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合格した医学部

東京慈恵会医科大学(正規合格)
横浜市立大学医学部
東邦大学医学部(正規合格)
国際医療福祉大学医学部

センター試験の得点率

90.2%

成績推移

入塾時成績
12月駿台全国模試 総合50.8(数学39.1 英語66.1 化学45.7 生物52.7)
前年度センター試験成績 総合82.1% 英数理80.6%(英語筆記:183 リスニング:46 数1A:67 数2B:54 化学:85 生物:89 国語:183 地理:73)

今年度成績
8月河合記述模試 総合71.2(数学:74.4 化学:67.8 生物:69.7 英語:72.9)
10月河合記述模試 総合72.1(数学:61.8 化学:73.9 生物:75.4 英語:77.2)

センター試験本番 総合90.2% 英数理90.5%(英語筆記:200 リスニング:46 数1A:77 数2B:91 化学:77 生物:97 国語:185 地理:84)

以前通っていた塾/予備校

集団講義の大手予備校

英語・数学;高1-3
化学;高2-3
生物・国社;短期講習のみ

使用した問題集

今まで使っていた問題集

英語;塾のテキスト・DUO・リンガメタリカ・UPGRADE・やっておきたい英語長文
数学;塾のテキスト・サクシード・オリジナル数学演習・プラチカ(理系)・1対1対応
化学;塾のテキスト・センサー化学・重要問題集
生物;塾のテキスト・セミナー生物

*数学が苦手にもかかわらず、難易度の高いテキストや問題集を使うことで上滑りが起こっていた。また、学校指定の問題集は解説が配布されず、基礎に抜けが多い状態だった。

当塾で使用した問題集

数学:基礎問題精講、合格る計算、標準問題精講
英語:DUO、ネクステージ、基礎英文問題精講
化学:宇宙一わかりやすい化学、Excel化学、標準問題精講
生物:Excel生物、標準問題精講

*基礎問題集を徹底的に習得し、数学や化学での成績の伸びに繋がった。

浪人した原因

全体を通して

大手予備校の医学部コースに通うことで満足していたのが最大の要因だと思います。
基礎ができていない状態で難しい問題に取り組むことで上滑りを起こしていましたが、授業での解説は分かりやすいため授業を聞くと理解した気になってしまい、勉強方法を変えずに3年間過ごしてしまいました。
全体的に勉強方法・スケジュール作成に無駄が多く、数学の苦手を克服できないまま受験に臨んだことが不合格に直結しました。

*各教科ごとの原因分析

英語

高校受験時に基礎(単語熟語文法)を固めていたこと、高校の単語・文法の小テストで満点を取れるよう勉強していたことで、全教科で最も基礎がしっかりしていたと思います。
そのおかげで英語は安定して成績が取れており、大きく困ることはありませんでした。
大手予備校では長文中心のテキストを使用していましたが、振り返ると予習(分からない単語を調べる+すべての文構造を書き込む)+授業を聞くという勉強法は無駄が多かったです。
それらの時間を苦手な数学や理科に費やした方が、全体としての成績は伸びたと思います。

数学

数学がずっと苦手だった原因としては大きく3つあります。
1つ目は、大手予備校の医学部コースで上滑りを起こしたことです。基礎ができていないにも関わらず、テキストの難易度の高い問題に取り組んでいました。時間をかけて予習するものの自力で答えを出すことはできず、授業を聞いて何とか理解するというスタイルを続けていました。また、復習もすらすらできず時間がかかり、非常に無駄が多かったと思います。
2つ目は、学校で指定された問題集に解説がなかったことです。手元に解説がないため理解を伴わないまま進めてしまい、試験のために解法を丸暗記していました。解法丸暗記ではすぐに抜けてしまうため、次の分野を習う頃には前の分野は忘れているといった状況でした。
3つ目は、いくつかの参考書をつまみぐいし、1冊の参考書を完璧にしていなかったことです。数学が苦手だったため、友達やネットでの評判がいい参考書に色々手をつけていたものの、どれも1-2周しかできませんでした。また、参考書選びの際、本当に基礎を重視した参考書を選んでいなかったことも問題だったと思います。

化学

公立高校のため進度が遅く、最終的に全分野終わるのが高3の12月でした。
高2で大手予備校に通い理論化学の授業を受けていたものの、基礎がほぼ全くない状態だったため、数学と同様に上滑りを起こしました。
高校の授業が始まると、授業プリントを中心に学習しました。基礎を中心としたプリントであったこと、穴埋め形式で知識のアウトプットがしやすかったこともあり、無機や有機ではそこそこ成績が取れるようになりました。
高3では他科目の勉強もあり時間的余裕がなかったことから、センサー化学から重要問題集に切り替えました。そのため、もともと基礎ができていなかった理論化学や有機の構造決定は、最後まで穴がある状態で受験に臨みました。

生物

時間的余裕がなさすぎて他の問題集に目移りする間もなく、セミナー生物をひたすら取り組んでいました。予備校では短期講習のみ受けました。短期講習自体に効果があったかは微妙ですが、予習の際に教科書の用語・定義を徹底的に暗記したことは効果的だったと思います。
当時は意識していなかったものの、振り返ってみると生物は基礎を中心とした勉強ができていました。結果として、受験本番、生物では合格点が取れるくらいに実力がついていたと思います。

ACE Academyで変わったこと

全教科基礎を重視して勉強できた

全教科まずは基礎問題集を徹底的に習得しました。1冊の参考書を何周も繰り返すことで抜けなく学習することができました。

科目ごとのバランスをとって勉強できた

数学のように明らかな苦手科目がある場合、そこでの失点を他科目でカバーするのはとても難しいと思います。英語と数学を同じように勉強するのではなく、数学に比重をおいて課題が出されることで、科目間のバランスを取りつつ勉強することができました。

「医学部受験では何が必要か」が分かり、効率的な学習ができた

医学部受験で求められている力は、「難しい問題を解く思考力」ではなく、「膨大な試験範囲を抜けなく習得し、さらに試験時間内にミスなく答えを出す力」だと認識が変わりました。医学部受験に特化した指導を受け、無駄なく効率的に学習できました。

模試や過去問演習を通し、日々の勉強を修正し続けた

模試や過去問を「受けて終わり」「解いて終わり」にするのではなく、失点内容を分析して自分の勉強法を改善する習慣がつきました。

ケアレスミスへの意識が変わった

ケアレスミスの有無で合否がひっくり返ることを認識し、日ごろの勉強や模試の時から、ケアレスミスをなくす練習を行いました。

受験校選びが最適化された

現役時は私立医学部の受験校選びの際、どの大学を受けるべきか、何校くらい受ければいいのかが分からず行きたいところに出願していました。ACEAcademyでは生徒別に推奨受験校を考えてもらえるため、適切に出願することができました。

Ace Academyのよかった点

振り返ってみると、ACE Academyのシステムの全てが理にかなっていてよかったと思えるのですが、特に重要だったな、というところをまとめます。

①毎週の勉強報告

まず、毎週個別の課題が与えられて報告をするシステムがよかったです。
私は意志が強い方ではなく、現役のころは、自分で計画をたててもキツくなったらすぐ延期してしまったり、やりかけの参考書があっても友達に勧められるままに新しい参考書に手をだしていました。しかしACEでは毎週の課題が出されることでサボることが出来ず、また、他の問題集や勉強法に目移りするヒマもなかったので、毎日やるべきことに集中して勉強出来ました。

②本番の得点力を高める指導

次に、学力を伸ばすことに加えて、本番しっかり得点することにも重きをおいた指導を受けられるところです。受験前は、そうは言っても学力を伸ばしさえすれば合格できるんじゃないかと思っていました。しかし、優秀な人たちが少ない定員にひしめき合い、ちょっとした失点が命取りになる医学部受験を終えて、この指導の重要性をひしひしと感じます。

私は今までかなり計算ミスが多いほうでした。ACEでは模試等でミスをした際、「次から気を付ける」や「絶対に繰り返さない」と曖昧なことを言うのは許されません。「なぜそのミスをしたのか、どのようにすればそのミスをしなくなるか」を具体的に分析し続けることで、本番の計算ミスを最小限に抑えることができました。
他にも、プレッシャーへの対処法など様々なアドバイスをいただき、本番自分の力を出し切ることができました。

③厳しい環境

最後に、本当に厳しく、甘えの許されない環境がよかったです。

友達作りが禁止されていることで、だらだらとおしゃべりに時間を使うことも、服装や髪型にも気を遣うこともなく勉強に集中できました。確かに同じ志をもった友達はモチベーションをあげてくれるかもしれませんが、悪影響をもたらす友人も少なくないと思います。ACEでは喋る友達はいなくても、何人も一週間で100時間以上勉強していたり(塾生ページに毎週掲載)、同じ参考書をしているのに模試で高い点数を取れている人が多かったりして、すごく良い刺激となりました。

何より、通塾するとみんなものすごく真面目にガリガリ勉強しているので、勉強に疲れたときも、「サボったらすぐ置いて行かれそう!頑張らなきゃ!」とモチベーションを維持できました。

講師のサポート

模試後すぐに面談があり、いつも冷静かつ的確なアドバイスをいただけました。全教科どの問題をどのように間違えたのかまで把握し、課題の進め方や勉強方法を指導していただくことで、偏差値や得点などの数字から判断する指導よりもずっと有用なアドバイスを受けられました。

また、医学部の受験情報も詳しく教えて下さるので、受験校を決める時や受験直前期も、心から信頼して相談させていただきました。

一年間で学んだこと

難しい目標を達成するには、努力の量と質がどちらも高い状態にすることが必要だということを学びました。

現役のころ休みの日は11時間くらい勉強してたので、結構頑張ってる方かなと思っていましたが、ACEで一日16時間やる人もいると聞いた時、自分の甘さを痛感しました。

また、勉強の質を上げるには、自己分析が大切なのだと気が付きました。
がむしゃらに勉強量を増やしたところで、自己分析をおろそかにし学習の方向性が間違っていたら成績は伸びません。ACEでは、毎週自己分析を行います。その中で、自分に足りていないのは何か、どうすれば改善できるのかを考え、勉強の質、量ともに上げていく努力を重ねました。元々自己分析は苦手で難しかったけれど、少しずつできるようになっていきました。

ACEで学んだ、質と量の両方の面から自分の限界まで向上させていく学習の姿勢は、今後医学部に入っても、医師になっても役立ち続けると思います。

一年間で特に注意していたこと

・どうやって勉強習慣を維持していたか

「1年後たとえいい結果が出せなかったとしても後悔しないくらいの勉強をする!」をモットーに勉強していました。
1年間自分の限界まで勉強し続けて合格できなかったとしたら、自分の最大限の能力を使っても無理だったんだな、と何の言い訳もなく言えて諦めはつくと思います。
逆に、サボった期間があったり自分を甘やかしたところがあって合格できなかったら、一生後悔するだろうな、と思って勉強していました。

・講師の指示やルールについて

素直に先生の意見を聞いて行動できたことが合格に直結したと思います。
課題だけでなく、面談や塾生ページのPDFなどたくさんのアドバイスをいただけるので、それらを吸収し、勉強に活かせるよう心がけました。
先生は何人もの医学部受験生をみてきた上での指導してくれているので、今までの自己流のやり方に囚われたりするのではなく、素直に示されたレールに乗っかるのが合格への最短距離だったと思います。

・生活習慣について

1年間コンスタントに勉強し続けるために、生活リズムは崩さないように気をつけていました。(早寝早起き、三食きちんと食べるなど)

特に朝起きる時間と、勉強を始める時をしっかり決めていたのか大きかったと思います。
寝坊することは1年間とおして1日もなく、朝の勉強もすんなり始められたので朝の時間を無駄にすることはなかったと思います。

また、早起きすると夜は自然に眠くなるのでいい睡眠サイクルだったと思います。
生活リズムが正しいと、風邪も引きにくくなる上、メンタル面での安定にもつながったと思っています。
個人的な体験談ですが、朝起きてすぐ5〜10分くらい外を散歩をすると目が覚めて勉強に取り組みやすくなりました。

後輩へのメッセージ

ACEは集団講義がなかったり、一つの科目を集中的に固めていくカリキュラムだったり、ちょっと変わっているなー、と思ってる人もいるかもしれません。実際、私もそうでした笑。

でも、心配しなくて大丈夫です!ACEでの勉強は、基礎から徹底的に学び自分の力で解く力を養うという、成績を最大限伸ばすための正攻法です。大手予備校で浪人した友達も、「正直、授業は時間がもったいなかった、演習してる時が一番力を伸ばせた。」と言っていました。だから安心して先生について行ってください。与えられた課題をしっかりこなしていけばちゃんと成績は上がっていきます。

多分浪人生活は、一生懸命やっても手を抜いてやっても辛いことには変わらないと思うので、やるからにはこれが自分の限界!って胸を張って言えるくらい勉強頑張ってください。応援しています。

最後に

私はいわゆる地頭がいい人などでは全く無く、高校での成績は中の下でした。特に、数理的思考が苦手で、現役のころはどんなに一生懸命やっても数学はできるようになりませんでした。だから本当に医学部に合格できるのかすごく不安に思いながら浪人生活を始めました。

けれども、苦手な数学に重きをおいたカリキュラムを組んでいただき、何度も問題集を繰り返すことで、自分の伸びしろいっぱいまで成績をのばすことができ、ずっと夢だった医学部に合格できました。

生徒一人一人にじっくり向き合って個別の課題を作成し、ご指導してくださった先生なしには、医学部合格はありえなかったと思います。いつも生徒に真摯に向き合い、的確なアドバイスを下さる先生は、勉強面ではもちろん、メンタル面でも大きな支えとなりました。一年間、本当にありがとうございました。

また、浪人中ずっと支えてくれた家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。

たくさんの人たちのおかげで合格できた医学部で、どうやったら恩返ししていけるかを考えながら、勉強に励みたいと思います。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

講師によるコメント

上記の体験記は、彼女自身ですべて執筆いただきました。
体験記の内容からもわかる通り、彼女は非常にしっかりしており1年間とおして与えられた指示はもちろん、それ以上に多くのことを考え吸収されていました。

元々数学が苦手で(現役時のセンター試験の点数は恐らくほとんどの方が想像されるよりも悪い 笑)、横市はセンターがとれれば合格できる可能性もあると考えていましたが、慈恵の正規合格は正直驚きました。
(模試で数学も十分のびてはいましたが)あのセンター試験の数学から1年で慈恵に正規合格できるのなら、本当に誰にでもチャンスがあると思ってしまいますが、恐らく全員が1年間でこれだけ成績をのばし、結果も出すということは相当難しいと思います。講師陣の期待以上に結果を出されましたが、それは全て彼女自身がこの1年間誰にも負けないほどの努力をされてきたことによる成果です。

しかし、努力次第で想像以上の結果を出すことができるのも事実です。

今後、講師+スタッフとして面談等でもサポートいただく予定ですので、通塾生の方は是非彼女から多くのことを学び吸収してください。

医学部おすすめ参考書一覧にて、彼女自身が実際にどう進め、何に気をつけていたかなども詳しく記載していただく予定ですのでチェックしてみてください。

ひとまず1年間お疲れ様でした&本当におめでとうございました。

 

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