい傾向があります。

その時に精神的なサポートができるかどうかは、予備校においてとても大切な機能と言えるでしょう。
多くの医学部予備校ではこうした相談にのってくれると思うので積極的に活用するようにしましょう。

そのとき、講師自身も医学部受験を経験していないと医学部受験生の本当の悩みはわかりません。
自身も医学部受験を経験している医師や医学生に気軽に相談できる予備校を選び、悩んだりモチベーションがさがったときに積極的に相談するようにしましょう。

医学部受験の情報が豊富で、生徒個別で最適な受験校選びができる

医学部受験において情報・戦略は大切です。特に受験校選びは医学部の合否に直結します。
同じ成績であってもその受験生にあった医学部を受験するかどうかで合格率は大きく変わってきます。

医学部受験の情報が豊富であり、生徒一人一人にあった受験校を推奨してくれる予備校を選ぶことは医学部合格の可能性を大きく左右するといえます。

よくある指導方法についての検討

集団講義

上記の通り、受講生にとって集団講義のメリットは一切ありません。
予備校としては一度に多くの生徒を指導できる形式であり、毎年同じ講義をしていればいいので運営効率がよい指導形式ではあります。

集団講義が学習効果上、非効率であることは研究からも明らかになっています。受講生にとってのメリットはない指導方針だといえます。

動画学習

集団講義を効率化したものとして動画学習が生まれました。東進衛生予備校が有名です。

動画学習の一番のメリットは、自分のペースで学習を進めることができる点です。苦手分野の講義を反復して視聴し、理解を深めることができるのは動画学習の大きな特徴といえます。

動画学習は自分で必要な講義を視聴でき、繰り返し学習することができることから集団講義よりは効率が良いと言えます。

しかし、結局講義形式の学習方法であるため上記の通り学習効果は高くありません。あくまでも集団講義よりは少し効率がよい指導形式になります。

デメリットとして、やはり自身での問題演習が不足しがちであること、動画学習は受け身であり頭が働きにくくなることなどがあげられます。

動画学習をうまく活用すること自体は悪いことではありませんが、必ず自身での問題演習をする時間を多くとるように注意しましょう。

個別指導

医学部専門予備校では個別指導の形式が多くなっています。個別指導のメリットは、1対1で生徒を見ることができる分、質の高い指導が可能であるということです。

指導力の高い講師が担当すれば、個別指導によって得られるものは大きいと思います。

 

しかしデメリットも存在します。

個別指導では生徒の数と講師の数が同程度でない限り成立しません。すると、生徒数の増加に応じて講師の数も増やしていく必要があり、ここに落とし穴があります。

指導力の高い講師は医学部予備校業界にそれほど多く存在しないため、どうしても質の低い講師が担当するリスクがあります。

指導力の低い講師が個別指導を担当すると、当然ですが学習効果は落ちてしまいます。

生徒数が少ない個人塾でない限り、個別指導の形式で質を保つことは難しいと言えるでしょう。

 

また、根本的にやはり講義形式のスタイルであれば学習効果は高くありません。
必ず自身で問題演習をする時間を多く確保する必要があるので注意しましょう。

 

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