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小学生レベルの文章が書けない医学部受験生

当塾では入塾当初、医学部を志望する理由、ひいては医師になりたいと思う理由をA4の紙に書いてもらう時間をとります。
すると毎年必ず、率直に言って酷い内容を提出してくる受験生がいます。

例えば「ブラックジャックにあこがれたから」の一言のみだったり、ぱっと見たくさん書いてあるように見えても、実はLINEを打っているような、脈絡のない文章を羅列させているだけの内容だったり。
20歳前後の多浪生が小学校低学年レベルの文章を真面目に提出してくるようなこともあり、驚かされます。

どうしてそういった生徒が出てきてしまうのでしょうか。

全てとは言い切れませんが、それは幼少時代の教育の影響が大きいのではないでしょうか。
勉強ができる・できない、ひいては医学部受験に成功する可能性が高いかどうかというのは、少なくとも幼児教育が大きく影響しているというのが私の考えです。

「勉強ができる」ために必要な能力

そもそも「勉強ができる」ためにはどういった力が必要なのでしょうか。
私は大きく以下の2つだと考えています。

  • 読解力
  • 論理的思考力
  • 数学力

この中で最も大切だと思われるのは読解力です。
問題を解く能力があること以前に「出されている問題の意味が分からない」「目の前にある課題の本質が分からない」、そんな状態であれば答えを導き出すことはできません。
そして読解力がなければ、論理的思考力も育っていかないからです。

今回はこの読解力の大切さについて説明します。

知識はあっても読解力がないと問題は解けない

生徒から質問を受ける中で感じることは「読めばわかることを質問してくる」生徒が多いことです

問題が解けない理由はいくつかあります。
公式などの問題の解き方や単語、専門用語を覚えていないのであれば、それらをひたすら暗記することが必要です。

ただそれ以前に問題の意味が分かっていない、読み砕くことができない生徒がいます。
要するに教科書を読む読解力がないから勉強ができない、ということです。
そしてそういった生徒は、いくら知識を詰め込んだとしても学力は伸びません。いくら時間をかけて勉強しても合格には届きません。

以前に生物の問題について質問してきた5浪している受験生がいました。
質問した相手は物理選択で受験をした現役医大生の講師です。高校時代には生物の授業はとっていません。
それなのにも関わらず、その講師は問題を読んだだけで答えを導き出し、受験生に説明をしていました。

どうしてその講師は生物の知識がないのに問題が解けたのでしょうか。
その生物の問題を解くには生物の専門知識は不要で、問題の意味さえ分かれば一般常識だけで十分わかるような内容だったのです。
受験生は5浪している…ということはすでに20代前半。恐らくその問題が解けるような一般常識は身についているはずです。

要するにその受験生は問題を読んで意味が分からなかった…読解力がなかったのだということです。
ここまでくると、彼が5浪しているのは読解力の不足に大きな要因がありそうです。

AIが英語や国語で高得点を出せない理由

新井紀子さんという研究者が書いた「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本があります。
医学部受験を目指しているいないに関わらず、子供を持つ全ての保護者様には是非読んで頂きたい本です。

この本の中には「東ロボくん」という優秀なAIが出てきます。
「東ロボくん」は東大合格を目指して研究されているAIです。
現段階ではMARCHレベルの大学であれば合格できるような実績が出ています。

AIは数学的処理がとても得意です。正確な解を導き出すのはAIにとってはいとも簡単です。
現に数学分野ではかなりの好成績をたたき出しています。
「東ロボくん」の東大合格を阻んでいてるのは、国語と英語です。

「東ロボくん」は3億以上の英単語を記憶しています。
ですがセンター試験の英語は120点しか取ることができません。
英語に関しては180点以上取らなければ、国公立の医学部に行くことはできません。

なぜ3億もの英単語を覚えているのに点数が伸びないのでしょうか。
それは英語や国語の語学分野では「ニュアンスを掴む」「行間を読む」「文脈を理解する」という能力が必要だからです。
このような臨機応変で柔軟な思考力=読解力が必要な問題は、AIには向いていません。

確かに難関校の試験問題では、環境問題や歴史に関する文献など、日本語で書いてあっても難しいような英語の長文問題が出題されます。
要するに国公立のような超上位校に合格するには読解力が不可欠なのです。

AIと苦手分野がかぶっている「読解力のない子どもたち」

この本には続きがあります。

丸暗記することや1つしかない正確な解を導き出すことに関して、人間はAIに勝つことが出来ません。
彼らの記憶容量や処理スピードは技術の進歩とともに無限に伸びていくからです。

ですが今の技術では、AIの読解力が人間を上回ることはないでしょう。
ある程度読解力がある人であれば、今話題になっているような「AIに仕事を盗られる」という心配はしなくてよいということになります。

ただし上記でも述べたように「読解力がない子ども」が圧倒的に増えていると言います。
彼らはAIの苦手分野が、同じように苦手ということです。

そういった子どもたちは、これからのAI社会をどのように生き抜いていったらいいのか、ということが問題提起されています。

気になった方はぜひ本を読んでみてください。

「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」

地頭力は積み重ねでしか身に付かない

医学部受験に読解力が必要なことは十分ご理解いただけたと思います。
ではなぜ医学部受験に幼児教育が影響するのでしょうか。

先ほども述べたように、勉強ができるためには「読解力」「論理的思考力」「数学力」が必要です。
医学部受験も同様の力が必要で、それを教科に落とし込むと国語、英語、数学です。

先ほど申し上げたように、国語、英語を攻略するには読解力が不可欠です。
どちらもある程度のレベルまで行くと、詰め込み学習だけではどうにもなりません。
英単語は覚えているから理解できるが、文章の意味が分からない、では解けない問題ばかりになってきます。

そして国語はまだしも、そのレベルの英語が出来なければ、合格できる医学部はありません。
国公立を目指すのであれば、なおさら国語は必要になります。

最近よく「地頭力」というワードを耳にしますが、これこそ先ほど述べた3つの力のことです。
そして地頭力というのは一朝一夕で鍛えることは難しく、積み重ねでしか身に付きません。

大人になってから地頭力を鍛えることも不可能ではありませんが、幼少期に身に着けた地頭力、特に数学力と読解力については大きなアドバンテージになります。
高3の春から奮起して1年間頑張った生徒と、幼少期から15年間勉強を積み重ねてきた生徒。
もともと同じ能力だったとしたら、後者が有利なのは明らかです。

この年数をひっくり返すのは、よっぽどの天才でない限り難しいでしょう。

そのため小学受験、中学受験を経験し長い間勉強してきた生徒は、医学部受験においても圧倒的に有利だと言えるのです。

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