合格した医学部
千葉大学医学部
慶応大学医学部
日本医科大学(正規合格)
センター試験の得点率
89.8%
成績推移
入塾時成績
2015年10月河合全統記述模試 総合61.9(数学:70.4 化学:63.2 物理:55.3 英語:58.5)
2016年センター試験 総合85.1% 英数理83.8%(英語筆記:153 リスニング:40 数1A:98 数2B:100 化学:71 物理:81 国語:184 日本史:81)
(今年の成績推移)
8月河合記述模試 総合69.7(数学:78.1 化学:73.1 物理:54.8 英語:72.9)
10月河合記述模試 総合76.8(数学:79.7 化学:78.9 物理:77.6 英語:71.1)
センター試験本番 総合89.8% 英数理94.5%(英語筆記:194 リスニング:38 数1A:100 数2B:100 化学:92 物理:90 国語:164 日本史:75)
指導内容について
ACE Academyでは1人1人にベストな勉強計画をたててくれます。
私は現役の時、数学は比較的得意だったのですが、英語は非常に苦手でした。
そのため、ACEでは英語に比重をおいた課題を作成いただき、重点的に勉強しました。その結果、どの科目もまんべんなくできるようになり、難関大でも十分戦えるようになりました。
講師のサポートについて
ACE Academyでは何度も面談をして自分に足りないものは何かを考えてくれた他、勉強計画の見直しをしてくれるなど手厚いサポートをしていただきました。
また入試前には、過去問を解く度に、解けなかった問題はどう考えればよかったのかや解き方のアドバイスをしていただきました。
ACE Academyのよかった点
①講義がない
ACE Academyには学校や大手予備校のような講義がありません。そのため自分に足りないことや苦手なことを重点的に学んだり、1度勉強したことに戻って習得し直すということができます。
講義がないと理解できるようにならないと考える人もいるかと思いますが、ACEでは質問しやすい環境が整っていて、さらに現役の医学部生が分かりやすく質問対応を行ってくださるので、十分理解できました。
②参考書、問題集がよい
ACEで指定される参考書は非常に分かりやすく書かれていて簡単に理解することができます。また重要なこともしっかり書かれていて、難しい問題を解く上で必要な知識や考え方を身につけることができます。
問題集も簡単なものから難しいものまであり、入試の対策はしっかりできます。入試には解いたことが無い問題も多くありますが、そういった問題も典型的な問題と繋がりがあり、どう解くのかも問題集から学ぶことができました。
③自ら学ぶということ
ACEでは1回3時間の授業が週3回しかありません。そのため大部分の勉強を”自ら”しなければなりません。
またACEでの課題は上限がありません。1週間でやれるだけやり、どこまでやるのかは自分次第です。
こういった環境に身を置くことで、精神も鍛えることができました。
1年間で学んだこと
私はこの1年で「反省」ということを学びました。
ACE Academyでは模試や過去問を解いた後だけでなく、毎週末、月末にも自分の勉強方法などがどうだったか反省します。
現役の時は模試や定期テストがあると、どの分野が解けなかったかだけを考えていました。私はこれを「反省」だと思っていました。しかしこれは「反省」ではなく、ただの「結果」だったと気づきました。
ACEで行う「反省」ではもっと深くまで原因を探ります。
自分はどう考えたのか、なぜそう考えたのか、(1度解いた問題だったら)なぜ1回目の時に理解出来ていなかったのか、2度と間違えないためには何をすべきか、といったように、「なぜ」を繰り返して考えていきます。
この「反省」をすれば自分の弱点を見つけ、なくしていくことができます。
深く深く「反省」をすることが合格へと繋がったのだと思います。
後輩へのメッセージ
受験生活は辛いものです。
特に浪人生は同級生が大学生活を楽しんでいる中、毎日毎日つまらない生活を繰り返さなければなりません。
しかし、そんな辛い生活も、楽しさを見出すことができれば、乗り越えることができると思います。
「好きこそ物の上手なれ」と言うように、少しでも勉強を楽しめればより成長できるようになると思います。
ですから、是非勉強に集中できる環境を楽しんで頑張ってください。
合格後のインタビュー
*合格後に1年間の振り返りも兼ねてインタビューを致しました。
通塾について
通塾時間:片道2時間(+自転車30分)かけて通っていました。電車の中ではDuoとリスニングをとにかくやっていました。
独学と通塾の違い:自分だけでやったら間違えた方向に行っていたかもしれないけど、通塾したことでそれを修正してもらえたと思います。
成績ののびと各教科の勉強について
・数学
最初から数学は得意だったが、さらに1年間で伸びました。特に基礎を埋めたことが良かったです。また計算練習によって計算力もついたと思います。
基礎問題精講はさらっとできましたが、標準問題精講は解ける時もあれば解けない時もあり、模試のタイミングでも復習し最終的にはどの問題も確実に解けるようにしました。
過去問の問題は、標問をより理解するための”ネタ”として使い、とにかく問題集を復習しました。
・英語
もともと英語が苦手でしたが、特に慶應医学部が通っていたのは英語ができたからだと思います。また千葉大学でも少し本番数学で失敗しましたが、その分を英語でカバーしたんじゃないかと思っています。
Duoでも単語を覚えていましたが、基礎英文問題精講、基礎英語長文問題精講に載っている単語も徹底して覚えました。
英語は、基礎英文問題精講で、日本語に直さずに意味をつかむことを意識して何度も読みこみました。日本語訳をわかっている状態で英語を読みますが、その状態が「長文が読める状態なんだ」と思えたことが大きかったと思います。実際、模試や本番など、初見の問題で細かい部分がわからなくても内容をつかむことができるようになりました。
・化学
化学は、式を書き出すまでの時間が短縮されたことが大きかったと思います。例えば、pHを求める問題だからバランスシートを書けばいいんだ、とか、本番の論述の問題でも、問題集で解いたことのある問題からの出題がほとんどだったのですっと書けました。
Excel化学が網羅的だったため、問題を見たときにすぐに「あの問題の類題だ」と気づくことができました。
宇宙一わかりやすい化学の読み込みをして、例え話が個人的にしっくりきたのもあり、本質が掴めるようになったと思います。現役の時は「化学の新演習」なども使っていましたが、本質が理解できていませんでした。今年はそれが伴って大きく伸びたんだと思います。
・物理
物理はイメージができるようになったのが強かったです。
現役の時は典型問題の解き方はできていたがイメージができていませんでした。
この1年間、宇宙一わかりやすい物理をとにかく読み込み、また名問の森の「ヒント」も読み込みました。
また、体系物理でも公式を導き出す問題は誘導がなくてもできるようにして理解を深めていました。
塾でやってもらって一番大きかったこと
毎週、毎月、模試後の反省です。
これまでは「ただここができなかった」というざっくりした反省しかできていませんでしたが、深く振り返りができました。
特に印象に残っているのは、第二回全統記述模試の後のコンデンサーの問題で、ただ「コンデンサーの分野を復習しよう」と思ったのではなく「コンデンサーとはそもそも何か」という本質が理解できていないから失点したということに気づいたことです。
他によかったのは友達作り禁止です。大手予備校にいってる友達は「友達が作れて楽しかった」と言っている人もいましたが、ACE Academyでは足の引っ張り合いをすることがなく、自分と向き合えてよかったです。
問題集の答えを丸覚えになってしまう時の対処法
どう解いたのかの思考の過程を書くようにしました。「この問題はこういう問題だから、こう考える」などです。
ただ、どうしても問題集はすぐに解答が読めるので、やはり模試や過去問のときにしっかり分析し、問題集や参考書を復習するのが大切だと思います。
その他注意していたこと
問題集を習得するとき、また繰り返すからいいやと思うのではなく、本番だと思ってやっていました。
また、指定された問題集以外は一切やらず、とにかく一つの問題集を徹底して理解し習得していました。
講師によるコメント
彼は私立医学部も練習のために受験はしましたが、学費的に進学ができませんでした。日本医科大学も正規合格しましたが手続きはせず、実質国公立医学部一本勝負というプレッシャーの中、見事合格されました。
授業の欠席や報告の遅れなど1回もありませんでしたので、合格してから片道2時間以上かけて通学されていたと知ったときは驚きました。
とにかくご自身で深く考え、与えられた課題を徹底して行うという努力を1年間継続されたことが、成績ののびだけでなく、試験本番でもしっかり決めてくるという結果につながったと思われます。
また、最も印象に残っていることですが、彼は進学できるのが国公立医学部1本だったため、千葉大学医学部の前期試験がおわっても合格発表の日まで気を抜くことなく、後期試験に向けての勉強・通塾を継続されていました。
これはなかなかできることではありません。
彼の、勉強だけでなく物事に取り組む姿勢を最もよくあらわしている姿だったと思います。
ご自身の努力によって最高の結果を出された姿勢は、私たち講師陣にとっても多いに学ぶことがあると思っています。
本当におめでとうございました。