合格した医学部
群馬大学医学部
杏林大学医学部(正規合格)
センター試験の得点率
88.1%
指導内容について
ACEではどの参考書も5周以上をだいたい2~3週間でやるよう課題が出されます。
1冊の参考書を徹底的にやり込んで定着度を100%にすることで、驚くほど力がつきました。
この問題はこう解く!という定石パターンをかなりの量覚えることが出来たので、模試や本番でもほとんどの問題が一瞬で解法が分かるようになり、「あの参考書のあの部分でやったやつだ!」と試験中に手応えを感じることが多かったです。また、参考書も1、2回やっただけでは気づかない深い部分まで学ぶことが出来ました。
講師のサポート
先生のサポートは驚くほど手厚く、とても有り難かったです。1人1人の状況を常に先生が把握してくれて、自分に最も必要で的確な指導をしてもらえました。
模試の後や過去問演習のたびにすぐ面談をしてもらえて、私が作成した分析シートを基に的確すぎるアドバイスや、課題の修正をして頂け、またミス対策や時間配分などテストパフォーマンスを高める方法も教えてもらえました。
自分の勉強法は正しいのかと不安に思うことは1年間全くなく、相談したいことがあるとすぐメールや面談で対応してもらえたので、目の前の課題だけに集中することが出来ました。
ACE Academyの良かった点
たくさんありますが、他の項目で触れていないことを書きたいと思います。
一番よかった点は、1年間”自分で”しっかりと能動的に学んで結果を出す、ということが求められている環境である点です。
先生は私の悪い点だけを厳しく見てアドバイスをたくさんしてくれますが、どうすれば良いのか全てを教えてくれる訳ではありません。
すなわち少しヒントをくれた上で、「じゃあ悪い原因は何?具体的な改善策は?」と私が自分で考えるのを促すようなアドバイスをしてくれるのです。
最初自分で考え工夫する力が無く、先生の問いに全く答えられませんでしたが、先生と問答法を繰り返すうちに自分で思考し、もがく癖がついたように思います。
先生の助けを借りつつ、自分で工夫→失敗→改善→成功を何回も経験して少しずつ自分なりの勉強法を確立し、苦手だった物理と数学の成績を伸ばすことが出来ました。
1年間で学んだこと
量だけではない正しい勉強法を学びました。
私は今までただ勉強量、演習量を増やしさえすれば合格出来るだろうと考えていました。
ですがACEで毎週、毎月自分の勉強を反省したり、模試を受けたら分析して苦手分野やテストパフォーマンスの悪い点を発見して日々の勉強を変えて次に備える、ということを繰り返すうちにこれが本当の”勉強”というものなんだと実感しました。模試に対する認識もガラッと変わりました。
そしてただ何も考えずなんとなく問題集を解くだけでは、ある程度までは学力は伸びるものの、医学部に合格するのは難しいということが分かりました。
このことを強く実感したのは、物理の苦手を夏に克服した時です。
基礎問題集をきちんと習得したはずなのに、8月初めの模試で物理の点数が塾生の平均点を10点も下回っていました。
ですが原因を考えて勉強法を変えることで、なんとなくですが物理のコツが掴めたような気がして、8月の終わりの模試からは偏差値70をコンスタントに取れるようになりましたし、物理が大好きになりました。
私は医学部に進学する前にこのことが学べて、実践して身に付けることが出来て本当に良かったと強く思います。
これから先、絶対に役立つと思うからです。
後輩へのメッセージ
色々書いてきましたが、これからACEで学ぶ人に絶対に守って欲しいことが1つだけあります。
毎週出された課題は必ず終わらせる!!ということです。
ACEの課題は量が多くて、1週間毎日机に張り付いてひたすら問題を解きまくらないと終わらない量です。つらいです。それが1年間続きます。
でも課題をこなすことでかなり成績が伸びますし、自分を変えることが可能です。
私は現役と1浪時の模試で、群馬大学の判定は全てD、E判定でした。しかし2浪目では夏を過ぎる頃には全てA、B判定を取れるようになりましたし、何よりすごく自信がつきました。
そして自分に自信が持てたことで、さらに頑張ろう!と思えて秋からは勉強時間も増え、週100時間勉強することは当たり前となりました。
皆さんも少しでもやれば成果が必ず出ると思います!ズルはせず、何としてでも課題をこなして下さい。
そして最後に…
浪人生(特に2浪以上)は、今年もだめかも…という不安が1年中つきまとって離れないと思います。私もそうでしたし、本当にこの1年はまるで暗くて長いトンネルをひたすら歩き続けているような感覚でした。
でも受験生全員同じで不安で苦しいです。あなただけではありません、大丈夫です。
そして合格のためには、不安を感じながらも、ACEの先生方を信じ続け、楽な方へ逃げるのではなく目の前の勉強を1つずつこなしていくことしかありません。
医学部に合格出来ると、この1年を笑って振り返ることができ、未来の自分の姿も鮮やかに思い描くことが出来ます。
この日が来ることを楽しみに、日々ひたすら勉強して下さい。
心から応援しています。
合格後のインタビュー
*合格後に1年間の振り返りも兼ねてインタビューを致しました。
通塾について
群馬に住んでいるので(片道)2時間以上かけて新幹線で通っていました。
自宅だけで勉強しているとモチベーションの維持がしづらく、実際通塾するときに周りの受験生も暗記練習や計算練習に集中する姿をみることで刺激になっていました。
また模試の後の面談や過去問演習の分析などとても大切だったので通塾してよかったと思っています。
また通学時間は電車の中で単語や暗記事項を覚えたりしていたので気にはならなかったです。
成績ののびと各教科の勉強について
全教科、1浪時よりかなりのびました。親も模試の成績をみて一緒に喜んでくれました。
・数学
基礎問題精講をしっかり定着させたあと、標準問題精講をとにかくやりこみました。実際群馬大学ではかなり役立ちました。
・化学
基礎から苦手意識があったのでExcel化学を1年間通して最後まで復習していました。
・物理
元々物理がかなり苦手で、宇宙一わかりやすい物理を読み込むことで本質の理解ができました。ここが一番重要で、実際に模擬試験の成績があがったことにつながったと思います。
その後、名問の森を解きながら宇宙一をまた読む、ということを繰り返すことで得意な教科にできたと思います。
・英語
英語は毎日やる課題だったのですが、気がついたら成績がのびていました。
基礎英文精講を何度も読み込むことで、初見の英文でも読めるようになっていると実感したのを覚えています。
モチベーションについて
最初から、1年間全力でやろうと決めていたのでモチベーションが大きく揺らぐようなことはありませんでした。ただ、8月の模擬試験でこれまでとったことのない成績がとれたので、モチベーションもさらにあがったと思います。
辛かったとき
12月の河合塾センタープレの自己採点をしたときに82-3%で、以前どこかで12月になれば模試は9割とれないといけないと聞いたことがあり、かなり落ち込みました。
結果的にこのときの模試は本番より難易度が高く、偏差値としてはあまり問題なく、数字だけにとらわれてはいけないと再確認しました。
覚えているエピソード
まず4月の末くらいに面談をしたときに、他の生徒とくらべて勉強時間が少ないことを厳しく注意されました。勉強時間を増やすことができましたが、今思うと勉強時間が少ないまま時間が経過していたら結果もかわっていたと思います。
また、6月末に模擬試験の分析シートを提出したのですが、分析が甘く2回再提出になりました。模試を自分で分析すること自体がはじめてのことでしたが、このときにしっかり分析する習慣がつき、その後の勉強や過去問演習の効果をのばすことにつながったと思います。
塾生ページについて
問題集のオリジナル解説はとても役立ち、何度も読んでいました。実際、自分が詰まったところの解説が多くのっていたので助かりました。
また過去問解説もとても詳しく、役立ちました。
課題について
辛いときもありました(ほとんど辛かった・・)が、とにかく課題を終わらせることをモチベーションとして勉強していました。1回だけ、課題がどうしても終わらなかったときがありましたが、それ以外は課題は終えて報告ができていたと思います。
課題がないと自分ではまずできなかったし、(これだけの量を)やろうとも思わなかったと思うので課題を毎週いただけたのはとてもよかったです。
講師によるコメント
受験が終わってから、新幹線で片道2時間以上かけて通学されていたと知りました。1回も授業を欠席することもなく、勉強報告が遅れることもありませんでした。
分析ははじめの頃はうまくできていなかったこともありましたが、再提出になっても妥協することなく改善を重ねることで、過去問演習の時期にはトップレベルの分析ができていました。
6月頃までしっかり勉強習慣をつけて基礎を定着させることが1年の結果に大きく影響しますが、彼女の場合ははじめから1年間全力でやりきることを決めており、実践されたことが成績の大きなのびにつながったと思います。
2浪目以降に(特に物理を苦手とする人で)成績を大きくのばすことは簡単ではないのですが、やるべきこと(課題や報告、通塾、過去問演習の分析など)を徹底してやり、自分のできないこと(分析も含めて)には貪欲に向き合って吸収していったことが結果につながったと思います。
模擬試験でも根拠をもってどの教科も成績がのびていたため、早い時期から合格できる可能性は高いと感じていましたが、センター試験もしっかり決めてきましたし、二次試験前になっても気持ちを緩めることなく最後まで集中されていたので頼もしくみていました。
1年間お疲れ様でした。また合格おめでとうございます。