対談動画
合格した医学部
昭和大学(正規合格)
杏林大学(正規合格)
<一次合格>*二次試験棄権を含む
北里大学
聖マリアンナ医科大学
獨協医科大学
東京女子医科大学
埼玉医科大学
帝京大学
成績推移
*2022年2月に入塾
入塾時の成績
2021年第3回全統記述模試 総合50.8 (数学:44.3 化学:48.0 生物:53.0 英語:57.9)
今年の成績推移
5月全統記述模試 総合:63.1 (数学:61.7 化学:55.7 生物:64.1 英語:70.8)
8月全統記述模試 総合:63.3 (数学:60.2 化学:62.3 生物:66.1 英語:64.6)
10月全統記述模試 総合:62.6 (数学:62.3 化学:66.7 生物:55.9 英語:65.6)
使用した問題集
数学:基礎問題精講、合格る計算
英語:DUO、ネクステージ、基礎英文問題精講、速読英単語(必修編)、全解説頻出英文法・語法問題1000、リンガメタリカ、基礎英作文問題精講
化学:宇宙一わかりやすい化学、Excel化学
生物:Excel生物
成績について
塾長:私立医学部の一次試験は8校通過、そのうち2校が正規合格でした。その他6校に関しても、正規合格があったため、過半数は二次試験を棄権しています。
入塾時は総合偏差値50.8と成績はあまり良くない方でした。小学校からエスカレーター式に進学してきたため、実質大学が初めての受験とのことでした。
現役時の反省点は?
難しい問題集ばかり手をつけてしまい、完全に上滑っていたことだと思います。
自分の中では、勉強時間はしっかり確保できていたつもりでした。しかし基礎の徹底が全然できていなかったことで成績が伸び悩んでいたのだと思います。
入塾後、初めての河合塾の模試で総合偏差値50→63と伸びた要因は?
卒業生:2月に入塾してから5月の記述模試までに、全科目の問題集を2周回せたことが一番の要因だったと思います。自分では成績が伸びている感覚は全くありませんでしたが、成績表が返却されて初めて、取り組み方が正しかったのだと感じることができました。
塾長:うちでは大体3か月で英数理の問題集は全て終わります。本生徒様は2月に入塾されて丁度2周ずつくらい取り組み終わったタイミングだったため、成果がではじめたのだと思います。
共通テスト本番でも英語数学理科の総合は79%と良い成績でした。しっかりと基礎が固まっていたのだと思います。
使用した問題集についての印象は?
卒業生:正直、第2回の模試の成績が出たタイミングで、正直なところ標準問題精講の課題が出ることを期待していました。そのため標問の課題が出ず基礎問の復習課題がでた際に不安に感じたことがありました。
ただ「過去の卒業生のデータから、今の私は基礎問をやるべきと考えて課題を出してくださっているはずだから、信じよう」と考えるようにしました。
とにかく信じて基礎問を繰り返し復習することに専念しました。
塾長:他の対談動画を見てもらえると分かると思いますが、数学の偏差値が70近くあるような生徒様には標問を出すこともあります。ただ結局、課題に出たときは使用していたけど、直前期や国立対策では基礎問のみを使用していた卒業生がほとんどでした。
ですから正直、標問を使用したから成績が上がったという感覚はありませんね。成績の良い生徒様ほど、基礎の抜けを危惧して、直前期は基礎問に専念して取り組んでいたため、結果的には正解だったのではと思います。
本生徒様に標問を出さなかった背景もお話ししますね。
確かに数学の成績だけを見ると、標問をだしてもできないことはなかったと思います。ただ、もとの成績からの推移を見ると、伸びてきてはいるのだけれどもっと定着させた方がいい、全体のバランス見ても、もう少しずつ伸ばせる余地はあると考えていたため、基礎問のみを出していました。
基礎だけでここまで成績を伸ばせるという点でとても参考になる例だったと思います。
エースアカデミーを選んだ理由
現役のときは集団授業のある予備校に通っていました。
当時は授業と予習、復習で時間をとられてしまい、自分で何か勉強しようと思ったときに何からやるべきかわからなかった経験がありました。
エースでは塾が計画を立ててくれるため、自分が何をすべきか明確になっている点が良いと思い、入塾を決めました。
講師面談について
卒業生:浪人に入ってすぐの頃は、特に理科に不安がありました。
数学は塾生ページの目安期間を守って進められていたのですが、理科は目安期間ギリギリになってしまうことが多く、講師の方にその理由を聞かれたことがありました。
私は理科に不安があるため、数学よりも理科に時間をかけたいと話しました。それに対し講師の方は「苦手科目が不安な気持ちもわかるけど、1番大切なのは問題を何周も繰り返すこと。時間をかけて1周するよりも、とにかく習得目安期間内で問題集を終わらせることが大事」とアドバイスをくださいました。わからない問題があって理解できなくても一旦飛ばして先にすすめ、何周も繰り返す中で覚えていくことの重要性を認識することができました。
塾長:とても重要な話をしてくれました。もとの成績では化学の偏差値40台だったため、不安になる気持ちはとてもわかります。ただ、その講師のアドバイス通りで、そこでずるずる時間をかけて取り組むと詰んでしまいます。時間をかけじっくり取り組んでも結局演習が足りずに定着できない状態が最も良くないため、分からないところは飛ばして回数を重ねていくということが非常に重要です。
早い時期に気付いてくれて、よかったと思います。
塾長との関わりについて
塾生限定ウェブセミナー
卒業生:一番衝撃を受けたのは「過去問を繰り返し演習することに意味はない」というお話です。
理由として、過去問など難しい問題に慣れてしまうと、試験本番で捨て問が出たときにそれが捨て問かどうか判断できず時間を無駄にしてしまうことを話されており、とても納得しました。
セミナーを通じて、とにかく基礎問題集をまわすべき理由を本質的に理解できたことで、やるべきことに専念できたと思います。
塾長:本生徒様は最後の記述模試での偏差値は62で、昭和大学に正規合格されています。
現在、これから浪人のタイミングで入塾される方が多い時期です。中には第3回の記述模試で偏差値60後半あっても合格できず浪人された生徒もいます。
面談する中で、現役時は過去問の演習を10回以上やって、その上で過去問の解説授業を聞いたりと時間をとられていたことが分かりました。ご本人も、秋の時点では習得していた理科の知識が徐々に抜け始めている感覚はあったようですが、真面目なタイプの生徒ほど塾で指示された過去問演習や解説授業を真面目に取り組み、基本事項の復習が疎かになりがちなようです。
結局、最も基礎が抜けたタイミングで共通テストや私立医学部入試本番を迎えてしまい、結果に繋がらなかったという失敗例は少なくありません。
本生徒様は過去問演習や応用問題にとらわれず、愚直に基礎を徹底できていたからこそ、昭和大学に正規合格されたのだと思います。
塾長面談について
1月の本番期、2校の私立医学部を受けたタイミングで、塾長面談を申し込みました。
どちらの大学も自分では得意科目と思っていた英語で全然解けず、不安を感じていました。
塾長から「客観的に見たらどの科目も偏差値が同じくらい」とご指摘をいただきました。
また「英語は文法や単語などやることが膨大だけど、数学や理科なら分野を絞って勉強できる。英語の成績を上げようとするよりも、数学や理科の復習を優先したほうがいい」とアドバイスをいただきました。ここで初めて英語にこだわり全体を見れていなかったことに気づき、それから得意科目にこだわらず全体を見て優先順位を立てられるようになりました。
模擬面接について
卒業生:私立試験に一次通過したタイミングで模擬面接を受けました。
塾長から「話し方の雰囲気が、態度が悪く聞こえてしまう」とご指摘を受け、ハキハキ話すように意識しました。
自分の中では二次試験の面接はあまり合否には関係なくて、一次試験の成績が良ければ受かるものだと思っていました。塾長から大学によっては、態度や「どのように準備してきているか」を見ているところもあることを教えていただいて、そこから2次試験に対しても準備するようにしました。
塾長:仰っていただいたことは両方正しく、まずは一次の学科試験が最も重要です。そもそも一次試験を通過しないと面接を受けられないので。
本生徒様も、学科試験はしっかりやってくれて一次試験は8校合格されています。
ただ、せっかく一次通過したのだから模擬面接や質問回答の準備など、最後までできることをしっかりやっていく方が良いということです。一部の大学では、そこで差をつけられることもあります。
本生徒様は、コスパよく二次試験の準備もしっかりできていた印象です。昭和や杏林に正規合格されており、1次通過してからの準備で十分間に合ったのだと思います。
辛かった時期、乗り越え方
やる気の出ない日は少し辛かったです。
夏休みに2日間、初めてやる気がない日がありました。それを機に、1か月ごとにやる気がない日が数日ありました。
9月に過去問演習の指示がでてからは、この状況を利用して、わざとやる気がない日に過去問演習をすることでカバーできるよう工夫していました。結果的には、机に向かって取り組む習慣は継続できていました。
前期試験が終わり、後期試験が始まるまでの期間は1番辛かったです。
前期試験で正規合格をいただいていたので、前期試験の前ほど勉強に対するモチベーションがなかったためです。当時気をつけていたこととしては、モチベーションがなくても、とにかく13時間は絶対に机に向かうということです。
集中できなくても、椅子に座って勉強に臨む習慣は崩さなかったことで気づいたら乗り越えられていたという感じでした。
後輩へのアドバイス
塾長:もともと大学進学まで受験を経験したことがなく、成績的にも偏差値50、科目によっては偏差値40台しかないところから1年で昭和大学に正規合格されました。
多くの生徒にとって参考にしたい例だと思います。ここまで勉強習慣を維持できた秘訣は何ですか?
卒業生:私は自宅の近くの有料の自習室を利用しており、毎日そこに通って勉強していました。
入塾したその日から勉強時間は確保できていたと思います。
私の場合は初めから辛いということは全くなく、むしろエースに入ってやることが決まっていたのでとにかくそれをこなすことに達成感を感じていました。
勉強時間が13時間を超えると達成感を感じ、それがメンタル維持にも繋がったのだと思います。
自分の中で1番大事だったと思うことは?
卒業生:理解、納得するよりも一旦実行することが非常に大切だと思っています。
試験に合格して初めて「ああ、あれが正しかったのか」と思えることが多々ありました。この感覚は普段勉強しているときは決して得られない感覚です。
とにかく、「今やっていることが正しいのだろうか」と不安になるよりも、エースで教えていただいたことを信じて淡々とこなしていくことが重要だと思います。
塾長:とても参考になることを言ってくれました。
過去問演習や数学の応用問題集の話もそうですが、ふたをあけると数学は基礎問題精講とうかる計算だけで8校一次試験通過しているのですから、逆に一次通過できなかった人はまず間違いなく基礎問を取り組んだ方がいいといえるでしょう。
本生徒様も一時期は不安に感じていたようですが、そこで理解や納得できなくても、素直に実行してくれたのが良かったと思います。