対談動画
合格した医学部
新潟大学
慈恵会医科大学
順天堂大学
日本医科大学
東邦大学(正規合格)
東京医科大学
国際医療福祉大学(正規合格)
成績推移
高3終わりの3月に入塾(実質1浪開始時に入塾)。
現役時成績(偏差値)数学55 英語65 物理45 化学45。
現役時センター:総合77.6% 英数理82.6%(数1A:81 数2B:80 化学:69 物理:71 英語筆記:188 リスニング:48 国語:120 倫政:80)
今年の成績推移
(総合偏差値)
5月河合記述模試 63.7
8月河合記述模試 69.4
10月河合記述模試 68.7
センター試験本番 英数理91.2% (数1A:81 数2B:96 化学:92 物理:95 英語筆記:183)
いずれの教科も大きく伸びた。数学以外は3教科とも第2回,第3回記述模試のどちらかで偏差値70以上に到達した。数学も偏差値65-67台まで伸びた。
センター試験本番でも数1A以外は9割以上と高く安定した。
受験結果
センター試験は5教科総合84.9%。英数理(リスニング含む)で90.9%。
私立医学部は慶應大学以外は一次試験全勝、二次試験も慈恵や順天堂、日医といった難関まで含めて複数合格となった。
以前通っていた塾/予備校
集団授業の大手予備校
化学;高3(春~夏)
物理・国語;短期講習のみ
個別指導塾
数学;高1-3
英語;高3(秋以降)
物理;短期講習のみ
使用した問題集
今まで使っていた問題集
英語;英語長文問題精構・学校指定の単語帳
数学;青チャート・オリジナル数学演習
物理;リード物理・良問の風・名問の森
化学;セミナー化学・重要問題集・宇宙一化学(無機・有機)
*自分のレベルにあった問題集を使っていなかったため、基礎での抜けが多かった。また1冊の問題集を完璧をせずに次の問題集に手を出すといった進め方にも問題があった。
当塾で使用した問題集
数学:基礎問題精講、合格る計算、標準問題精講(例題のみ)
英語:DUO、ネクステージ、基礎英文問題精講、基礎英語長文問題精講、速読英単語上級編
化学:宇宙一わかりやすい化学、Excel化学、化学標準問題精講
物理:宇宙一わかりやすい物理、体系物理 (名問の森は分野を絞って1周した程度)
*数学と化学は応用問題集まで習得したが、合否への影響はそれほど大きくない印象がある(本人談でも同意見)。
むしろ、宇宙一わかりやすい物理や塾生ページのリンク集など、基礎と本質の徹底をとにかく重視した結果、順天堂や日医の数学、慈恵の物理など難易度の高い問題にまで対応できている。
浪人した原因
全体的に
各教科、基本的な内容が身についていないと気づいていたものの、学校の課題に追われていたり不用意に難しい問題集に取り組んでいたことで、基礎の習得に十分な時間を費やすことができていなかったと思います。
また、問題集に取り組む際も1冊が完璧になるまで習得したりはせず、色々な問題集に目移りし、上滑りを起こしていたことも問題だったと感じています。
さらに、最も問題点であると感じたのは、問題を習得するにあたって背景や根拠を考えることなく丸暗記しようとしていたため、類題に対応できないだけではなく、習得の仕方自体も非効率な方法を取っていました。
数学
高校の授業が、各自指定されたオリジナル(数研出版が出している教科書傍用の応用問題集 解説が記載されていない)の問題を解いてクラスに向けて解き方を説明するといったスタイルでした。
これは、そもそも基本的な事項が身についていない私にとって、完全にオーバーワークな内容でした。
基本的な事項が抜けている事には気づいていたため、青チャートをひたすら解くという勉強方法を取っていましたが、授業に向けた課題を解く時間も必要で、十分な理解を伴うまで習得することができていませんでした。そもそも青チャートは問題数も多いため、1A~3合わせてせいぜい2~3周しかこなせませんでした。
また、青チャートを取り組むにあたって、膨大な量の問題を何も考えずに頭からこなしており、優先順位を考えて取り組んでいませんでした。その結果、前半に記載されている分野は応用問題まで目を通しているものの、後半に記載されている分野は基本的な事項も押さえられていない状況に陥っていました。
高3の夏頃まで個別指導に通っていたが、自分で問題集をこなす時間を確保する必要があると思い9月以降は受講しませんでした。
化学
無機・有機のみ宇宙一を使っていましたが、あくまでもセミナー等の問題集を解くにあたっての辞書代わりとしか使用しておらず、全ての内容を習得してはいませんでした。
また、元々セミナーを中心に取り組んでいたものの、基本事項が身についていないにも関わらず周囲に合わせて重要問題集にも目移りしていました。
さらに、基礎的な知識が不十分であるにも関わらず、過去問演習時には私大特有の細かい知識を暗記しようとしていました。
高3の夏頃まで、週1で大手予備校の授業を取っていましたが、基本的な事項を押さえるにはオーバーワークだと思い9月以降は受講しませんでした。
物理
基本事項が身についていなかったにも関わらず、学校では月2のペースで応用問題中心のテストがありました。また、問題集を解くにあたって、各公式の背景を考えることなく丸暗記しようとしていたため、問題集の簡単な問題やセンターの小問程度であれば覚えた公式で何とか解くことができるものの、少しでも問題が複雑になるとほとんど対応することができませんでした。
さらに、これは化学にも共通して言えることですが、数学の習得に時間を割いていたため、十分な時間を確保して基本事項を習得することができていなかったということも問題でした。特に、電気や原子などの後半に出てくる分野は基本事項もほとんど押さえられていませんでした。
英語
問題集を解くなどの勉強は特にしていませんでした。毎週学校で単語のテストがあったもののこれも真面目には取り組んでおらず、単語帳の習得も十分には行なっていませんでした。
他の科目に時間を取られていたことで、単語や文法事項の習得のために十分な時間を確保することができていませんでした。
記述対策のために高3の秋以降個別指導に通っていましたが、実際の入試での記述の占める割合を考えると、個別指導に通うよりも単語や文法の習得に時間を費やした方が良かったのではないかと感じます。
国語・社会
数理の習得が不十分であるにも関わらず高3の初めごろから国語・社会の勉強に取り組んでいました。特にセンター直前期は国語・社会に時間を欠けたことで、英数理に取り組む時間を十分に確保することができませんでした。
模試・過去問演習
基本事項の習得が不十分であるにも関わらず、必要以上の量の過去問演習を行なっていました。
また、模試・過去問ともに点数に意識が向いており、分析はほとんど行なっていませんでした。
この結果、分析が不十分だったことから模試や過去問の問題は難しいと勝手に判断してしまい、基本事項との関連性にまで目を向けることができませんでした(そもそも基礎が身についていないため、全ての問題が難しく見えていました)
また、特に私大の理科では問題集ではあまり見かけないマイナーな知識も多々出題されます。本来であれば、このような知識よりも基本事項を押さえることを優先すべきであるのに、マイナー知識の暗記をしようとしていたことも問題点であったと言えます。
ACE Academyで変わったこと
基礎の習得を徹底した
1冊の問題集を何度も繰り返すことで、上滑りなく基礎の習得を行うことができました。また、医学部入試には応用問題を解く力よりも、いかに基礎の抜けを作らないかが重要であるということを面談を通して知ることができました。
優先順位を考えて勉強に取り組むことができた
思いついたままに勉強を進めるのではなく、常に優先順位を考えて課題を進めたことで上滑りなく課題を進めることができました
模試や過去問演習をする中で、分析を行い自己修正を繰り返した
模試や過去問演習を行なった後はどのように考えたら解くことができたのか、問題集の取り組み方をどのように改善したらよいかといった分析を行いました。これによって、効率よく問題集に取り組むことができました。
試験本番で解ける問題を確実に解くための「試験の解き方」を身に着けた
元々ケアレスミスは多かったものの対策のしようがないものだと思っていました。しかし、ACEAcademyで検算の重要性を学んだり、解ける問題を確実に解くための試験の解き方を練習したことで、入試本番に自分の実力を最大限に発揮することができたと感じます。
成功要因
パーソナリティの優秀さは今年の通塾受験生の中でもトップクラスであり、昨年の卒業生:2017慈恵会医科大学、横浜市立大学医学部合格体験記 1浪・女性 と匹敵するかそれ以上の成績の伸びと本番の強さをみせた。
入塾時当初から真面目さ、謙虚さ、やる気と貪欲さが備わっており成績がまだ出ていないながらも5月頃には「恐らく上位〜難関に合格するだろう」と予想していた。
成功要因としてはたくさんあると思われるが、講師側がみていても「パーソナリティの優秀さ」と「真面目さ、謙虚さ、貪欲さ」がトップクラスであり入塾時の成績ではなくこれらが医学部合格には非常に重要であることを再度痛感したとてもよい事例といえる。
講師側からみていても平均的な生徒と比較して下記が明らかに優れていた。
・月の振り返りや模試、過去問の分析内容
・面談での姿勢(アンテナをはってよい質問や相談をしていた)
・フィードバック後の改善の早さと徹底
・本質を理解しようとする貪欲さ、問題集や勉強の取り組み方
・受験直前期〜本番期の姿勢。試験本番の前日や、当日の試験が終わってからもほとんど休まずに通塾していたため、二次試験後で翌日にも試験があっても通塾した際には講師から「今日は早退したら?」と促すほどであった。
慈恵会医科大学に進学予定であり、3月から当塾にて講師として勤務していただいているため、細かいアドバイスは本人に執筆していただく予定である。
その他
本生徒は当塾にて講師として勤務予定なので、今後上記以外にも塾生にとって役立つ資料を執筆いただいたり、ディスカッションを通してシステム改善を行っていく予定である。
通塾生は授業中の面談を通して是非彼女から多くのことを学んで欲しい。
(ちなみに上記の2017年の慈恵、横市に合格した卒業生も昨年から1年間講師として勤務していただいている。その卒業生は本生徒とは異なり生物選択であるなど違うタイプで大きく伸ばして合格しているので、来年度の通塾生は是非優秀な複数の講師陣から様々なアドバイスをもらい吸収して欲しい。)
1年間注意していたことや後輩へのアドバイス
1年間の心がけとして
面談や課題を進めていく中で、自分が何か抜けていたり見落としている部分があるだろうという前提を持つようにしていました。一度習得したと思っていた問題集でも抜けているところがあるかもしれないですし、自分が正しいと思っている勉強方法、復習計画や課題の進め方にも何か問題があるかもしれないと思っていたのですぐに確認をするようにしました。
生活習慣
3月中にリズムをつくり、模試の日や、本番直前、試験当日も一貫してこのリズムに従って過ごすようにしていました。朝は5時半から6時前くらいに起きて、少しジョギングをし、朝食を食べてすぐに家の近くの自習室に向かっていました。模試の日や、センター当日もジョギング、朝食、自習室へ向かうというルーティーンは変えずに行っていたことで普段通りに過ごすことができ、極端に緊張してしまうということを防ぐことができました。
通塾途中
私は通塾に片道1時間半ほどかけていたので、この時間も無駄にしないように気を付けていました。電車の中では英語や化学の暗記、英語のCDを聴くなどして過ごすようにしていました。
塾生ページの活用
塾生ページにのっている解説は、問題集や過去問を解いていて分からなかった問題だけでなく、自力で解けた問題に関しても一通り目を通すようにしていました。自分では気が付かなかった質問が出ていたり、その質問に自分なりに答えてみたりすることで、より問題を深く理解することができたと思います。また、課題や問題集の進め方の効率が良くないのではないかと悩んだ時がありましたが、この時も塾生ページに載っている資料を参考にして改善しました。
メンタル面においても塾生ページを活用するようにしました。本番直前や当日には何度も資料に目を通したことで、落ち着いて試験に臨むことができたと思います。
このように塾生ページには様々な面において役立つことが沢山載っていますので、隅々まで見るのが重要だと思います。また、一回読んだだけでは理解しきれなかったり、何度か読むことで新たな発見があったりもすると思うので資料は繰り返し読むことが大切だと感じました。
課題の取り組み方(勉強方法)
早く進めればよいのではなく、上滑りに気を付けて能動的に取り組むように心がけていました。具体的には、人に説明できるように問題を解く、問題の意味(関連問題との相違点、その解法を選んでいる理由など)を理解する、等に気を付けていました。
また、模試や過去問の後の分析で復習計画を考えましたが、最初のうちはできなかったところ全部を見直さなければならないと思い課題との両立に苦労しました。しかし、できなかったところの中でも優先順位を考えて復習する必要があるということがわかり、その後は基礎的なもので抜けているところがあれば課題よりも先、応用問題で分からなかったものは課題の後余裕があるとき、などというように復習と課題を進めていました。
面談
面談の際は課題の進め方、面談の際にもらったアドバイス等を一度自分の口で説明するように心がけました。実際声に出すことで整理されることもあると思いますし、理解が間違っている時などにもすぐに指摘しもらうことができ、間違った方針のまま勉強を進めてしまうことを防ぐことができると思います。
模試(模試前、当日、分析など)
模試の一週間前は各教科の基礎を一通り確認しました。
当日は普段通りのリズムで過ごし、朝少し自習をしてから模試を受けに行きました。模試の時も本番を意識して持ち物を揃えたり、緊張感をもって受験したことで実際の入試当日もあまり緊張することなく受けることができたと思います。模試を受け終わったら当日中に採点をして、余裕があれば少し分析を行いました。
分析は受験当日から翌日にかけて約1日かけ丁寧に行いました。最初は分析に時間をかけると課題をする時間が無くなってしまうと思っていましたが、分析によって抜けているところだったり、ミスの癖などがわかるので丁寧に時間をかけて行うべきものなのだとよくわかりました。また分析では、単にできなかっただけでなく、どうして間違った方針を立ててしまったのか、問題集のどの問題を参考にすれば解くことができたのかなど詳しく考えるように心がけました。
後半の模試ではミスノートを持参して直前に見るようにしていましたが、もっと早い段階からミスノートを作って模試に持参していればよかったと思います。
過去問
過去問を解く際はなるべく本番の雰囲気に近づけるため、普段勉強しているところではなく、近所の図書館にある会議室で行いました。時計や筆記用具、開始時間等も全て本番と同じようにしたため入試当日も緊張することなく過ごすことができました。
分析は模試の時と同様に過去問を解いた日とその翌日にかけ、約1日で行いました。ただ、模試の場合と少し異なり、特に数学においては自力ではとても解けないような問題も多々あるのでそのような問題にはあまり深入りせず、どこまでは問題集を参考にできるのかなどを考え分析するようにしていました。
また、過去問演習後は大学ごとの頻出分野などを考えたりはせず、自分の弱いところを中心に全分野にわたって復習をするようにしていました。
本番
入試前日、当日もなるべく普段のリズムを崩さないようにしました。個人差はあるとは思いますが、私の場合は、前日も特別早く寝たりはせず、普段通りの時間に就寝していました。
入試当日は周りの様子や話している内容が気になってしまわないよう、音楽を聴いたり、毎回目を通している問題集等を読んでいました。この時、内容が頭に入ってこない場合でもあまり焦らず「自分は緊張しているな」と客観的に思うことで、落ち着いていることができたと思います。また試験開始数分前は、過去問を解いていた図書館の様子を思い出してリラックスするようにしていました。
本番では過去問演習時の点数は特に気にせず試験を受けていました。問題の難易度が大幅に変わる可能性もあったので、できた時もできなかった時も特に動揺することなく解くことができました。
また、試験を受けに行く際、受験する学校によってモチベーションを変えないようにしていました。「この学校はおさえておかなければいけない」「この学校は難しい」などを考えなかったので、変にプレッシャーを感じることはなかったです。