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医学生におすすめする1冊の本

医学生におすすめする本について書こうと思い、最初は

「医学生におすすめする10冊」というよくあるタイトルにしようと思っていましたが、この著者の先生は他の本と同列に並べることができないほど私自身が影響を受けたものだったので1冊にしました。

本のタイトルは、

「あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?—社会を良くする唯一の方法はビジネスである」

著者は、

医師である北原茂実先生

 

医師たるもの「ビジネスなどの営利を目的としてはいけない」という教えが多い中で(ちなみに私の母校では、入学した直後に「私は生涯営利を目的とした活動を行わず患者のために尽くす・・」といった誓約書みたいなものを書かされた記憶があります。破ってごめんなさい。)社会を良くする、世の中を変える唯一の方法がビジネスであると医師が書いてしまった本です。

 

ちなみに、上記の本は実は北原先生の著書の中で最も遅くでた本であり、最初に出版されたのは「病院がトヨタを超える日」です。

個人的にはこの本を読んだときの衝撃とインパクトが強すぎて本当はこちらに思い入れがあるのですが、医学生におすすめするという点で、先生の考えの軸がきれいにまとめられている「あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?—社会を良くする唯一の方法はビジネスである」を選びました。

ちなみに「病院が東北を救う日」とあわせ合計3冊を北原先生は執筆されています。

 

私自身、「病院がトヨタを超える日」をたまたま書店でみつけて読み、あまりの衝撃に北原先生についてお調べし、インターンシップの受け入れなど行っていなかったにも関わらずダメ元で病院に問い合わせしたところ、5日間の病院実習を受け入れてくださいました。
そこで北原先生にはじめてお会いし、さらに衝撃を受け、当時のことはいまでも鮮明に覚えています。

後にも先にもあれほどのインパクトを受けた経験はないと思います。

 

北原先生がすごいのは、「有言実行」であることです。

「病院がトヨタを超える日」が出版されたのは2011年の1月、私が北原国際病院で実習させていただいたのは医学部5年生のときでいまから6年ほど前です。

当初北原先生は日本の医療をよくするために、「日本の医療を海外に輸出する」とおっしゃっていました。ところが当初はそのような活動はほとんど全くといいほど進んでおらず、あくまでも北原先生の中での構想でした。私自身も正直なところ「そんなこと本当にできるのかなあ」と思っていましたし、多くの人も同じように感じていたと思います。

ところが2016年、衝撃が走りました。

このような記事がネットや新聞に掲載されたのです。

「カンボジアに日本式病院 医療の海外展開、政府が支援」https://www.nishinippon.co.jp/nnp/medical/article/276119/

 

・・マジやん。

北原先生が決して夢や構想だけではなく、実際に「日本の医療を海外に輸出する」を実現された瞬間でした。

 

さらに、2017年6月には下記記事が掲載されます。

「北原グループ医療法人社団KNI、ベトナム国立病院と技術協力について合意書締結」

この記事の写真には安倍首相と一緒にうつる北原先生が。

北原グループ、ベトナムへの進出開始!! - Join 未来をつくる医療系情報サイト
北原グループ医療法人社団KNI、ベトナム国立病院と技術協力について合意書締結 「日本の医療を輸出産業に育てる」を理念に医療の海外展開を進める北原グループの医療法人社団KNIが、カンボジアに続き、ベトナムへの事業展開を開始 …

 

さらに、現在はラオスにも進出する予定のようです。

・・有言実行すぎて怖い。

 

 

海外輸出だけでなく私が実習させていただいた当初から北原先生がおっしゃっていたことは他にも下記のようなものがあります。

・リハビリのための農業や温泉

・AIなどのIT技術を医療に活用するデジタルホスピタル

これも当初は構想だけで実在していませんでした。

さて、現在の北原リハビリテーション病院のホームページをみてみましょう。
https://reha.kitaharahosp.com/

「羊のいる病院」http://join4future.com/report/5181/

「温泉で疲れをとり リハビリテーションへの活力を」https://reha.kitaharahosp.com/advantage3/

「スタッフの経験に依存しない AIサポートで適切なリハビリテーション https://reha.kitaharahosp.com/advantage6/

 

「全部やってるやん!」

と突っ込みたかったところですが、もうこのときには「まあ北原先生のことだからあれも全部実行されるんだろうなあ」と思っていたので残念ながらそこまで驚きませんでした。

 

 

医師であり、日本で病院(「北原国際病院」「北原リハビリテーション病院」「北原RDクリニック」「北原ライフサポートクリニック」)を経営するだけでなく、海外への輸出まで行っている北原先生。

カンブリア宮殿にも出演されていました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2015/0806/

 

 

さて、どうして北原先生の著書を医学生におすすめするかといいますと、北原先生の考えが医療というものを本質的かつ広い視野で捉えていると思うからです。

北原先生のおっしゃっていたことで特に印象に残っているのが、

「医療=総合生活産業」だということです。

医療は病院というハコの中で行われるものではなく、周辺産業(医療機器、保険、電気、水道、給食、農業・ITインフラ)を含め、人や生活に関わること全てが「新しい医療」という考えです。

例えばカンボジアなどの国において必要なのは高度な医療技術ではなく、きれいな水などの生活インフラです。実際に現在でもきれいな水がないために感染症や栄養失調などで子どもたちが多く亡くなっている国は存在します。

日本の医学部で学ぶ”医療”や”医学”がいかに狭い医療を指しているかがわかります。

このような広い視点で医療を捉えている医師は少なく、医学部の授業でもなかなか教わらないことだと思います。

また、「社会や医療をよくするためにはビジネスが必要だ」ということもまず医学部では教わらないと思います。

 

だからこそ、医学生に北原先生の著書をおすすめしたいと思っています。

医学部や医師になってから学ぶことは敢えて本を読まなくても自然と学んでいくと思います。
しかし、北原先生のような考えをしている医師はめったにいないので、この本を読まない限り知ることができないことが多くあると思います。

 

医学部予備校で日々生徒と接していますが、医師になってやりたいこととして、「海外で活躍できるようなグローバルな医師になりたい」という生徒は近年多くなっています。

そのような医学生は、是非北原先生のお話を聞いてみることをおすすめします。北原先生はまさしく海外で医療を提供している医師です。

海外に興味のない医学生も、医療を広い視点で捉えておくことは将来どんな医師になっても必ず役に立つと思います。

 

いまは北原国際病院で医学生が実習ができるのかどうかわかりませんが、ダメ元で問い合わせしてみるのもいいでしょうし、2018年12月にはデジタルハリウッド大学主催の会で北原先生がご講演されるようです。

デジタルヘルスラボ – 未来はこちら側

 

 

さて、北原先生とお会いしたときに、私は「教育をやって医療を変えていきたい」と自分の想いを伝えました。当然応援してくれるだろうと思っていたのですが、

「教育をやっていったい何になるんだ」

と言われてしまい、その後30分ほどにわたってボロカスに怒られました。

「そうか教育をやってもダメかあ」とは思ったものの、頭の悪い私は初期臨床研修を終えてから教育に専念し今に至ります。

やっぱり北原先生のおっしゃったとおり、何にもならないのかもしれませんし、少なくとも現時点ではなにかができたわけではないのですが、北原先生の教えの中で最も大切なことが、「自分の頭で考えること」です。

 

医学生のみなさんも、「自分の頭で考え」て自分のやりたいことや成すべきことを実践していただけたらと思います。

 

 

※北原先生のおっしゃっていたことや教えについては「私自身の頭が捉えることができた内容」を書いていますので、大きく誤っている可能性があります。そのためあまり書きたくないので最低限に絞ったつもりです。
是非ご自身で著書を読まれたり、先生のお話を直接聞いてください。

 

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