合格した医学部
東邦大学
東海大学
埼玉医科大学 正規合格
帝京大学 正規合格
成績推移
本生徒は高校3年生の4月に入塾したが現役では合格とならず2年間通塾し1浪で上記医学部に合格となった。
現役時のセンター試験は英数理(リスニング含む)で82.6%。
今年1浪時の成績は、記述模試で3回とも総合偏差値65前後で推移し、大きな伸びは得られなかった。
受験結果
センター試験は英数理(リスニング含む)で88.4%。
私立医学部にて上記の通り上位まで含めて複数合格となった。
使用した問題集
数学:基礎問題精講、合格る計算、標準問題精講(例題のみ)
英語:DUO、ネクステージ、基礎英文問題精講、基礎英語長文問題精講、速読英単語(必修編+上級編)、頻出英文法語法問題1000、基礎英作文問題精講
化学:宇宙一わかりやすい化学、Excel化学、標準問題精講
物理:宇宙一わかりやすい物理、体系物理、名問の森
問題集の習得と合否について
本生徒は2年間通塾しており時間にも余裕があったためいずれの教科も応用問題集まで習得した。
しかし、他の合格体験記にあるように、合格した医学部においてはいずれも応用問題集の習得は合否に影響していないといえる。(基礎問題集までの習得で十分対応可能。)
ただし、2年継続の生徒は同じ基礎問題集だけを繰り返していても学習効果が下がってくるため、モチベーションの点でも成績を見ながら応用問題集に入ることは無駄ではないようにも思われる。
2年目で大きく変えたことについて
卒業後に本人にヒアリングを行った。特に重要だったといえる点は下記。
・浪人になったので朝早く起きる生活リズムを早い時期につくって維持した。
・塾生ページの各資料をとにかく何度も何度も読み込むようにした。
・模試や過去問の分析などの提出物は時間をかけて取り組むようにした。
・模試や本番で、点数のことなどは考えないようにして試験の解き方を徹底することだけを考えていた。
・特に理科において基本の理解や細かい知識はほとんど完璧といえるほどに復習した。(化学の記述模試の偏差値は72.8まで伸びた。)
成功要因
上記のとおり、浪人するにあたって本人自身が意識を変えたことが非常に大きいと思われる。
医学部は基礎力がついていれば成績上は合格可能性が十分ある。しかし本番しっかり解き方を徹底して得点することが合否のわかれめとなる。
本生徒は生活リズムをつくる、塾生ページを何度も読む、分析を丁寧に行う、試験の解き方を徹底するなど本番の得点力につながるような意識をもてていたのが合格につながったといえる。
反省点
結果的に模試の偏差値以上のランクの医学部に進学することとなったため結果オーライではあるが、英語の成績が大きく伸ばせなかったことが反省点といえる。
他の英語の成績が大きく伸びた生徒の合格体験記を参考いただきたいが、決して難しい問題集や参考書に取り組めば成績は伸びるわけではない。むしろ単語と文法の暗記を徹底し、基礎英文問題精講などの構文の問題集を用いて取り組み方を変えていくこと、記述模試後の分析と反省をしっかり行っていくことが大切といえる。
英語が伸び悩む生徒の場合は理科が伸びないと医学部合格可能性は大きく遠のく。本生徒は自身でそのことを自覚し、特に化学の暗記事項を隅々まで徹底したことが合格可能性を高める上で非常に重要だったと考えられる。
また、本生徒は物理選択であり物理も伸び悩みがあったが記述模試で偏差値65以上は維持できていた。物理と英語数学で伸び悩みがあると苦しい戦いになるため、物理選択者は注意は必要といえる。