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【意外と知らない?】医学部受験に必要なこと

医学部志望者が勉強するにあたって、気になるのは「勉強法」や「参考書」だと思います。
ただし、具体的な勉強法や参考書に入る前に、知っておくべき前提が何点かあります。

この記事では、医学部受験生が勘違いしやすいポイントと、正しい戦略を立てるために知っておきたいポイントを解説します。

①医学部受験に特別な対策は必要ない

多くの塾や予備校で医学部に特化したテキストが使われていたり、本屋さんにいくと医学部受験用の問題集が売られています。
学校の先生や塾の先生から、「医学部の問題は難しいから、特殊な対策をやらないとダメだ、とにかく応用力をつけることが大事なのだ。」と聞いた方も少なくないはずです。

こういった背景から、「医学部には医学部受験用の特別な対策が必要」と思い込んでしまう人が多いのですが、実は医学部受験において重要なのは「特別な対策」ではありません。

実際、当塾の卒業生の中には、全教科基礎的な問題集のみで医学部に合格された方がたくさんいます。どの問題集も医学部受験生専用のオリジナルテキストではなく、本屋さんに売られているごくごく一般的なものです。
もし、本当に「特別な対策」が必要とするなら、この結果はあり得ないことだと思います。

なぜ、本屋さんに売っている普通の問題集・参考書だけで医学部に合格できるのかというと、医学部受験で求められている内容はあくまでも高校課程の範囲だからです。
募集要項を見ていただけると分かる通り、医学部受験の出題科目や出題内容はすべて高校の教科書に載っている項目です。
医学部だから特別な内容が出される訳ではないため、特別なテキスト、医学部受験専用の問題集を使う必要はないのです。

よく質問されることとしては、『医学部受験では難問や奇問が出題されるので、特別な対策が必要ではないか。』というものがあります。

確かに、医学部受験では難問が出題されることはありますし、医学の分野に絡めた珍しい問題が出題されることはあります。それは事実です。

しかし、「じゃあ、難問・奇問を解けないと医学部に合格できないのか。」という点を考えると、答えはNOとなります。
過去問に出てくる難しい問題の中には、「合格者ですらほとんど解けていない」=「解く必要はない問題」というものもあります。

こういった問題をピックアップして、「医学部ではこんな問題が出るから特別な対策が必要ですよ!」という人を信じてしまうと、本質からどんどん逸れてしまいます。

医学部受験に特別な対策は必要ない。」

この言葉を大前提として覚えておいてください。

②医学部受験が難しいのはなぜ?

さきほど「医学部受験に特別な対策は必要ない。」と言いました。

「じゃあ医学部受験って難しくないんじゃないの?」と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、実際のところ医学部受験は難しいです。

なぜ医学部受験が難しいのか。その答えはシンプルで、受験層のレベルが高いからです。

医学部受験生には、「小学生の頃から大学受験を目指してずっと努力していました。」「中学では学年1位で、高校はその県トップの進学校です。」という人がゴロゴロいます。
医学部に行って出身高校を聞いてみると、「あの有名な〇〇高校ね!」となることの多いこと多いこと‥。

これは決して、「進学校出身でないと、医学部には合格できない。」というわけではありません。進学校でない学校から、医学部に合格する例ももちろんあります。

しかし、全体でみると、やはり進学校出身者が圧倒的に多い学部だと言えます。

スポーツで例えるとイメージしやすいかもしれません。

野球大会を開催するとなった時、一番勝敗に大きく影響するのは、「どの高校と戦うのか」という点だと思います。
いくら自分のチームの調子がよくても、グラウンドのコンディションに恵まれていても、戦う相手が強ければ強いほど、勝つのが難しい試合となります。

医学部受験は「大学受験」というフィールドの中で、強豪校がたくさん出場している野球大会のようなものだと考えてください。

「問題が特殊」「難易度が高い出題」というよりも、「とにかく戦う相手が強い」と捉えた方が、医学部受験の難しさを正確につかめると思います。

もし、全国のトップ層が医学部を受験しないようになったとしたら、話は大きく変わってきます。出題内容が変わらないまま受験層のレベルが下がれば、単純に合格者最低点が下がるだけです。問題自体は難しくても、入試の難易度はぐっと下がります。

問題自体の難易度と受験の難易度をごっちゃにしてしまっている方は、ここでしっかりと整理して認識しておきましょう。

「問題の難易度は高くても、受験の難易度は比較的低い。」
「問題の難易度は平易でも、受験の難易度は非常に高い。」

といった大学はたくさんあります。

結局のところ受験は相対評価なので、「何と戦うか」ではなく、「誰と戦うか」で難易度が変わります。医学部受験の難しさは、「受験層のレベルの高さにある」と認識しておくことで、正しい戦略を立てやすくなるはずです。

「〇〇をしたから合格できた。」を真似してはダメ

医学部受験生の中には、受験戦略を大きく間違えてしまう人がたくさんいます。

戦略を間違えてしまう原因としてよくあるのが、

・医学部合格者がおすすめする問題集・参考書を使えば間違いないと思っている
・成績優秀な同級生にアドバイスを聞いて、その勉強法を真似する
・先生から「医学部に合格した先輩たちは〇〇をしていた。」という言葉をそのまま実践する

というものです。

受験戦略を考える上で重要になるのは、「相関関係」と「因果関係」を区別して考えるということです。
「相関関係」と「因果関係」と言うと一見むずかしそうな言葉ですが、この区別ができるようになると、遠回りな勉強をしなくて済むようになります。

例を出してわかりやすく説明するので、ちょっとだけ我慢して読んでみてください。

「相関関係」と「因果関係」を区別して考えよう

まずは、因果関係と相関関係とは何かというところから説明したいと思います。

因果関係とは、”二つ以上のものの間に、原因と結果の関係があること”のことを指していて、相関関係とは”一方が増加する時、他方が増加もしくは現象する傾向が認められるという二つの量の関係”のことを表します。

ちょっと何言ってるか分からないですね。

簡単な例を挙げたいと思います。

アメリカのメイン州で行われた実際のある調査で、マーガリンの消費量と離婚率のグラフが同じような傾向を示したというものがあります。
だからといって、「マーガリンをよく食べる夫婦ほど、離婚しやすいんだ!」と考えるのは実は間違いで、この二つのグラフは「たまたま」似たような形を描いただけになります。

このように、相関関係とは、「マーガリンの消費量」と「離婚率」というように原因と結果のつながりにないけど同じような傾向を示す関係のことを言います。

反対に、因果関係とは「棚の角に小指を思いっきりぶつけた」から「涙が出ている」のように物事の間に「原因」と「結果」の繋がりがあるような関係性のことを言います。

相関関係を因果関係と捉えると、受験戦略を間違える

なぜこの考え方が重要になるかというと、本当だったら因果関係ではなく単なる相関関係にあるものだとしても、受験生には因果関係にあるように見えてしまうことが良くあるからです。

極端な例として、「偏差値の高い大学ではピアノを弾ける人の割合が高い傾向にある」というデータを得られた場合を考えてみます。
じゃあ、子供にピアノを習わせたら、偏差値の高い大学にいけるかと言われるとそうではないですよね。

「ピアノを弾けるから学力が高い」という因果関係よりも、「ピアノを習わせることができるような経済的余裕があり、さらに教育熱心な家庭の出身だと、学力が高い傾向にある」という相関関係として捉えるのが自然ですよね。

こういった例であれば、すぐに「因果関係ではない」とピントくると思います。

でも、実際のところ、「これは因果関係だ!相関関係だ!」と見分けることができなくて勉強の戦略を大きく外れてしまう受験生は少なくないのです。

最も注意すべきなのは、「合格体験記」や「学校の先生・優秀な同級生のアドバイス」です。

医学部に進学した先輩や、周りの成績優秀な人たちがこぞっておすすめしている、分厚くて難しい参考書があるとします。

これを見ると、「分厚くて難しい参考書に取り組んでいる」から「良い成績が取れる」と判断してしまいたくなります。

でも、本当は「難しい参考書をやっていること」が成績優秀になるための直接的な原因になっている訳ではありません。
良い成績を取る人に「難しい参考書を読む傾向が高い」(相関関係)、あるいは「もともと良い成績を取れる人」だから合格するための勉強はもう済ませることができて、「難しい参考書を読む」余裕がある(逆の因果関係)可能性も十分あります。

これに注意しないまま、周りからアドバイスを鵜呑みにして「優秀な人の勉強方法を真似して、私も難しい参考書を1から読めば良いんだ!」と判断してしまうと、期待していた効果はまず得られません。
場合によっては試験に合格するために必要な知識をおさえる時間すら確保できなくなる可能性もでてくるわけです。

このように、勉強の戦略を考える上で、「因果関係かどうか」を判断することは非常に重要になるわけです。

同じように、「学校の先生からのアドバイス」も、しっかりと因果関係を考えた方がいいです。
「医学部に行った先輩はこんな勉強法でやってたぞ。」
「医学部に合格するためには、早い時期から過去問演習しないと間に合わない。」

といったように、あくまでも相関関係にすぎないことを、あたかも因果関係があるように指導されることは少なくないのです。
合格体験記やアドバイスをもらうときは、相関関係か因果関係なのかを見極める力が必要と言えます。

誰のアドバイスを参考にすればいい?

ここまで読んだら、「じゃあ誰のアドバイスを聞けばいいんだ!!」と困ってしまいますよね。
アドバイスを取り入れる上で、重要なポイントは2つあります。

ポイント①:個人の体験談ではなく、検証された方法を取り入れる

先ほども言ったように、個人の体験談はアテにならないことが多いです。うまくいった人のやり方を真似しても同じようにいく可能性は残念ながら高いとは言えません。

では、どうすればいいかというと、「個人の体験談ではなく、検証された方法を取り入れる」ということが重要になります。

「おすすめ参考書」とひとくくりに言っても、「合格したAさんが(たまたま)使用していた参考書」と、「この参考書を使い医学部に合格できることがデータで検証されている参考書」は全く違うということです。

医学部受験バイブルでは、これまで300名以上の医学部進学者を輩出したデータを基に、「検証された方法」のみを書いていきます。
わかりやすくするために具体的な例を出すこともありますが、すべての内容は、毎年たくさんの卒業生が実行し、結果を出してきたノウハウです。

ちなみに、初めからこのノウハウが正解とわかっていた訳ではなく、今まで何度も改定を重ねた結果、最終的に現在の内容にたどり着いています。

ブログをお読みになった方からいただく質問として、「基礎が重要と書かれていますが、医学部受験では応用問題集の習得が必須ではないんですか。」というものがあります。

医学部受験=難関=応用問題集というイメージは強いので、この点を疑問に思われるのも最もです。実際、当塾でも、応用問題集に入ることを前提として課題を作成していた時期もありました。

しかし、データを分析していくと、応用問題集の習得の有無と医学部合格の関係は実は相関関係で(=応用問題集に入っている人は早くから基礎ができているため合格できる)、合否に1番影響しているのは、「どれだけ全教科の基礎を徹底しているか。」ということがわかってきました。

実際、全教科基礎問題集のみの習得で医学部に進学する生徒は、毎年少なくありません。

このように、当ブログでは「医学部合格に本当に必要なことは何か。」を分析し、検証された方法をみなさんにお伝えしていきたいと思います。

ポイント②:まずは自分で考える習慣をつける

身もふたもないことを言ってしまうと、人のアドバイスって案外アテにならないことが多い
です。
受験に向けての戦略、具体的な勉強の進め方、スケジュールの立て方など、受験にまつわることのほとんどにおいて、「みんなに当てはまる正解」は存在しません。

例えば、「数学が苦手です。どうしたらいいですか。」という質問に対し、「じゃあこうすべき!」と打てば響くような回答をすることはできません。

なぜかというと、人によって状況は全然違うので、「他の科目はかなりできていて、数学だけ苦手」であれば数学を重点的にやった方がいいですし、「数学が1番苦手だが、英語も理科もまだまだ実力不足」であれば、数学ばかりやるよりも、他の教科もバランス良く勉強を進める必要があります。

また、時期によっても最適な答えは変わります。同じ人に同じ悩みを相談されたとしても、高校1年生でまだ受験まで余裕がある時期なのか、いよいよ本格的に受験勉強をスタートする時期なのか、受験1ヶ月前などの直前期なのかで、回答内容はまったく変わります。

だから、ふわっとした質問に対しては、「人による」「時期による」「場合による」といった感じで回答もふわっとするのが当然なんです。

でも、ほとんどの先生や先輩、同級生は、質問や相談をすると、一生懸命回答しようとしてくれます。その結果、「個人の体験談」をまるでそれが正解かのように伝えてしまうんです。
「個人の体験談」を真似してもダメな理由は、すでに説明した通り、ただの相関関係にすぎないことが多いからですね。

受験勉強に限らず、アドバイスを鵜呑みにして失敗する、というのはよくあることなので、注意しておくとよいでしょう。

有効なアドバイスを得るために、最も大切なことは、まずは自分で考える習慣をつけるということです。

「考えてもわからないから聞いているのに、自分で考えなきゃいけないってどういうこと?」と声が聞こえてきそうです。

この時に大事なのは、自分自身で答えを出しておくことではありません。
自分なりに状況を整理して、「今の自分はこういう状況で、こういう点について悩んでいるんだな。解決するためにはどうしたらいいんだろう。」というように考えておく過程が大切なのです。

自分自身で状況を整理してから質問するのと、何も考えずに質問するのでは、得られるアドバイスの質が何倍も変わります。

そして、自分で考える習慣をつけると、徐々に自立して勉強することが可能になります。
指導経験上、自立して勉強できるようになった受験生は、本当によく伸びます。

自立して勉強できるとは、正しい戦略をたて、正しい優先順位で勉強を進め、うまくいかないことがあったら適切に修正できるようになる、ということです。

何も考えずに質問し、言われるがままに物事に取り組む人と、自分で考える習慣をつけて、判断力を鍛えた受験生ではどちらが強いか、というのは誰から見ても明らかだと思います。

まずは自分で考えること。これは、受験が終わってからもずっと大切になります。
ぜひ、受験生のうちに身につけておいてください。

医学部に1年で合格する方法まとめ

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