合格した医学部
浜松医科大学
東邦大学
国際医療福祉大学(正規合格)
東京女子医科大学
成績推移
現役時から生物、英語の成績はよく、現役時のセンター試験でも両方共95%以上を得点していた。しかし数学が70/50点台、化学が70点台と特に数学に苦手意識があった。
1浪目の4月に当塾に入塾。
入塾時成績
2017年センター試験 総合82.3% 英数理82.7%(英語筆記:194 リスニング:48 数1A:72 数2B:59 化学:74 生物:97 国語:155 倫理:83)
今年の成績推移
5月河合記述模試 総合66.2(数学:62.5 化学:61.1 生物:65.1 英語:76.2)
8月河合記述模試 総合68.7(数学:55.9 化学:67.5 生物:80.6 英語:70.9)
10月河合記述模試 総合69.2(数学:65.2 化学:68.5 生物:75.4 英語:67.6)
センター試験本番 総合87.6% 英数理87.5%(英語筆記:186 リスニング:42 数1A:70 数2B:82 化学:87 生物:100 国語:176 倫理:89)
数学は最終的に偏差値65、化学は68.5まで伸びた結果、総合的にも順調に伸びた。
受験結果、センター試験結果
センター試験は総合87.6%。(現役時は82.3%)
今年は私立医学部の一次試験は受験校全勝、二次試験も1校を除いて全勝という結果に終わった。
習得した問題集
数学:基礎問題精講、合格る計算のみ(標準問題精講は全く触れていない)
英語:DUO、ネクステージ、基礎英文問題精講
化学:宇宙一わかりやすい化学、Excel化学
生物:大森生物、Excel生物
いずれの教科も基礎問題集のみの習得で終了した。元々英語が得意であったため英語にはほとんど時間をかけない課題方針とした。数学は苦手意識が非常に強く、上滑りを避けることを最優先にし基礎のみを徹底した。
主な成功要因
英語と生物がよくできて数学が極端に苦手意識がある、女性の生徒では割と典型的な生徒といえる。
数学を無理強いするよりは基礎をしっかり徹底させて、本番は試験の解き方を徹底することでとにかく基本問題で着実に得点して守り、英語と理科で稼ぐ戦略をとった。
結果的に国公立医学部、上位私立医学部にも合格という結果となった。
本生徒のように数学に極端に苦手意識がある場合は、まずは本人の意向を確認して様子をみるが、やはり苦手意識が払拭されない場合は無理に数学にこだわらず、総合教科で勝負するのも大切な戦略といえる。
卒業後の本人談では「最後まで数学は苦手だった」ようだが、記述模試で偏差値65には到達しており、本人なりに努力し基礎力はしっかりついたと考えられる。
ちなみに浜松医科大学は数学の難易度が高いと巷ではよく言われるため、上述した基礎問題集だけで合格できるのか、と不思議に思う受験生もいるかと思うが、浜松医科大学に限らず多くの国公立医学部は基礎力があれば総合力で十分勝負できる。むしろ数学に苦手意識がある受験生が難しい問題集にこだわって上滑りを起こすと合格できるものも合格できなくなることは強調したい。
本生徒の場合はセンターボーダーより余裕があり、二次力を考えても少し余裕がある出願だったといえる。
反省点
欲を言えば、というものはあるかもしれないが大きな反省点は特になく、1年間しっかり努力をされた結果がついてきたように思う。
本生徒と同じようなタイプ(数学が苦手で文系教科が得意)の受験生は多いと思われるが、本例を参考にして欲しい。