私立医学部大学別特徴まとめ(願書・面接対策)

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慶應義塾大学医学部

・「基礎臨床一体型医学・医療の実現」を理想に掲げ、“フィジシャン・サイエンティスト”、つまり、研究能力を備えた医師であり、同時に豊かな人間性と深い知性を有し、確固たる倫理観に基づく総合的判断力を持ち、生涯にわたって研鑽を続け、医学・医療を通して人類の福祉に貢献する人材の育成に取り組む。

・医の倫理、医療人としての責務、Patient-centered Medicine(患者さん中心の医療)の実践を入学から6年間一貫して学ぶ。生命倫理や医療に関する法の理解と遵守、医師としての行動規範の修得、ヒューマニズムの実践、コミュニケーション能力の向上、生涯学習の姿勢を確立するなど、良き臨床医、優れた医学研究者となるため「Medical Professionalism」を身につける。

・それと共に、リサーチ・マインドをもつ臨床医を育成する。「臨床医を目指す者にも研究能力を賦与する基礎づくりに力を注ぐ」という伝統的な教育方針のもと、臨床実習の時間を豊富に用意するとともに、日本の医学部で初めて学生研究プログラム「自主学習」を設置(教員の研究室に加わり、自分で選んだテーマで研究に挑戦し、創造的な問題解決能力を養う)。

・総合大学の強みを生かし、臨床面では医療系三学部(医学部、看護医療学部、薬学部)で多職種教育(Inter Professional Education; IPE)をカリキュラムに取り入れ、将来、患者さん中心のグループアプローチによる医療が実践できる医療人に成長することをサポートする。

・研究面では、医療系三学部連携による高度な医療研究の他、理工学部との医工連携で医学ロボットの開発などの共同研究、経済学部・文学部から健康マネジメント研究科、 政策・メディア研究科など様々な学部、研究科で協同する。

・医療系三学部合同教育のコアとなるのは「初期教育(1年次)」、「中期教育(4年次)」、「後期教育(6年次)」の3つで、それぞれ半日~1日のプログラム。対象学年の医・看・薬の学生全員(350名強)が集まり、少人数の混成チームでグループワークを行う。後期教育では腎代替療法が必要な患者さんの医療・ケアの計画を立てるといったような難しい課題に1日かけて取り組む。

・その他、医療系三学部合同教育の選択制のプログラムとして、ラオス研修プログラムや、Basic Life Support実習などが行われる。

・研究面では、医療系三学部連携による高度な医療研究の他、理工学部との医工連携研究(触覚を伝える手術支援用両腕ロボットの開発)など分野横断的な共同研究が進められる。総合大学の強みを生かして様々な学部、研究科が協同し、現代の医療・医学に関する諸問題に多角的にアプローチできる。

・先端的な医療を行う大学病院の他、多数の関連病院(約100)、教育中核病院(35)、OB,OG会(三四会。約9000人)との強力なネットワークを擁し、先進医療から地域のプライマリケアまで学ぶことができる。

・研究分野では、最先端の学内研究機関に加えて内外の研究機関、大学と連携しており、世界レベルの研究者・医師を目指せる環境になっている。学部第3学年から研究医養成コース(MD-PhDコース)に在籍し、学部の講義・実習に加え大学院医学研究科博士課程講義を受講して、本格的な研究を早い段階でスタートできる。学部卒業後そのまま大学院に入り3年間で博士号を取得することも可能。

・大学院教育においては、国立がん研究センター、国立国際医療研究センターなどとも連携を結び、学位習得が可能。

・学生の国際交流のプログラムとして、5年次の短期海外留学プログラムがある(学年の1/4が海外の病院での臨床実習に参加)。臨床プログラムでは、希望する海外の病院にて1~3月期の約1ヶ月間臨床実習ができ、例えば米国では、現地の研修医のように患者さんのファーストタッチ、カルテ記載、治療方針をたてるところまで経験できる。研究プログラムでは、「自主学習」での研究成果を海外で開催される学会やシンポジウムにて自ら発表したり、研究を目的に海外の大学や研究機関を訪問する学生に対して、関連費用の一部をサポートする。

・国際交流は、正課のプログラム以外も活発で、オックスフォード大学エクセター・コレッジ サマースクール(医療倫理をテーマとするプログラム)、ラオス・プライマリヘルスケア保健医療チーム活動プロジェクトのほか、学生の課外活動として、南米への派遣を行う国際医学研究会(IMA)、日韓医学生学術交流会、日中医学生交流協会、アフリカ医療研究会などの団体がある。

・入学後の早期に医療現場を体験できるよう、EEP〈Early Exposure Program)という授業を設ける。夏休み期間中の約1週間、老人医療施設や重症心身障害児施設、リハビリテーション施設などで「介護者の見習い」としてのグループ実習を行う。

・「自主学習」は学生が教員と直接マンツーマンに接しながら、学生自ら積極的・能動的に研究に取り組むカリキュラム。基礎および臨床医学の分野で多くの研究テーマが設定されており、学生自身が興味のあるテーマを選択し履修する。4学年の1学期の間、多くの時間をそのテーマの研究にあて、担当教員や教室の教員から密度の高い指導を受ける。研究成果を国際学会で発表したり、Nature等の海外の著名な科学雑誌に発表する学生もいる。

・医学生および研修医のための医療技術のシミュレーション教育を行っている。専任の管理者(看護師)が配置されたシミュレーションラボにおける研修は、多数のシミュレーター教材や充実したシナリオなど、日本で最も進んだ施設の一つであると評価されている。

・5学年から6学年2学期まで臨床実習が行われ、6-7名の小グループに分かれて各科をまわる。診療科によって診療参加型臨床実習と見学型臨床実習の2つの方法をとる。5学年で第1クール、5学年3学期から6学年にかけて第2クールと実習を進めるが、第1クールでは、内科学(11週)、外科学(7週)、小児科学(2週)、産科学(2週)、婦人科学(2週)、精神医学(2週)、整形外科学(2週)、麻酔学・緩和医療(2週)、輸血臨床実習(1週)、臨床検査学(1週)を学ぶ。第2クールでは、内科アドバンスト(4週)、放射線医学(2週)、泌尿器科学(2週)、耳鼻咽喉科学(2週)、眼科学(2週)、皮膚科学(2週)、救急医学(2週)、形成外科学(1週)、リハビリテーション医学(1週)、歯科学(1週)、病理診断実習(1週)、選択臨床実習(2週)を学ぶ。さらに、地域基盤型臨床実習(4週)で、慶應義塾大学医学部の教育関連病院に4週間滞在し、地域医療を学ぶ。

・地域基盤型臨床実習、内科アドバンスト、選択臨床実習などでは、学外の教育関連病院(卒業生が多く勤務しており学生教育を依頼した病院)での実習も行っている。外部病院ではより実践的な実習や大学病院では症例数の少ないcommon disease(発生頻度の高い病気)の経験も可能。

・課外活動が活発で、医学生の9割以上が医学部体育会に参加している。

・研修医コースの地域-大学循環コースは、1年目に地域病院で地域医療研修を行い、多数のCommon Disease 症例の診療経験と手技の習得ができる。2年目は大学病院で研修を行い、指導医から最先端の医療知識と手技を直接学ぶことができる。

・研修医コースの大学一貫コースは、2年間を慶應義塾大学病院で研修し、あらゆる分野の専門家に直接接して、基礎医学、基本的診療技術から最先端医療まで、多岐にわたる研修を受けられる。自由選択期間が長く、将来進む分野が決まっている場合には、その科に可能な限り早く長く触れることができる。

・研修医コースの小児科医・産婦人科医育成コースは、2年間を慶應義塾大学病院で研修し、通常より1年早く産婦人科医師としてのキャリアをスタートできる

・研究については、基礎的な領域の研究のみでなく、将来の臨床応用を見据えたトランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)に力を入れている。大学・分野・産学問わず交流を促す研究環境で、学外の企業・研究機関にも開かれた慶應医科学開放型研究所や、生命医科学に関する融合研究を行う総合医科学研究センター、治験や基礎研究の臨床試験入りを支援する臨床研究推進センター等を擁する。また領域横断的内視鏡手術エキスパート育成事業を実施する(各診療科の専門分野にとらわれることなく内視鏡手術を実施することができ、かつ国際的に活躍できるグローバルな視野を持った内視鏡手術エキスパートを育成する慶應義塾大学発の教育プログラム)。

東京慈恵会医科大学

・「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神に基づき、全人的な医学・医療を実践するための基礎を作る教育を行う。”知識・技術・医の心”を学ぶことによって医学を深く理解し、豊かな人間性と倫理的・科学的判断力を涵養する。

・”総合教育”・”生命の科学”・”研究”・”医療(診療)の実地”の4本の柱を基本として6年間を通したカリキュラムが編成されている。”総合教育”では人間性や倫理的判断能力を養うために人文科学、社会科学などからなるユニットを少人数グループで学ぶ。”生命の科学”では科学的判断能力を養い、新しい医療技術を開発して駆使できる素養を習得するために、自然科学、基礎医学、社会医学を臨床医学との連携を考えて学ぶ。”研究”では自ら研究テーマを選び、研究を遂行する能力を研究活動をとおして体得する。”医療(診療)の実地”では卒業する時までに必要な基本的医学の知識と技能・態度を習得するため、臨床医学における診療の実際とその科学的根拠を学ぶ。

・1年次から6年次にわたる全体のカリキュラムは基礎系臓器別統合カリキュラムと臨床系臓器別統合カリキュラムの2巡構成で、基礎医学の知識を臨床医学に活用できるよう6年一貫統合型カリキュラムを構築する。学問体系や講座を中心とした縦割り教育ではなく、経年的なコースが設定され、その中で細分化されたユニット単位を積み重ねていく(「コース・ユニット制」)。

・全学年の選択科目にユニット「医学研究」が設置され、学生時代から医学研究を行いたい学生は、このユニットの単位を積み重ねることで、大学院の基礎医学系および社会医学系に進学する場合、大学院における種々の優遇措置を受けることができる。

・臨床実習は4年次から行われ、実技トレーニング、OSCE(客観的臨床能力試験)と、CBT(Computer Based Testing)、病理学各論実習総括試験を経て、4年生後期から5年生の前期にかけて全科臨床実習を行う。その後、5年生後期から6年生の前期にかけて指導医の監督のもと、学生が主体となり患者さんとの関わり合いの中から臨床医学を学ぶ診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)を行う(1か月単位で10診療科をローテート)。内科、外科、小児科、産婦人科、精神神経科を必須とし、他は国外を含め学生の意向で選択が可能。

・6年生前期の15週間は学生自身がカリキュラムを設計し、それを実践する選択実習というコースで、国内外の大学・病院での臨床実習のほか、国内外の基礎医学研究施設での基礎研究や社会医学的フィールド研究を行うこともできる。毎年3名が大学から奨学金を得てセント・トーマス病院医学校(現在のロンドン大学Guy’s, King’s and St. Thomas’s School of Medicine)に選択実習に行く制度がある。

・未来医療研究人材養成拠点形成事業 として、地域医療、プライマリケアの問題解決を図れる医師の育成に力を入れる(総合診療医と地域医療でのエビデンスを発信できる臨床研究者としての能力をも合わせ持つ人材の養成)。地域と大学が強く連携し、卒前から卒後・生涯に亘る時間軸の中で、「幅広い多様性」という総合診療の専門性を基礎に、地域医療で生じた問題を自ら解決するための臨床研究を発案・遂行し、エビデンスを発信できる医師を養成するプログラムを開発する。

・地域での様々な医療ニーズを体験する実習を低学年から体系的に導入する。医学科1年次「福祉体験実習」、2年次「重症心身障害児療育体験実習」、「地域子育て支援体験実習」、3年次「在宅ケア実習」「病院業務実習」「高齢者医療体験実習」、4年次「病院業務実習」、5年次に「家庭医実習」が必修科目。また、臨床研修で「へき地医療プログラム」を必修化している。

・そのほか、臨床研修を修了した医師を対象に総合診療専門医資格を目指すコース、総合診療コースに在籍しつつリサーチレジデントとして大学院コースも同時に履修できるコースがある(「地域医療プライマリケア医学」コンバインドコース)。また、地域医療に従事する医師向けのブラッシュアッププログラムが設置され、総じて地域で総合診療を行いつつ、その中心的存在としてリーダーシップをとれる医師、問題解決を図れるclinician researcherの養成に力を入れている。

・「総合試験システム」によって教育実施組織と評価組織を完全に分け、学生評価を客観的に行う。また、学外実習における学生の行動や態度に対する実習先からの報告を通じ、学生の成長を検証しており、PDCAサイクルを機能させている。

・1学年100人の少人数単科大学で、同学年はもとより学年を超えた交流がある。また、教師1:生徒3~4人のアドバイザー制度がある。

・課外活動が盛んで、9割以上の学生がいずれかに文化部・運動部に所属している。

・学内の基礎、臨床講座の研究支援を目的とした総合医科学研究センターには、研究部門として遺伝子治療研究部、悪性腫瘍治療研究部、分子免疫学研究部、医用エンジニアリング研究部、神経科学研究部、薬物治療研究部、分子疫学研究部、臨床疫学研究部、再生医学研究部の9部門がある。また、Evidence-Based Medicine実践、臨床研究・治験支援を目的として臨床研究支援センターを設置。臨床研究の計画、実施から研究結果の報告まで支援している。

・先端医学推進拠点として、先端医学推進拠点として、 痛み脳科学センター (痛みの苦痛緩和を目指した集学的脳医科学研究)、衛生動物学研究センター(蚊、マダニ、ハエ等の節足動物の媒介する疾病の研究)、疲労医学研究センター(疲労そのものや疲労に起因する疾患の、分子機構を解明)、安定同位体医学応用研究センター(安定同位体(Stable Isotope; SI)を用いた研究手法や臨床応用の研究)、バイオフイルム研究センター(薬剤抵抗性の研究、バイオフィルム感染症治療薬の開発)を構える。

防衛医科大学

・医学科学生は一般の医科大学と同様の医学教育に加えて、将来の幹部自衛官となるために基礎的な教育訓練を受け、防衛医学を学ぶ。卒業後は防衛医科大学校病院等において、総合臨床医としての能力とともに、これを基盤とした臨床専門医としての能力を修得するための臨床研修を受ける。また大学改革支援・学位授与機構から大学院の博士課程に相当する教育課程に認定された医学研究科に進んだ者には、同機構から医学博士の学位が授与される。

・学生の身分は、防衛省職員(特別職国家公務員)であり被服、食事等は、すべて貸与又は支給される。在校中は、毎月所定の学生手当が支給されるほか年2回の期末手当が支給。入校の際の入学金及び授業料等は徴収しない。本人の医療費は、防衛省の病院等で受診した場合はすべて国が負担。学生は、防衛省共済組合の組合員となり、その給付が受けられるほか、各種の福祉制度がある。

・教育は、学校教育法に基づき医学教育を行う大学の設置基準に準拠している。1年次に概ね52単位以上を習得し、内容は一般教育(人文、社会、総合)、外国語、保健体育及び基礎教育の各科目に区分されている。専門課程は、173単位の医学に関する専門教育を概ね1年次の後半から6年次にわたり修得する。進学課程と専門課程及び訓練課程を通じて一貫した教育を行い、自衛隊医官の特性を基調とした人格、識見ともに優れた有能な総合臨床医の養成を目標。

・上記の一般課程・専門課程に加えて、幹部自衛官として必要な基礎的資質及び技能を育成することを目的とし訓練課程として、基本教練・部隊実習を行う。(春、夏、冬に分けて、本校、北海道から沖縄に至る陸、海、航空自衛隊の各部隊等において実施。体育一般、徒歩教練、水泳、スキー、教育法、部隊実習など)。

・学生は全員校内の学生舎で決められた日課時間表に従い規則正しい生活をおくる。指導官の指導のもとに、学生長や週番学生などを中心に自主的に運営されている。外出は月~木の課業終了後(4年生までは必要と認められる場合)、金曜日の課業終了後、土曜日、日曜日及び祝日に可能。外泊は、休日等の前日の課業終了後から休日等の最終日の日夕点呼まで。(ただし第1学年の学生については夏季休暇開始までの間は、制限を設けている。)

・卒業後は直ちに医科幹部候補生(曹長)となり、約6週間、各自衛隊の幹部候補生学校において、幹部自衛官として必要な教育訓練を受けたうえ、医師国家試験に合格した者には、医師免許が与えられるとともに幹部自衛官(2尉)となる。

・医師法に定める2年間の臨床研修として、本校及び自衛隊中央病院において初任実務研修を行い、総合臨床医として必要な診療各科にわたる基本的知識及び技能を修得する。その後、約2年間部隊等において勤務し、この間に、初級幹部自衛官としての教育が行われる。この後、医学の専門分野に関する知識及び技能を錬磨し、医師としての資質の向上を図るために、更に2年間(一部では3年間)の専門研修が行われる。

・医学研究科は大学院の博士課程に相当する教育を行う。研究科を修了した者は、大学改革支援・学位授与機構が実施する論文審査及び試験に合格することにより、博士の学位が授与される(第1期から第26期までの修了者全員がこれに合格し、博士の学位が授与されている)。

・医学科の卒業生は、卒業後9年間を経過するまでは、隊員として勤続するよう努めなければならず、この期間内に離職する場合には、償還金を償還しなければならない。

順天堂大学医学部

・「国試をものともしない知性と感性、教養溢れる医師の育成を目指す」という方針のもと、新卒の111回医師国家試験合格率は97.6%で、全医学部中第3位(自治医科大100%、横浜市立大97.7%に次ぐ)。

・少人数教育・小グループ学習やゼミが積極的に導入されている。少人数による特定の課題を議論と思考で進めるPBL(Problem based learning)(1年次)や基礎ゼミナール(3年次)など、学生の課題探求力・分析的評価能力が向上し自主性や学習意欲が自然と身につくようなカリキュラムが実施されている。

・原則として学部対象の全ての授業科目に学生による授業評価があり、結果が授業に反映される。

・1年次は学部を問わず全寮制(1年生7人と2年生の室長の計8人がひとつの部屋で生活)。学部、学年を超えた交流が持てる。

・入学後の早い時期から早期体験実習として、病院実習、外来案内実習、看護実習、小児科実習、施設実習、診察技法実習等の体験自習がある。現場を見て自分の医師を目指すうえでの課題を設定できる。

・ 4年次後半から始まる臨床実習で診察技術の実習を集中的に行い、5年次の40週間のBSL(ベッドサイドラーニング)では夫々特徴的な機能をもつ附属6病院で患者を受け持って実際に医療サービスに加わる。BSLは3~4名を1グループとする少人数制で、病状を正確に把握するための問診の仕方、診察法の基本的な技能を身につける。

・6年次の臨床実習では、海外でも(2~8週間、留学先は自ら選べる)行うことができる。

・研究風土は「自由な競争環境の中にこそ、活気ある教育研究活動が展開される」という共通認識のもの、まったくといってよいほど学閥がない。優秀な人材であれば出身校を問わず任用するという学風。

・文部科学省の助成により、世界をリードする基礎臨床融合研究拠点として、アトピー疾患研究センター、感染制御科学研究センター、老人性疾患・治療研究センター、スポートロジーセンター、先導的がん医療開発研究センター等が設立されている。各研究センターには基礎・臨床の教室が参加し、国際的研究レベルを持つ基礎医学研究者の育成(A)と臨床への橋渡し研究を推進する研究医の養成(B)の2コースに分けてプログラムを構築している。

・1年次から研究に対するモチベーション・スキル向上の教育を始める。研究に対する意識向上を狙った特別カリキュラム「医学研究入門」「基礎医学研究医選択コース」を導入し、ラボローテーションにより興味のある複数の教室で研究を体験する。

・より早期に研究を開始するため、1・2年生を対象とした基礎系教室等のオープンラボを開催する。学部中に研究を開始し、大学院コース受講により学部在籍中に大学院単位を取得する。

・基礎系大学院に入学し国際的に活躍する基礎医学研究者を育成するAコースでは、臨床研修を行うことなく基礎系教室で研究を継続・発展させる。理化学研究所等や国際交流センターを介した海外の協力協定締結機関への留学を積極的に行い、国際的な研究レベルを目指す。Aコース修了後は、所属基礎系教室の助教として採用する。基礎系大学院と初期臨床研修を並行するBコースでは、大学院入学と同時に順天堂医院において初期臨床研修を開始する。臨床研修センターと研究センターが連携して、研究テーマに関連した臨床科の選択を行い、研修中は夜間・土日等を利用して研究準備を行う。Bコース修了後は、特任助教として採用する。

・臨床研修コースに国際臨床医養成(順天堂方式)ECFMG取得特別コースがある。

・燕岳夏山診療所で夏の期間中(7月半ば~8月末)、登山者に診療活動ができる(医学部山岳部、ボランティアなどが参加)(夏山診療)

大阪医科大学

・ 1年次に早期医療体験実習を導入し、医療の全体的な流れを体験的に学びつつ、人に接する態度を身につける参加型病院実習を行う。早期医療体験学習では、附属病院の外来患者様をエスコートしたり、病院各部署の業務の一端を経験・見学することで医師だけでは成立しない医療の成り立ちを体験する。(第1学年前期に10回)。2年次には、病棟実習を行い、病棟のナースステーションの現場に立ち会って、チーム医療の一員としての医師のありかたを理解する。

・「臨床推論能力 clinicalreasoning の養成」を目標に掲げ、 3、4年次専門教育を小人数のProblem Based Learning(PBL)チュートリアル方式で行う。教員(チューター)が用意した様々なシナリオについて、学生が議論、調査、結果発表するというプロセスを繰り返し、実際に医師として、治療を行う際に必要な高い臨床力を育成する。内科学・外科学といったアプローチではなく、臓器による分類で数多くの症例に取り組み、多種多様な病態への臨床力を習得する。

・「大学コンソーシアム大阪・京都」に参加し、単位互換制度によって、参加大学の講義を単位として認められる。医学以外の分野、他大学、他学部の学生と学べる。(※第4学年終了までに三大学医工薬連環科学講座(関西大学、大阪医科大学、大阪薬科大学)との選択により、2単位修得する)

・5年次の臨床実習(クリニカル・クラークシップ)は、大阪医科大学附属病院内の対象となる診療科を34週で廻り、医療チームの一員として数名の入院患者様を担当する。クリニカル・クラークシップ(病棟で、学生が主体となり、患者様との関わりの中から臨床を学ぶ臨床参加型の実習方式)で行われる。また臨床の他、研究活動に触れる機会として、基礎配属(Basic Medicine Learning BML)期間を設定する。

・ 中山国際医学医療交流センターを通じて、海外での医学教育へ参加。(選択臨床実習や夏期研修・ワークショップに参加)(ハワイ大学、アムール医科アカデミー(ロシア)、マヒドン大学(タイ)、中国医科大学、韓国カソリック大学、台北医学大学と国際交流協定)。また、海外の医学教育システムや学生生活を知る目的で、毎年国際シンポジウムを開催し、短期留学に行った学生はそれぞれの体験を英語でプレゼンテ―ションする。

・学年担任制を導入している。新入生は教員1名が学生8~10名程度を担当し、上級学年でも2名の担当教員を学年担任として配置

・医学研究科(大学院)はコース制が導入され、大学院生は、いずれかのコースに所属する。予防・社会医学研究コース(予防医学を地域医療に役立てる研究者の養成)、生命科学研究コース(分野を横断して学際的研究を展開し、生命の普遍的原理を探究)、高度医療人養成コース(臨床研究者の養成とともに認定医・専門医取得を推進し、地域医療に貢献できる人材の養成)、再生医療研究コース(再生医療、臓器移植、細胞移植)、先端医学研究コース(最先端医療の担い手となる知識・技術を持つ医師または研究者の養成)の5コースを設定。

日本医科大学

・BSL教育(臨床実習)が国際的標準の約70週あり、少人数の診療参加型である。臨床実習は、4年次後半から基本臨床実習として指導医のもとでの診断学実習やスキルラボを利用したロールプレイを行う。BSLでは主治医グループのひ とりとして診療に携わり、担当の患者さんを持って総ての行程を実地に学習できる。また、医療チームのメンバーになることで実地に他職種とのコミュニケーションを学べる。

・参加型の実習が多く、初年度の早い時期から医療業務現場を見学、体験できる。履修は1、2年次医学実地研修から、4年次の基礎臨床実習、BSLへとつながり、総合的な診察能力の基礎が学修できるよう図られる。

・国際化対応に力を入れ、27年度から英語の授業時間数が増える。またネイティブスピーカーによる授業が多く(英語の授業の6割以上)、1年次から海外で出版された教科書を用いて医学英語の学習を行い、医学の分野で求められる英語の知識と技能を身に付けることができる。

・1年次の医学入門やセミナー、4年次のSGL(Smal Group Learning少人数教育)など、SGL/Tutorial 教育を通して、医師として必要になる問題解決能力と自主学習の方法・習慣を養う。授業では、医学知識や担当官の専門分野、臨床症例を研究しグループ内討論する。

・6学年選択臨床実習(4-6月)の実習先には海外の病院も含まれており、毎年、ハワイ大学やジョージワシントン大学等を選択して実習に臨む学生が多数いる。そのほか、英国大学医学校での臨床実習のための短期留学プログラムへの参加支援や、夏期研究留学(サマースチューデント)として米国国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の研究室に短期留学させるプログラムなどもある。

・学生アドバイザー制度により指導教員、上級生を含めた縦横のつながりがある。学生の意見が教育現場にフィードバックされることもある。

・オフィスアワーがあり、予約なしで研究室等を訪問して授業などのことを質問・相談できる。

・研究施設・実験施設として、ワクチン療法研究施設(丸山ワクチンの治療情報発信)、先端医学研究所(分子細胞構造学、細胞生物学(ミトコンドリアと老化、細胞死のメカニズム)、遺伝子制御額(がん抑制遺伝子産物の解析)、生体機能制御額(ホルモンの生体機能制御)、分子生物学(成人病遺伝子)、ゲノム医学 など研究多数)、核磁気共鳴(NMR)研究施設(薬毒物、体内成分、美容医療材料の分析、パターン認識を用いたNMRデータ解析法に関する研究)、実験用MRI研究施設(MRI&MRSによる病態の解析および可視化技術に関する実験的研究)、電子スピン(EPR)共鳴研究施設(各種病態モデルにおける生体内の活性酸素種に関する研究)、形態解析共同研究施設(電子顕微鏡の他、最新の共焦点レーザー顕微鏡などの形態解析機器を多数増設)、基礎医学放射性同位元素研究室(放射性同位元素(RI)を使ってタンパク質や遺伝子を取り扱う研究)、組換えDNA実験施設(基礎医学から臨床医学まで広く利用。遺伝子診断、遺伝子治療の分野で最先端の研究)等を擁する。

・私立大学のトップをきって「大学院重点化大学」を宣言(H13)。専攻系の新設(加齢化学)のほか、ハイテクリサーチセンターの整備等を行った。大学院は昼夜開講制で、教育上特別の必要があると認められる場合には離職することなく、夜間その他特定の時間又は期間において授業又は研究指導を行う等の方法により教育を実施。

・がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン実施校として、国際協力型 がん医療開発研究 指導者コースがある。画像診断、IVR(インターベンショナルラジオロジー)治療、低侵襲手術、疼痛制御、臨床腫瘍分野におけるトランスレーショナル研究など、特色ある分野にフォーカスを当てた基礎研究または臨床実習などの経験を通じて、未来に想定されるがん診療の進歩に対応出来る指導者を育成する。

自治医科大学

・医療に恵まれないへき地等における医療の確保向上及び地域住民の福祉の増進を図るため設立。卒業後は、出身都道府県に戻り、地域医療に従事する。学生に対しては、修学に要する経費を貸与し、卒業後、所定の期間、知事の指定する公立病院等に勤務した場合は、その返還を免除する措置を講ずる。また、都会にあっても医療難民があるという現在の日本の医療状況にあって、医療難民を作らない地域医療提供体制への研究/提言/支援を行うことをミッションとする。

・111回医師国家試験合格率は新卒既卒とも100%で、全医学部中第1位。

・卒業の時点で臨床医学についてより高度の臨床能力を身につけることを目標に、6年間の教育期間を通じて一貫したカリキュラムを組む。授業は常に臨床医学との関わりを重視し、低学年から問題の提示による学習の動機づけに力点が置かれている。学生は講義や実習で直接触れられた事項のみに限定されることなく、そこで示された課題や動機を原点として、進んで自ら問題を発見しこれを解決しつつ自ら学習を展開することが求められる。

・大学教育研究施設に地域医療・総合医療を担当する地域医療学センターを設置。早期体験実習や地域保健福祉実習、地域医療実習(CBL:Community Based earning)などの実習も有効に活用しながら、へき地医療への関心を高め、将来、出身都道府県で地域医療に挺身する気概を醸成する。

・授業は網羅的な講義よりは、学生の自主的学習を動機づけ、促進させる内容とし、臨床実習を充実させる(1年次 院内での患者付添い実習、2年次 地域保健福祉実習など)。また、解剖学を1学次に履修する。

・3年次は基礎臨床系統講義が中心的。臨床的事項についての系統的に整理された講義を受ける。臓器別に臨床的観点から基礎医学の学習を更に深め、疾患の症候、診断および治療を理解する。総合診断学では症候学、臨床推論、テュートリアル等の学習法で、総合的な診断能力を高め自発的に学習する習慣を身につける。

・国際標準に準拠した臨床医学実習を行う。BSLとして4学次では主に内科系の19科を、5学次ではその他の14科を回る。5学次の2学期に卒後の地域医療実践の準備をかねて、地域臨床実習(CBL)を2週間出身都道府県の地域にて行う。また、5学次の3学期に4週間の選択必修BSL2科が行われる(患者さんを長期にわたりより大きな責任を持って看る実習)。

・卒業生に対して総合的・計画的・持続的な生涯研修を行う。

・全寮制で、6年間の学生生活をキャンパス内の寮で過ごす。ワンルームマンションのような間取り(トイレ、キッチンあり)で個室。寮には共用の自習室、集会室、和室、音楽室、大浴場、自動販売機、6年生専用の勉強室等を備える。寮内では2~6年生が約10名程度のグループを構成し、各グループには小ラウンジが割り当てられる(1年生は1年生のみでグループを構成)。

・地域医療学センターのほか、研究センターとして、分子病態治療研究センター、先端医療技術開発センターメディカルシミュレーションセンター、臨床研究支援センター、地域臨床教育センターなどを擁する。

昭和大学医学部

・基礎医学から臨床医学への6年間一貫教育で、西洋だけでなく、東洋医学も含めた「総合医学」の見地から、いま必要とされる医療を学ぶ。卒業後、臨床医学、基礎医学、社会医学の各領域へ進むが、もっとも多いのは臨床医となるケース。

・医学部の他、歯学部・薬学部・保健医療といった医系学部を擁する総合大学で、4学部が連携した教育プログラムを設け、医師としての立場と役割を他学部との合同実習を通して、チームとして実践的に学ぶ。

・総合病院・地域中核病院やリハビリテーション病院、精神科病院、歯科病院など合わせて8附属病院を擁する。学内の施設できめ細かな病院実習・臨床実習を受けることができる。

・1年次に富士吉田キャンパスで、全学部の学生が全寮制生活を送る(4人部屋)。

・診察トレーニング施設(スキルス・ラボ)にて臨床実習に向けた自主学習ができる。

・指導担任制度により、ひとりの教員が少人数の学生の担任になって卒業まで指導にあたってくれる。また、学生数に対して教員数が多いため、少人数グループの指導ができる。

・4年次の後期から「治療系実習」で5年次に行う臨床実習に向けた基本的な治療手技を身に付ける。スキルス・ラボにて行われ、6、7人の小グループに分かれ、それぞれの実習をローテーションで回ります。

・海外留学プログラムが充実している。1年次夏期研修・2年次以降春季研修(ポートランド州立大学サマープログラム参加)、UCLA Summer Sessions & Hospital Visit(医学部2年生の希望者が参加し、生理学と語学を履修)など、臨床実習以外にも様々なプログラムがある。また、豊富な海外実習実績校。

・6年次の海外臨床実習は、最大4ヶ月現地に滞在し、臨床研修を行う。臨床研修先は、学部間協定校4大学(チューレン大学、ミネソタ大学、ウィーン医科大学、ハワイ大学)のほか、姉妹校のローマ大学、教員のネットワークによる研修先イギリスのシェフィールド大学、オランダのライデン大学、UCLA、ペンシルバニア州立大学等と派遣先機関を増やしている。

・昭和大学臨床薬理研究所(臨床薬理学の目的である合理的薬物治療実現のためのエビデンスを探求)、昭和大学腫瘍分子生物学研究所(がんに関連する分子機構を解析し、広く腫瘍の発生機序、生物学的特性、診断、治療に関する基礎研究を行う)、昭和大学発達障害医療研究所 (成人発達障害の専門外来で国内最大の臨床集積。「共感性」に関する共同研究)等を擁する。

・学内の共同研究を行う(医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部による共同研究)。「脳による生命・恒常性維持の基盤研究と臨床応用」「炎症・免疫システムの新たなparadigmによる病態の解明と治療法の開発」「分子再生医療の基盤解析」「酸化ストレスと組織障害機構解明及びその予防と治療への応用」「生活習慣に基づく臓器障害の進行(再発)予防」がメインテーマ。

関西医科大学

・H30年度から看護学部を新設する。

・平成25年度から教養教育と専門教育のバランスをとった6年一貫教育に改訂。建学の精神「慈仁心鏡」に則り「人間性豊かな良医の育成」をする。

・1~4学年に「総合人間医学」を開講し、医療と人間の関わりを総合的に理解し、正しい倫理観と温かい人間性を持って患者に向き合う態度を身につける。通院患者の気持ちを正しく理解し配慮する態度を習得するための実習や、チーム医療の重要性を体験する看護実習等のカリキュラムを行う。

・3年次からの臨床医学は、臓器別系統別に18コースで構成。最終のコースは「完全型チュートリアル」とし4週間をかけて実施する。小グループ問題解決学習により、コミュニケーション能力や、プレゼンテーション能力、問題解決能力を養成する。

・研究医を目指す学生は、1、2学年の研究マインド育成プログラムでのラボローテーション等を通じて研究マインドを涵養し、3学年から始まる研究医養成コースの履修へと繋げる。

・特別枠入学者や大阪府地域枠入学者には、将来、指定する医師不足診療科・地域で勤務するため、講義、実習において医師不足診療科や地域医療の実際を学ぶカリキュラムを編成している。

・すべての授業、実習について、学生アンケートによる教育評価を行い、結果を各教員と科目責任者に伝えて教育の改善を目指す。

・附属3病院で参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)を行う。

・大学院は平成28年度からカリキュラムを大幅に改編。カリキュラムとしては所属する研究分野で行うリサーチワークと広い知識を身につけるためのコースワークを並行する。3コースから履修を選択し、通常の修業年限4年で学位取得を目指す通常コース、民間会社等に在職しながら、5年間で計画的に履修し、学位取得を目指す長期履修コース、がんプロフェッショナル履修コースを設定する。

東邦大学医学部

・チュートリアル方式の科目が多くあり、少人数でディスカッションをしたり、課題探求・問題解決の授業を通して、医師に必要な変化に対応できる生涯学習能力を育成する。

・「自主学習」が推奨されている。学生が自主的に学べるFT(フレキシブル・タイム)の設定(土曜日は自主学習の日として、全日がFT)し、SDLセンター、医学自修館などの自主学習のための体制・施設が整備されている。1年次から3年次に20%のフレキシブルタイムになっている。

・FTの設定により、自学自習の姿勢を育み、医学の進歩に対応するための能動学習の重要性について自覚を促す。1年次から6年次までの間、基礎および臨床医学研究室への自由なアクセスを可能にし、卒業までに学術論文を書き上げることで科学的思考体系を身につける。

・「全人的医療人教育科目」が1年次から6年次まで配置され、医学の学びに合わせて、医療人として必要な態度や責任感、倫理観、コミュニケーション能力が醸成される。医療者としての必要な態度や責任感、倫理観、コミュニケーション能力を継続・体系的に学び、現場で患者さんの立場に立った判断ができるようになる。

・1年次の全人的医療人教育実習では地域の介護施設実習を、5年次には地域の診療所および中核医療施設での臨床実習を行い、地域医療について実践を通じて学ぶ。多職種連携教育に関する科目では、地域・社会においてチーム医療の果たす役割について他学部の学生と共に学ぶ。

・1年次から4年次まで英語を必修とし、4年次末に英語による医療面接試験を行う。休暇期間中には短期外国語科目研修プログラム、6年次には国外医療施設での選択制臨床実習を設定し、すべての学生に履修を推奨している

・6年次1学期前半の8~12週間、付属3病院および国内外実習指定病院、医学部基礎教室などにおいて選択臨床実習が行われる。海外で実習する場合は、米国、英国、ニュージーランド、中国、タイなどの学術流協定を結んだ大学から選択できる。

・臨床実習は小グループ制で行われ、実習内容や診療科によって5~6人または2~3人ずつに分かれて実習に臨む(1年間同じメンバー)。また、ベッドサイド実習必ず担当の患者さんを受け持ち、診断治療などの訓練を積む。

・1学年が100名弱と少人数なので、学生と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気で学ぶことができる。医学生としての自覚を養う目的で学外合宿研修として「フレッシュマン・キャンプ」が入学後すぐ2泊3日で学外の施設で実施される。また、女子の比率が比較的高い(2017年度は男女比 59:53)。

・医療現場をシミュレーションして、チーム医療を実践トレーニングしたり、個人練習のできる場がある。(シミュレーションラボ)

東京医科大学

・自らの意志で学び、考え、自立して行動する「自主自学」を建学の精神とし、「正義」「友愛」「奉仕」を校是とする。これに基づき「思いやりの心と深い教養に裏付けられた最高水準の技能を持った医療人を育成するとともに、臨床を支える高度な研究を推進し、地域そして世界の健康と福祉に貢献すること」をミッションとする。

・平成28年度に日本医学教育評価機構(JACME)による医学教育分野別評価(国際認証)を受け、国際基準に適合していると認定された(第1号)。

・西新宿に新病院を竣工(2019年開院予定)。周産期医療、がん医療、救急医療などを強化するとともに、自然災害時も継続して医療を提供できる地域災害拠点中核病院とする。集中治療室などの高機能病棟を充実させ、最新の検査機器の導入や増設により機能を強化する。

・学修成果基盤型教育(OBE: Outcome-Based Education)のカリキュラムモデルを導入し、ICTの活用・e-learning(「e自主自学」、eポートフォリオ))、PBL、シミュレーション教育、クリッカーを用いた双方向性授業など多彩な教育法を導入し、アクティブ・ラーニングを推進している。

・一般教育を重視しつつ、基礎医学の開始時期が早期となるとともに臨床医学との講座(分野)間の垣根を取り払った6年一貫統合型カリキュラム。横断的領域科目を設け(「医療プロフェッショナリズム」「行動科学・患者学」「医療倫理」等)、現在と将来の社会および医療で必要となる内容を取り入れ、低学年から高学年まで計画的に患者と接触する機会を増やし、医学への動機付けを高める教育プログラムを実施している。

・低学年より専門教育を学び、1年次から症候学、基礎医学、早期臨床体験実習がある。(早期臨床体験実習は、基本的臨床技能実習(ファーストエイド、医療面接、エスコート実習) 病棟での看護実習 医師の一日を見学体験)。

・参加型学習、問題解決型のカリキュラムが充実している(症候学入門・課題研究(1年次)、早期臨床体験実習(1,2年次)、グループ別自主研究・地域医療実習(3年次)、自主研究(4年生)など)。また、1年次早期からシミュレーション実習や外来体験実習など臨床現場に直結するような実習や体験を多く取り入れる。

・患者接触プログラムとして学外78か所の地域医療協力施設を用意し、学外実習の記録をeポートフォリオ上に蓄積し、振返りが行われる。

・本学看護学科生や他大学の学生とシミュレーションやディベート、症例検討を通じて、チーム医療を学ぶ。

・臨床実習期間は74週間。診療参加型で、360°評価、形成的評価も含めた多様な評価法が実施されている。また、6学年4月の1か月間、海外の大学・病院で臨床実習を受けることができる。

・臨床応用を視野に入れた基礎研究に特色があり、「生体分子情報による次世代型がん個別最適化治療法の開発」、「機能性磁性ナノビーズ技術を基盤とする難治性疾患におけるタンパク質分解機構の解明と新規治療法の開発」、「RNAメタボロームによる細胞内小胞体の解明に基づいた革新的がん治療法の開発」が文科省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択された。

・H28に低侵襲医療開発総合センターを設置。工学院大学と連携した「ロボット・診断治療装置開発部門」や、「健康増進・先制医療応用部門」の2部門で先端的な低侵襲診断治療技術の創出を目指す。また、低侵襲医療「ダヴィンチ」によるロボット手術に国内で早期から取り組んでいる。

・グループ学習のための自習室、24時間利用可能な図書館など、学習環境が整っている。

産業医科大学

・産業医学・産業保健・労働衛生などの医療分野において、働く人の健康を守る基礎ならびに応用分野の研究をすることができる。1年次から6年次の各学年にわたり特色である「産業医学」教育を系統的に実施し、学外の事業場等において産業医の指導の下で現場実習を行い、初期臨床研修開始前までに産業医の資格を取得できる。

・卒後教育では産業医学に関する専門的な講義と実習が行われる産業医学基本講座、産業医学卒後修練課程が設けられ、卒前、卒後と一貫性のある産業医学教育を行う。

・医学部卒業生に対し、卒業直後に産業医の資格取得に必要な実習を行い(10時間)。医師国家試験合格と同時に産業医の資格を取得できる。

・医師免許取得と産業医の資格を取得して、そのまま企業などに就職しても、すぐに実践的な仕事ができるわけではないため、医学部卒業後直ちに産業医学卒後修練課程に所属し、産業医等として勤務するために必要な専門知識や技能の修練を受ける。2年間の臨床研修で医師としての基礎を学んだ後、3年から4年をかけて、2つのコース(産業医学分野における産業医等を養成するコース/臨床医学分野における産業医等を養成するコース)ごとに特色ある修練を受ける。この間、両方のコースで、産業医として実際の職務に就くことも可能。

・少人数対話型教育を多く取り入れ、問題解決能力、論理的思考力・コミュニケーション能力を涵養する。

・臨床医学教育は、疾病・病態を系統的に理解させるため臓器別の臨床系統講義を実施する。3、4年次に臨床系統講義、5年次に臨床実習及び6年次に基礎医学と連携した統合講義が行われている。

・産業医学の専門性を極め、国際的に通用する専門家を目指すことができる。

・職場や作業を通じて就業者が被る有害な健康影響を予防することなどについて深く研究することができる。

・施設に、産業生態科学研究所(産業医学の専門的研究・教育)、産業保健データサイエンスセンター(職域の産業保健関連データ集積・活用)、ストレス関連疾患予防センター(過労死等防止対策を効果的に推進する人材育成・研究・教材開発)等を擁する。

近畿大学医学部

・「実学教育」と「人格の陶冶」を重視し、「人に愛され、人に信頼され、人に尊敬される」医師の育成を目指す。

・教養教育、基礎医学教育、臨床医学教育、臨床実習へと積み上げ型の一体教育を行う。低学年から医療・看護の現場や基礎医学研究の現場を体験させ、チュートリアル型教育の導入により、自ら課題に取り組み、解決する姿勢を養成する。

・基礎医学の各教科ではチュートリアル教育、系統講義、実習の三位一体で行う。チュートリアルでは事例をもとに小グループ学習により、自ら積極的に課題に取り組み、問題点を発見して解決する。

・1年次の後半に6~7名の少人数のグループで基礎系講座に配属されて、自らテーマを見つけ、調べ、まとめ、発表する実習を行う。2~4年次の3年間にわたっては、テュートリアル、ユニット・コース学習を通して実践的な演習を行う。グループごとにディスカッションと自学自習を繰り返し、問題解決能力を身に付ける。

・3学年、4学年で臨床医学の各科の系統講義を行う。また関連する病理学実習を通年にわたり実施し、年度末に各科横断的な症候・病態チュートリアルコースを行う。疾病の病態生理は臓器・器官別のユニットに分け、複数の科の担当者が多角的に教授する。

・2年生から参加できる研究留学コースや5年生を対象とした臨床実習留学コースなどを実施する。

・2~4年生の成績等の優れた学生に、アイオワ大学(アメリカ)の研究室にて約1か月、基礎研究を追究できる「医学部海外研修プログラム」がある(大学が旅費・宿泊費などを負担)。

・総合大学であることを活かし、薬学部との連携や、レーザーを医療に導入する研究を理工学部と協力して進める。

・文部科学省の推進する課題解決型高度人材養成プログラムである災害医療のメディカルディレクター養成事業を行う(5大学連携の一校)。平時から救急医療に関する疫学的分析等を通じて、地域の特徴や問題点を明らかにして、種類の異なる災害に対して医療ニーズを把握して医療資源の配分や環境整備がマネージできる人材を継続的に養成する。

日本大学医学部

・「よき臨床医の育成」を学部の第一義に掲げ、同時に「優れた医学研究者の輩出」および「熱意ある医学教育者の台頭」を3大目標とし、学部の教育理念として「醫明博愛」(いみょうはくあい、醫は手技的療法・薬を表し,医療の根幹を表す。明は「あかるい」「あかるくなる」「あきらかにする」「あける」の字義)を掲げる。「自ら学ぶ」「自ら考える」「自ら道を開く」姿勢を持って,独創性の高い研究を行い,人類の知の体系に貢献する医学研究者及び研究指導者を養成する。

・国際基準に準拠すべく医学英語・E-Learning・生物統計・臨床研究に関する教育を積極的に遂行。基礎医学系分野にはトランスレーショナル・リサーチに関連した研究支援を行いながら、医学部全体として学問上での連帯感を醸成させている。

・「スモールグループセミナー(1年次)」、「PBLチュートリアル(問題解決型学習。症例をグループディスカッション)(3,4年次)」、「PMP-CC(「Patient Management Problem Core Curriculum」 医学医療に関する、今日的でありかつ根源的な問題について、具体的にどのように解決し対処すればよいか、その解決過程を擬似的に体験しながら学ぶ臨床講義(6年次))」、「自由選択学習(6年次)」など、学生自ら問題点・解決法を抽出していくことで医師として、生涯学習者としての態度を身につけられる授業が設けられている。

・1年次の「自主創造の基礎1」、「自主創造の基礎2」では,場面に応じたコミュニケーションの理解を学修し,介護・福祉・接遇等に関わる専門家の指導を受け,医学生として誠実な態度に基づく他者との関わりの重要性を学んだ後、実際に医療現場に趣く。低学年時から実際の医療現場と結びついたカリキュラムがあり、医療人としての基本態度を学べる。

・4年次後半から開始される「臨床実習」では,医療チームの一員として診療業務を分担しながら,教員の指導の下で一定範囲の医療行為を行う診療参加型実習(クリニカル・クラークシップ)の形式で進められる。学生は,Student Doctorと呼ばれ,患者さんに接しながら基本的臨床技能,現場での思考法,さらに態度を含めた医師としての能力を総合的に学ぶ。4年次は,内科や外科等の主要診療科で診療の基本に関する実習を行い、5年次は3名程度の少人数制で1年間をかけて3病院(附属板橋病院,日大病院,市中病院)で実習を行う。

・6年次のチューター制による自由選択学習は,全講座があらかじめ設定した140以上のコースから希望するものを選択し,7週間の実習・研究活動を行う。学外や海外の病院などでの実習も可能。

・1年次~6年次まで一貫した医学英語教育を実践している。実践的な英語を使える医師の育成を念頭に,卒業時に「英文の医学文献を読める」「英語で医療面接(診察)ができる」という2つのスキルを身に付けることを目標としている。

・後期研修コースを「専門医コース」と呼称し、より専門的な医師として医療技術を習得し,精神的にも優れた医師となる事に重点を置く。後期研修プログラムでは,日本大学医学部附属板橋病院を基幹病院として,日本大学病院(神田駿河台)他70以上ある関連施設において,高度医療の研修、専門医の取得ができる。また、専門医資格と大学院との両立を図りたいとの要望から、大学院に入学し,横断型医学専門教育プログラムによって,大学院生として学位を取得するとともに各学会の専門医の習得が可能なシステムも構築している。

・研究施設として、先端医学総合研究センター、総合医学研究所医学研究支援部門を設ける。

東京女子医科大学

・女性医療者の育成を建学の精神として1900年に創立された東京女醫学校に起源を持つ。創立者である吉岡彌生の信念である「至誠と愛」が大学の理念。

・全国に先駆けて新しい教育を取り入れ、チュートリアル教育、統合カリキュラム、人間関係教育を3つの柱とした。学生自身が問題意識を持つと同時に、自らの力で知識と技能を発展させてゆく「自学自習」・「自己開発」を基本姿勢とし、少人数グループで学生自身が問題発見解決を行なうテュートリアル教育が行なわれる。医学部の教育実績は高等教育の先進事例として文部科学省の一連の大学教育支援プログラムに多く採択された。

・カリキュラムは学年縦断カリキュラムと各学年を前期後期に分けた教育単位(セグメント)で構成される。セグメントはまず第4学年までの各学年を前期と後期に分けてセグメント1~8とし、人体の基本・基礎から臓器系、全身、ライフサイクル(受精・妊娠・発生・成長発育・加齢)を学ぶ。その後、第5学年~6学年前半をセグメント9として臨床実習、第6学年後期をセグメント10として総まとめと卒業認定の単位とする。セグメントによる教育の他、学年縦断カリキュラム(学年をまたいで学習するカリキュラム)を設定し、医師としての人間性、態度、倫理観、コミュニケーション力を高める教育、専門的技能を高める教育を行う。

・学年縦断カリキュラムは5つ。人間関係教育カリキュラム(医師としての人間性を醸成する)、基本的・医学的表現技術(専門職としての文書作成、表現技法を学ぶ)、国際コミュニケーション(英語で患者とコミュニケーションし診療できることを目指す)、情報処理・統計、研究プロジェクト(第3学年後期に実施し、学内の基礎・臨床教室・研究所などで広く科学的活動に触れる)

・学生自身で問題発見と解決を行う新しい教育法として、Problem-based learning (PBL) チュートリアルを日本で初めて導入した(1990年)。初めに学生に問題点を自分で見つけるきっかけとなる事例(課題)が提示され、学生は、課題文から問題点を 見つけ、自己学習で解決する。問題発見解決の過程で、学生は6~8人の少人数グループに分かれ事例を討論し、学んできたことを教え合い確実なものにする。第1~4学年の学習の約4分の1がチュートリアル教育。

・4学年の臨床推論(初めの限られた情報から鑑別すべき疾患を考え、最も可能性の高い診断に至るために、次に得るべき情報を考え、得られた情報を適切に判断し診断を進める過程)学習を、Read More Team-based learning (TBL、チームベーストラーニング)で行う。これは、学生が問題解決を個人とチームで行いなが ら、定められた目標を達成する授業方法で、教室に一学年の学生全員が16~17のチームに分かれて着席し、教員から提示される問題を個人とチームで答 え、その後チーム同士で議論を行なうというもの。チーム毎に問題解決の結果が異なった場合は、その理由をクラス全体で考える。

・医療における協働を体得するため、医学部・看護学部合同の学習機会が 第1~5学年の間に設けられている。(医・看護学部合同で院内の各職種と医療における連携について考えるワークショップ(4年次)、生命倫理判断を看護学部・他大学学生と合同で考えるワークショップ(5年次)、看護学部学生と合同で行われる病棟カンファレンス等)

・学年担任制を採用しており、一人の専任教員(基礎医学系メンバー)が1~3年生までの3年間を、4~6年生の3年間を臨床実習担当の専任教員(臨床医学系メンバー)が持ち上がりで担当する。毎年、学生一人一人との面談を通して、心身の不調や勉学と課外活動への取り組みについてサポート。

・第5学年では学生の約4分の1が短期国外留学に出て、約1〜2ヶ月間の病院実習を行っている。

・医学部教員に約1300名を擁し、少人数教育と専門教育を行う体制が整う。ロールモデルとなる女性医師も多く附属医療施設に勤務している。

・センター・研究施設として、医療人統合教育学習センター(臨床技能研修室(スキルスラボ)と統合教育学習室(ICTラボ))、女性生涯教育支援センター(協働学修)、先端生命医科学研究所/Twins(他大学等と連携し先端技術と医学の融合の重要性に着目した研究活動)、総合研究所(大型の機器が設置された学内共同利用施設)、統合医科学研究所(分子情報解析「橋渡し研究」)、臨床研究支援センター(臨床研究の均てん化と国産新治療の標準治療化を目指す)、がんセンターなどを擁する。

・東京女子医科大学病院のほか、東医療センター、八千代医療センター、青山病院、成人医学センター、膠原病リウマチ痛風センター、附属東洋医学研究所、女性生涯健康センター、青山女性医療研究所、遺伝子医療センターんなどの附属医療施設を擁する。

・女性医療人キャリア形成センターをH29 に設立。女性医師・看護師の勤務継続に対する支援、セーフティネットを提供する他、医療人としてのキャリア形成促進、リーダーシップの育成を通じて、リーダーとしてより良い社会を作るために活動する女性医療人を育成する。3部門(女性医師・研究者支援部門、女性医師再研修部門、看護職キャリア開発支援部門)と「彌生塾」(社会のリーダーとしてより良い社会を作るために活動することを目指す女性医療人のための塾)、「働き方の多様性を考える委員会」の部署を設ける。

杏林大学医学部

・校名は「診療に力を尽くした名医が報酬を受け取るかわりに病の癒えた人々に杏の木を植えさせたところ、これがやがて鬱蒼とした林をなした」という中国の故事に由来する。「良き医師の育成」を教育の基本として、専門的な知識や技術に優れるばかりではなく、杏林の名にふさわしい人格を兼ね備えた職業人としての医師を育成することを目指す。

・6年一貫教育が行われる三鷹キャンパスには、医学部の基礎医学研究棟と臨床医学研究棟、講義棟があるほか、これらの施設に隣接して、医学部付属病院がある。付属病院は、救命救急センターに24時間救急車が出入りし、一日に2,500名余りの外来患者が訪れる、西東京地区の基幹病院の一つとなっている。また、臓器・組織移植センターを日本で初めて設立した。

・カリキュラムは豊かな人間性の涵養および医師に求められる専門的知識と技能の修得、さらには医学の発展に対応しうる総合的判断能力の育成を目的として、諸科目を有機的に配置する。

・第1学年は医学にかかわる科学の基礎知識を学習するほか、医師に求められる基本的姿勢・知識を学ぶ。医療科学では、「医療と文化」、「医療と社会」などの講義や「OSCE患者体験」を通じて、社会が医師に求める姿勢・態度、そして患者から期待される医師像や医療のあり方を学習する。また、「臨床医学入門」や「病院実習」などを通して、先輩医師と交流しながら、医師のキャリプランを考える。また、「地域と大学」では、三鷹市の現状、我が国における医療システム・福祉システム等に関する講義・グループ学習・演習等を行う。

・第1学年から行われるチュートリアル教育は、「与えられた課題からその背後に存在する問題、追求すべき問題点を見出し、必要な情報・資料を検索しつつ、解決に至る道筋を自ら見出す能力を育成する」ことを目的とした教育で、将来、医療の現場で様々な問題に遭遇した際、日々進歩する膨大な医学知識の中から適切な情報を抽出し、これを解決してゆくための方策を学ぶ。

・第2学年では、統合生理学・細胞生理学・細胞生物学・感染症・免疫学などの基礎医学科目を学び、同時に実習が行われる。まが、医療化学Bでは、医師としての生涯学習の方法や患者と医師関係の在り方などを考えるために、医療情報、コミュニケーション、カウンセリング、基礎生命科学、キャリア・ワークバランスなどについて学習する。

・第3学年はまず、第2学年までに学んだ人体の構造と機能の上に、さらに「病態」の要素が加わった薬理学、病理学などの基礎医学科目を学び、これらの知識、考え方は医師として患者の病態機序や薬剤の作用機序などを考えるための基礎となる。また、臨床系科目の学習が開始される。講義は科目の縦割りではなく、必要に応じて関連する教室の壁を越えてテーマと講義担当者を配置した統合型となっている。

・第4学年は第3学年後半から始まった臨床医学の講義が引き続き行われるとともに、臨床実習に備え、診断能力と基本的な臨床技能を身につけるための臨床診断学講義および実習が行われる。また、臨床医学的な内容を課題としたチュートリアル教育や少人数のグループで英文医学論文の講読演習が行われる。後期には臨床実習(BSL)が開始され、ほぼ2年間にわたって小グループで各科を廻る。

・第5学年は第4学年後期から引き続き、臨床実習が主体となる。診療参加型実習(クリニカルクラークシップ)が積極的に取り入れられて、自らが、担当する患者の担当医になったつもりで患者の病歴を聴取し、課題を解決するための検討を積極的に行う。これまでに修得した医学知識を応用する場である。積極的に臨床実習の課題や疑問を解決していく姿勢が望まれる。

・第6学年はクリニカルクラークシップが、第5学年に引き続き行われる。学内もしくは学外(海外を含む)の医療機関で各2〜4週間の実習に臨む。その後、6年間の医学知識の総まとめとなる「臨床総合演習」が行われる。

・学生による授業評価がある。講義終了時に、教員の講義に対する熱意、教員の講義内容の準備状況、講義のわかりやすさ、講義の満足度など全8項目にわたって5段階で評価する。学生の意見を集約し、今後の講義内容及び方法の改善の基礎的資料にするとともに、評価結果は担当教員にも通知される。

・全学年で、担任制度を採用している。それぞれの学年で、7〜9名の教員が、勉学上の助言、長期休学中の連絡、事故発生時の対応、勉強や日々の生活上の悩みの相談などを行う。

・各教員が学生の勉学についての質問や相談を受ける時間をオフィスアワーとして設けている。

・文部科学省の”地(知)の拠点整備事業”(H25) に採択された。地(知)の拠点整備事業は、自治体と連携して全学的に地域を志向した「教育・研究・社会貢献」を進める大学を支援するもので、課題解決に資する様々な人材や情報・技術が集まる、地域コミュニティの中核的存在としての大学の機能強化を図る。当学の「新しい都市型高齢社会のおける地域と大学の統合知の拠点」プログラムが選定され、この事業に基づき積極的に「地域に関する学習」を取り入れる改革を進めていくため、ウェルネス科目群(地域をテーマとする科目と外部に開かれた科目)を整備していく。医学部は地域をテーマとする科目として「地域と大学」「救急医学実習(救急車同乗実習)」「診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)」を設定する。

東海大学医学部

・「”科学とヒューマニズムの融和”の精神に則り、社会的役割を認識し、人に対する尊厳を忘れない人間性豊かな『良医』を育成する」という教育目標のもと、医師としての人格・資質について6年間を通して学ぶ独自のカリキュラムを「医師学」として構築。「医学入門」、「人間関係学」、「個別体験学習」、「福祉施設実習」、「クリニカルコミュニケーション」の実習・演習においては、できるだけ低学年から医師になるというモチベーションを養うための教育を行っている。

・「自学自習」の能力を養う独自のCOS(Case Oriented System)カリキュラムを主体に、PBL(Problem-Based Learning)(3,4年次)やケーススタディなどで、実践的な問題解決能力を養い、医師としてのモチベーションを養成する。カリキュラムでは実際に起きた症例を課題として、学生自身が検査や診断方法を考え、調べながら学び、最適な治療法を見出すプロセスを経験する。

・チューターによるスモールグループ制での教育。「医学英語」(1年次)、「基本診療学」(3-4年次)、「クリニカルクラークシップ」(5-6年次)、「専門選択科目」など各年次において、小グループによるチュートリアル制度を導入してマンツーマンの実践的教育を行い、必要に応じて生活指導も行っている。

・低学年から病院内や福祉施設などで実際に研修することにより、体験を通して学ぶことを図る。(1年次 人間関係学/個別体験学習 、2年次 人間関係学など)

・医療面接(3-4年次)などの実習では模擬患者さんの協力や臨床技能訓練センター(スキル・クリニック)を活用して、実際の臨床に近い形態での授業を展開している。

・医学英語教育の充実・国際的教育を行う。1年次から海外の大学で使用されているテキストを用いて、スモールグループによる基本的な医学英語を学ぶ。

・選択制カリキュラムにより、専門教育時間において、約100科目の選択授業の中から学生が自らの希望や将来の進路などを考慮して選択することができる。また、基礎ならびに臨床研究が行われている研究ユニットにも学生の希望により参加し、研究を行う自主研究プログラムも行われている。

・クリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)を日本で初めて導入した。学生はstudent doctorとして各科の診療チームに加わって研修する(5,6年次)。指導医と臨床研修医で構成される診療チームに加わり、学生医師として実際の診療に参加するスタイルで臨床実習を行う。また、2016年度より臨床能力のさらなる向上に向け、臨床実習の期間を拡充。

・6年次の選択臨床実習では、付属病院、地域のクリニック、へき地の診療所まで、国内外のさまざまな環境の医療現場を体験できる。付属病院には、他の大学病院には少ない総合内科がある。

・ニューヨーク医科大学、ウェイク・フォレスト大学、ハワイ大学(以上、アメリカ)、あるいはカーディフ大学(イギリス)、コペンハーゲン大学(デンマーク)との間で、交換留学生制度を実施。

・医学部医学科の編入学制度は、学士のほか、短期大学卒・専門学校卒で、文系理系を問わず受験できるように広く門戸を開く。入学後、さまざまな背景・文化を持つ学生同士が互いに刺激し合いながら、社会性・人間性を磨ける環境を整備。また、医学研究科(修士課程)では医学部以外の幅広い学部卒業者を受け入れ、学部教育で習得した知識と医学関連分野とを融合させて、学際領域研究ならびに国際医療協力などの専門家を養成する。

・医学教育の国際標準化に向け、グローバル・スタンダードといわれる北米式医学教育を実践するハワイ大学医学部と教育連携を図り、「ハワイ医学教育プログラム(HMEP=Hawaii Medical Education Program)」をスタートさせた。本プログラムは、米国ECFMG(Educational Commission for Foreign Medical Graduates。米国で医療行為を行うための資格を交付する委員会)の認定条件を満たすロールモデルとなり、日本初の取り組み。

・専門医資格取得のための臨床研修と、研究を主体とした博士課程修学を並行して行えるよう、「臨床研修/大学院」コースを導入。

・大学院医学研究科では、講座医局制を全面廃止。縦割り構造がなくなり、とくに研究における自由度が飛躍的に高まった。「研究ユニット制」の採用により、診療分野にとらわれずに、各人の興味に沿って希望する研究ユニットに加わる事ができ、自由な発想で研究に取り組める。また、1年で複数のユニットに参加する事も可能。ヒト複合形質の遺伝要因とその制御分子探索研究、血流下の血栓形成機序の解明等で大きな成果を上げている。

・WHO(世界保健機構)の要請を受け、「東海大学WHO協力21世紀保健指導者養成コース」を継続的に開講。各国の保健医療担当官が参加している。学部生が個別体験学習として参加することもある。

聖マリアンナ医科大学

・「正しく判断し、正しく行動し、そして、それらの省察を生涯にわたって実践する医師」を目標とし、入学時から一貫して能力レベルに合わせ、段階的に学習することが可能なアウトカム基盤型教育カリキュラムを構築する。

・カリキュラムは4年次前半までの講義を中心とした基礎・臨床医学と4年次後半の共用試験後に始まる約2カ年の臨床実習から構成される。

・4年次前半までは多くの専門教育科目をブロック制としている。関連する1つの領域を1週間集中して学ぶブロック制による講義体系を行い、その週の授業時間の大半を1つの科目に使う短期間集中型のカリキュラムとなっており、事前事後の学習がしやすいように配慮する。ブロック終了後にはTeam-Based Learning(ブロックTBL)を配置し、その週に学修したことを題材にグループ討論と発表を行い、理解を深める。何を教わるかでなく、自らが何を学ぶかを重視し、随所に自学自習の時間を多く取り入れたカリキュラムとなっている。

・1年次から早期体験実習があり、「人の一生とそれを支える社会システム」をテーマにして、マタニティークリニック(診察見学、分娩立合い)・幼稚園(保育補助)・医療機関(診察見学・患者付添い)・高齢者介護施設(バイタル測定、入浴着脱衣介助など)での仕事を順次体験学習する。

・総合教育科目として1~4学年に選択科目を設定。語学、人文、社会科学、医療系科目まで幅広い分野から構成されている。

・4学年の1月から5学年10月までの第Ⅰ期臨床実習では、大学病院の基幹診療科(内科・外科・産婦人科・小児科)を4週間ずつ小グループでローテーションし、学生は内科的な疾患の病態生理、診断法と外科的な診療とを体系的に修得する。5学年1月から6学年7月までの第Ⅱ期では、大学病院の救命救急センターのほか、眼科・耳鼻咽喉科・皮膚科・整形外科・腫瘍内科・神経精神科・放射線科・麻酔科・形成外科の各診療科と、横浜市西部病院、川崎市立多摩病院を2週間ずつローテーションする。最後に、学外・海外の病院、本学附属病院の診療科を学生が選択できる選択制実習が4週間行われる。

・6学年に学んできたことを総チェックする総合医学教育が設定され、4月からの選択制実習に続いて、9月からはコース別集中講義がスタートする。コース別集中講義では、医師国家試験出題基準に準拠した臓器・疾患別の講義が1~2週間ごとに集中して行われます。それぞれのコースでは6年間で学んだ学習内容が網羅的に取り扱われ、金曜日には多肢選択問題の試験を行うことで、知識の向上と定着を図る。

・6年次の選択制実習の臨床実習で単位認定が認められる留学プログラムがある(韓国・高神大学、米国・Good Samaritan Hospitalなど)。協定校以外でも要件を満たすことができれば、自ら受け入れ先に交渉し、自主的に開拓した施設への派遣も認められる。

・研究施設に難病治療研究センターを擁する。難治性疾患の病因・病態解明と治療法開発に重点をおく基礎および臨床研究を行う。

帝京大学医学部

・「実学」実践を通して身につける論理的な思考、「国際性」学習・体験による異文化理解、「開放性」必要な知識・技術に対する幅広い学びを教育の指針とする。

・「積み上げ方式」により、基本的内容から講義を開始し、短期間で少数科目を集中的に学習する。次年度には同じ科目を別の視点から学習し、効果的に知識を身につけていく。

・自己主導型学習推進の一環として、5 年生を除き土曜日は自主学習の時間となっている。

・H28 年度より、選択科目として研究室配属を行う。2 学年 3 月~ 4 学年の 8 月までの任意の期間に基礎医学系、臨床医学系の各研究室に所属して研究活動を行える。

・4学年の夏休み前に講義形式の授業は終了し、 9月より臨床実習(16週。見学型)が始まる。臨床実習は4学年で20週、5学年で40週、6学年で12週の合計72週となる。1 週間単位で 16 科をローテートする。

・5学年の40 週の診療参加型臨床実習(bedside learning, BSL)は医療チームの一員として参加し、学生の能力に応じた責務を担う。問診、身体診察、検査所見から診断計画や治療計画を立案することも含まれ、臨床医の最も基本的な技能・態度を習得する。指導医が承認した後は、学生の記録が正式な文書として残ることになる。学生の記録といえどもカルテ開示の対象となる。

・40 週のうち 2 週を地域医療実習に充てる。地域医療実習は①と②があり、①は千葉県市原市医師会施設を中心に、②は板橋区医師会施設を中心に1週間ずつ実習を行う。また、1 週間の緩和医療実習が開始される。

・6 学年の選択制臨床実習(bedside clerkship, BSC)には英国ケンブリッジ大学又は米国ハーバード大学の病院実習(定員 3 名)も選択肢に含まれている。

・板橋キャンパスには、医学部・薬学部・医療技術学部の医療系3学部が集まり、「チーム医療」を実践的に学ぶ学修環境となっている。例えば、「多職種間コミュニケーション」は医療系学部合同授業で、グループに分かれて大腸がん患者の症例を検討し、そのアセスメント結果に基づいて具体的な療養計画を立案する。また、附属病院の緩和ケアチームの模擬カンファレンスを見学し、実際の医療現場の患者アセスメントおよび療養計画についての話し合いをみる。

・2016年にシミュレーション教育センターを設置。5週間にわたる救急医学の臨床実習(BSL)は現場では実施する機会の少ない手技を、最新のシミュレーション機器を用いた模擬体験授業で実施することで、臨床能力を高める。授業の前半で主義を実施し、後半はグループディスカッションで治療を振り返る。臨床現場を同様の体験により、チーム医療に必要なスキルを学び、臨床への橋渡しとなる。

・医学総合図書館は、6000種の電子ジャーナル・データベースと22万冊の医療系専門書を備える。月曜から土曜の24時まで開館しており、自習の他、講義映像の視聴もできる(板橋キャンパスで行われているすべての講義は映像で録画されており、後日視聴できる)。

・LMS(learning management system)を構築して、インターネットを使用した予習確認テストをすべての授業で行っており、個人のPC、モバイル端末で利用できる。授業後も同様に復習確認テストを行っており、得点が9割以上となるまで、繰り返し実施することで、確実に知識を定着させる。

・教員を対象に、本学の霞ヶ関キャンパスを使用した合宿形式の「医学教育ワークショップ」が実施される。テーマは、「グローバルスタンダードに基づく医学教育の評価認証をめざしたアウトカム基盤型医学教育カリキュラムのプランニングと診療参加型臨床実習」、「PBLチュートリアルの推進」、「ICTを利用した教育とシミュレーション教育の概要把握」、「プロフェッショナリズム教育の推進」等で、成果を学生に還元する。

北里大学医学部

・学祖である細菌学者北里柴三郎が顕現した「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」を建学の精神として、生命科学の最先端に位置する教育学術研究機関となることを大学全体の到達目標とする。

・医学部の基本理念としては、「人間性豊かで、優れた医師の養成」「学際領域を含む医学研究の推進」「 国際貢献の推進と地域医療への協力」「予防医学の推進」の4つを掲げる。

・一般教養課程と専門課程の区別をなくした体系的な6年一貫制のカリキュラムで、1年生から専門科目の講義がうけたり、病院当直実習を行う。2年生では外部の介護・福祉施設等での実習を通じて豊かな人間性の涵養やコミュニケーション能力の向上を目指す。3年生では約1か月間、各研究室に配属されてリサーチの一端に触れ、さらに深く学ぶことを希望する学生のために「学生医学論文」という制度があり、長期にわたって研究室に出入りすることができる。

・各科の壁を取り払った独自の「器官系別総合教育」で、疾患を総合的に捉え、診断から治療に至るまでを系統的に分析し、対処する能力を養う。臨床実習を視野に入れ、3年次から臨床実習を意識した科目を導入する。

・チュートリアル教育(少人数で自ら課題の解決方法を学ぶ。記憶中心から知識習得型の学習)により、臨床で役立つ問題解決能力を養える(事例から発見した問題を自ら解決する力)。また、上級医学生をチュータ―に導入。

・医療系も含めた生命科学の総合大学であることを活かし、学生時代に他学部の学生とも交流が広がるほか、この利点を活かしてチーム医療、農医連携といった学際的な教育を行う。

・5年次の臨床実習では1年をかけて、北里大学病院と北里大学東病院の28の診療科を各1~2週間ずつ少人数グループでローテーションしてまわり、病院の基本理念である「患者さん中心の医療」についても理解を深める。病棟実習では、各診療科ごとに一人の患者さんを担当して毎日検診を行う。患者さんの訴えを聞き取り、カルテを作成、病気の原因や治療方法などを担当教員の前でプレゼンテーションする。

・5年次には、医学部、看護学部、医療衛生学部、薬学部の医療系4学部及び保健衛生専門学院、看護専門学校の2専門学校の学生が合同で「チーム医療教育プログラム」を履修する。

・6年次前期の臨床実習(選択実習)は、希望する3つの診療科を3週間ずつ経験するクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)であるが、学外病院や、最長9週間の海外留学を選択することもできる(留学先はカナダ、ドイツ、アメリカ、イタリアなど)。

・北里大学病院は市民病院のない相模原市の地域医療を担う存在であり、相模原市の地域医療に総合診療医として貢献する志のある志願者には「相模原市地域医療医師修学資金貸付制度」という修学資金の援助制度がある。

・大学院(医療系研究科)では生命科学、医学だけでなく、医療カウンセング学,臨床心理学,医療福祉学などの医療と人間科学の学際領域(医療人間科学)を学べる

・理工学における医用電子、ロボティクス、可視化技術、人間工学・感性工学、IT関係、材料工学などの分野と医学との融合を図る研究が行われている。(青山学院大学理工学部と学術交流の提携)

・医学部附属研究施設として、臨床研究センターを設ける。医療の質の向上に不可欠なエビデンスの創出のため、治験および臨床研究を推進することを使命として国内外の関連施設をネットワーク化し、効率的かつ質の高い治験、臨床研究の実施の支援、コーディネートを行う。国内の医師の治験に対するモチベーションの低さ、支援人材の不足等から、治験の実施が困難になりつつあり、欧米や他のアジア諸国で治験が流れていく現状を危惧し、臨床研究実践の風土の醸成とシステムの確立を目指す。

岩手医科大学

・「医療人たる前に、誠の人間たれ」という”全人的地域総合医療”を理念に掲げる。医・歯・薬・看の医療系4学部を同一キャンパスに設置した「医療系総合大学」として、学部の垣根のない教育・研究・診療の環境の下、患者中心の医療、チーム医療を学べる。

・早期体験学習を導入し、1学年では看護・施設介護の実習(各現場で5日ずつ)、救急心肺蘇生法などの実技に取り組む。また3学年は救急車への同乗、岩手県高度救命救急センターでの当直を行う。

・臨床実習として、5学年は小グループで実際の医療現場へ入り、医師として必要な知識・技能・態度を習得。6学年前半では、高次臨床実習として「スチューデントドクター」という立場で医療チームの一員となり、患者の診療に携わる。

・地域医療研修・実習のカリキュラムとして、1学年は急性期から慢性期のケアを通して医療の全体像・医師と患者さまとの関係を学ぶとともに、地域に出向いてヒアリングなどを行い、地域医療の実態に触れて現状を把握する。3学年には地域医療の現場で研修を積み(県内外の医療機関で5日間)、現場の医師の姿を捉えてその役割の重要性を体感する。6学年には、大学病院外で2週間の地域医療臨床実習を行い、実際の診療に参加して、プライマリケアを学ぶ。

・多面的に全身レベルで診ることができる医療人を育成するため、教育、診療、研究すべてにわたって学部間の垣根のない連携体制を構築する。そのひとつとして、医学部・歯学部の基礎講座の統合を行う。学問領域の隣接する講座を統合し、学部横断的な連携協力体制の下、臨床に結び付く枠に縛られない効率的な教育と柔軟な研究を実現する。(医療工学講座、法医学講座、公衆衛生学講座、病理学講座、薬理学講座、微生物学講座、生化学講座、生理学講座、解剖学講座など)

・教員と学生とのコミュニケーションを重視して、持ち上がり担任制、スモールグループ担任制(1学年)、チューター制(高学年)が取り入れられている。

・手術実習で内視鏡を用いる手技を修得できる。ミニブタを使い縫合・抜糸などを行い、腹腔鏡手術のトレーニングを積むことができる。(5年次)

・岩手医科大学附属病院での初期研修は自由度が高く、1ヶ月単位で個々のニーズに合わせたローテートの設定が可能。また、岩手県では、いわてイーハトーヴ臨床研修病院群を形成し、岩手県内の研修病院間の研修医の相互乗り入れを可能にしている。

・医学研究科は脳血管疾患、臨床疫学研究、老化研究の分野で先導的研究拠点が形成されている。

・社会人大学院制度は初期臨床研修を行いながら入学できる社会人大学院制度で、卒後最短4年で学位が取得可能。社会人特別選抜のコースでは、働きながら教育を受け研究したい人のために、夏季休暇や土日を利用した集中講義などのカリキュラムを編成している。

・平成27年度入学者から、大学院入学金が無料となった。

・医歯薬総合研究所の神経科学研究部門では精神疾患や精神発達遅滞の発症メカニズムなど、学習、記憶、認知、感情といった脳高次機能の仕組み、分子機構を解明すべく「細胞骨格」を基盤とした研究を展開する。

・超高磁場先端MRI研究センターにる超高磁場7 Tesla MRI装置を設置。超高磁場7テスラMRIを機軸とした生体機能・動態イメージングの学際的研究拠点となるべく研究を進めている。

・岩手県の基幹災害拠点病院として、発災直後から医療支援活動を行っている。発災以来の担ってきた様々な復興事業を有機的に連携させ、より実効性の高い組織的な活動を行うため、学内に災害復興事業本部を設置するとともに、災害医学講座を立ち上げ、「究極の総合医療」である災害医療を担う人材育成に努めている。東北メガバンク事業(ゲノムコホート研究)、革新的医療機器等開発事業(H24~)、被災地健康調査(厚労科研)、こころのケアセンター・こどもケアセンターなどを通して、東日本大震災の復興事業の一助となるべく関わることができる。

愛知医科大学

・建学の精神を「新時代の要請に応え得る医師を養成し,あわせて地域住民の医療に奉仕すること」とし、「新時代の医学知識・技術を身につけた教養豊かな臨床医,特に時代の要請に応えて地域社会に奉仕できる医師を養成し,あわせて医療をよりよく発展向上させるための医学指導者を養成」することを目的に掲げる。

・単位制を基本に、6年間の一貫教育としてカリキュラムを編成。

・低学年では,一部の授業科目で少人数教育を取り入れて教員と学生との全人的接触を図り、コミュニケーション能力・問題解決能力を高め、自主性を伸ばす。

・モデル・コア・カリキュラムに対応した教育カリキュラムで、臨床医学系科目では統合型の講義を行う。また、臨床実習では近隣の医療機関の協力を得て、診療参加型のクリニカル・クラークシップを取り入れている。

・早期体験実習として、1学年次に大学病院でシミュレーション実習(5月)・看護体験実習(7月)・臨床科見学実習(9月)を行う。また、学外体験実習として、2学年次に心身障害者施設等での実習、3学年次に老人保健施設等での実習、4学年次に学外医療機関での地域医療早期体験実習を取り入れている。

・1年次のシミュレーション実習は,5月に本学シミュレーションセンターで行い,グループ学習を中心に,コミュニケーションやチーム活動,能動的学習の意義,基礎を理解し身につけることを目的とする。また,看護体験実習の際に診療の補助業務を安全に実施できるよう,事前学習も行う。看護体験実習は,7月に本学大学病院で行い,医療の実際を体験し学習する。入院患者さんの生活や心理に対する理解を深め,医師・看護師を始めとする医療スタッフや病院各部門の役割を知ることによって医学生としての自覚を身につけ,学習に対する目的意識と思いやりの心を育てることを目的とする。学生は,看護師とペアを組み,ベッドメーキングや食事の援助,洗髪など,患者さんに対する看護業務を体験する。臨床科見学実習は,9月に本学大学病院で行い,臨床科,臨床医師の指導の下に医療の連携と協力への理解を深め,さらに患者さんへの対応,診断・検査等を医学生として体験し、早期に医師としての思考,人間性,倫理観を身につける契機とする。

・南イリノイ大学医学部(アメリカ)、ルール大学医学部(ドイツ)と医学部間協定を、コンケン大学医学部(タイ)、東亜大学校医科大学(韓国)、ウッチ医科大学(ポーランド)と大学間協定を結び、学生の短期留学は交流を行う。

・大学院医学研究科は、2つの専攻系(基礎医学系専攻,臨床医学系専攻)を設ける。

・研究施設として、災害医療研究センター(災害医療の教育研究を進め,南海トラフ地震における犠牲者軽減等,各種災害における犠牲者軽減と災害医療発展への寄与を目的とする)、産業保健科学センター(産業医の育成教育)、学際的痛みセンター(診療科横断的総合的痛み診療・研究施設)、加齢医科学研究所(未熟児から100歳老人まで加齢に伴う脳・脊髄の病理学的変化を研究)、分子医科学研究所(細胞外マトリックス,プロテオグリカン,グリコサミノグリカンの研究)等を設置する。

兵庫医科大学

・“奉仕”と“愛”と“科学的理解”を建学の精神とする。

・1年次~4年次までチュートリアル教育を導入。6~7人程度の少人数のグループに分かれ、課題に対して自ら問題点を見い出し、討論を重ねて解決をしていくチュートリアル教育により、自学自習の習慣と、問題解決能力を養成する。

・臓器別統合カリキュラムにより、科目別の講義とは異なり、講義の壁を越えて学習する。たとえば肝臓について解剖、生理作用、そして代謝、病気の成り立ちや病態、内科的治療や外科的治療まで一貫して学ぶ。

・上記の基本的なカリキュラムに学生のニーズに合わせて独自の内容を追加し、短期集中型の講義やレベルアップ選択科目、医療社会福祉学、高校と大学のギャップを埋める理科選択科目、一般教育と専門教育の橋渡しとなる「医系物理化学」や「哺乳動物のからだ」、基礎医学と臨床医学を結ぶ「臨床解剖実習」「医の倫理」等を開講する。

・早期臨床体験実習(Early Clinical Exposure)として、1年次に各診療科に数人ずつに分かれて配属され、臨床の現場を体験する。2年次では兵庫医科大学病院と篠山病院で選択制の早期臨床体験実習を行う。兵庫医科大学病院では薬剤部、中央臨床検査部、中央放射線部、内視鏡センター、輸血部をローテーションする。篠山病院では地域の基幹病院としてプライマリケアの重要性と老人保健施設など高齢者医療を体験する。

・短期集中型カリキュラムを設置し、4~5科目に絞って短期集中講義→順次試験を行う。多くの科目を同時並行に行って学期末に試験をまとめてを行う従来型の方式に対して学ぶ側の負担を軽減する。

・3年次には「症候病態TBL(Team Based Learning)」を行う。グループワークで課題として与えられた症候から各疾患の鑑別診断を行い、診断のプロセスや病態を学ぶ。グループの回答内容は教員のパソコンにリアルタイムで表示され、教員と学生がその場でやり取りする双方向の授業で理解を深めることができる。

・3年次に兵庫医療大学と連携した「チーム医療演習」行われる。TBL方式でチーム医療を学ぶことができる。

・4学年次2月から5学年次1月まで(42週)、Student Doctor(臨床実習生)として兵庫医科大学病院の各診療科で実習を行う。内科と外科のコア診療科では、診療参加型実習(クリニカル・クラークシップ)が導入され、学生は実際に診療チームの一員となって患者さんの診療に従事し、臨床医に必要な態度、技能、知識を修得する。患者さんの同意を得て、指導医の監督の下、採血などの医行為を行う。臨床実習を終えた後には、クリニカルクラークシップで実際に担当した患者さんの症例について各自発表するプレゼンテーション試験がある。この後、臨床実習は第5学年次末~第6学年次前半の学外臨床実習、自由選択実習へと発展する。

・海外大学と姉妹校締結をしており国際交流ができる(ザールランド大学(ドイツ)、リエカ大学医学部(クロアチア)、汕頭大学医学院・天津医科大学(中国)と姉妹校提携)。

・兵庫医療大学との連携授業、関西学院大学との学術交流(単位認定)、大阪医科大学・関西医科大学・近畿大学医学部・兵庫医科大学の関西4大学での臨床実習の大学間相互乗り入れなど、他大学との交流がある。

・大学の立地がよく、近くにある神戸大や関西医大、近畿大、奈良医大、和歌山医大、滋賀医大などとの部活動交流が盛んである。

久留米大学医学部

・九州医学専門学校を前身とする。医学部は、「地域医療の良き担い手となるヒューマニズムに富む医師の育成にあたるとともに、高水準の医療及び最先端の研究を推進する人材を育成する」という目的を掲げる。

・1学年時からPBLチュートリアル方式による授業が行われる。チューター教員の下に一人ひとりの学生が自学自習し、少人数の学生同士で協力して問題の解決を図ることにより、知識の習得と問題解決能力を身につける。

・2学年からコア・カリキュラムとして一つのテーマについて講座横断的に講義を行う。さらにコア・カリキュラムでは学習しないそれぞれの講座特有の学問体系を「講座特論」で学習する。また、「アドバンスド・コース」で、現在の医学医療の最先端分野をそれぞれの講座別に学ぶ。

・平成 29 年度から3学年を対象とした6週間のRMCP(Research mind cultivation program)を始める。学内の教室ばかりでなく学外または海外での研究室で研究できる。

・4学年は次年度の臨床実習(クリニカル・クラークシップ)に備え、基本的臨床技能実習を行う。問診や理学的所見の基本のほか、医師の服装、言動、態度、職業上の守秘義務などを学ぶ。

・5学年はクリニカル・クラークシップを行い、チーム医療に参加して、実地臨床を通じて医師として必要な知識・技術・態度(情意)を学習する。

・各種研究施設が揃っており、より高度な研究ができる。(高次脳疾患研究所、放射性同位元素施設、医学教育研究センター、循環器病研究所、先端癌治療研究センター、医学情報教育用システム室、分子生命科学研究所、バイオ統計センター、GC/MS医学応用研究施設、動物実験センター、健康スポーツ科学センターなど)

金沢医科大学

・「良医を育てる」「知識と技術をきわめる」「社会に貢献する」を建学の精神に掲げ、生命への畏敬(Reverentia Vitae)に基づいて、倫理に徹した人間性豊かな臨床医を育成する。

・全国医学部の準拠するモデル・コア・カリキュラムを基本として、学びやすいように創意・工夫した6年一貫統合型カリキュラムを編成する。講座主体の縦割りの教育形態を廃し、教養教育をはじめ必要な分野の内容を一貫教育の中に取り入れる統合型をとる。

・6年を通して倫理教育のためのカリキュラムを編成し、1学年では、複数のカリキュラムの中に、「倫理教育」基盤形成の講義・演習を組み入れる。さらに、「医療人」としてのプロフェッショナリズムを育てるために第2~6学年においては「倫理教育」医療人形成の講義などを配置する。

・体験的学習を重視し、医療福祉体験実習、看護体験実習、救急車同乗実習、在宅訪問医療同行実習、多職種連携実習などを行う。臨床実習には、基本的な診療手技の体得:診療スキルトレーニング、模擬患者面接、診療参加型臨床実習(Clinical Clerkship)など、少人数教育に主眼を置き、体験を重視する教育方法をとる。

・PBLテュートリアルや症例検討会など、スモールグループでの学習の機会を多く取り入れる。問題解決能力の育成といった効果の他、教員とのやりとりで形成される師弟の関係が、人間性豊かで技量にすぐれた良医の心と技を育むことにもなると考える。

・PBLテュートリアルは8名程度の小グループに課題や症例が提示され、学生は提示された課題の病態生理を自ら推測し、関連する基礎医学、社会医学及び臨床医学の情報を種々の手段で調べ、それを統合して診断と治療法を自己の力で見い出す。 そしてその結果を発表し、討論しながら問題点を整理し、解決していくというプロセスを経る。教員はテューターとして助言を与える立場をとる。

・6学年生の根拠地として落ち着いて勉学し、ラーニングコモンズとして使用できるスチューデントドクター医局(SD医局)を設置する。学生各自に机とロッカーを貸与し、グループ学習室も付属している。24時間使用可能で鍵は自己管理され、随時自習の根拠地として、グループディスカッションやミニレクチャーに利用できる。また、各科の指導教員が決められた時間に常駐し、ミニレクチャーなどを企画している。

・クリニカルシミュレーションセンターはシミュレータなどの機器を拡充、常駐の専任管理技師を配置し、学生、教職員、医療従事者の医療技能の習熟、向上のための支援施設として整備している。個別学習、多職種連携実習などの医療スキルを向上させるための、各種のトレーニングコースを企画、準備する。

・臨床実習の機会に、医学部学生、看護学部学生、北陸大学薬学部学生が合同で多職種連携教育プログラムを実施する。

・早期から大病院型電子カルテシステムを開発し全面採用しており、CCSの学生は学生用に開発した電子カルテを使用できる。患者個人情報は遮蔽されて、医学的情報のみが開示されたもので、学生は、各病棟の臨床実習室において、実際の各種検査データや画像を読み、症例の問題点を明らかにし、主治医とともに患者への面接、処置や検査に立ち会うなどして、解決策をコンピュータ上で考察、論議して、診断、治療のプランニングの実際を学べる。

・オフィス・アワーを設け、全教員に週に少なくとも1時間は学生と自由に面談できる時間を設定し、学生の訪問に応じることが義務付けられている。学生は誰でもこの時間帯なら予約なしに教員を訪ね、学科目についての質問や個人的な問題を相談することができる。また、指導教員制をとり、一人の教員が学生を数人ずつ受け持ち、学習指導や日常生活指導などにあたる。

・学生による授業評価があり、各授業の評価は、各科目の授業担当教員ごとに携帯ネットシステムによりアンケートに表記させる。また毎年度末に全学生からのアンケートの形で評価が行われ、教員にフィードバックする。

・春期休暇および夏期休暇を利用して、CCSの学外臨床実習をアメリカやドイツの大学で行える(バーモント大学、マーサ大学、ハワイ大学、マクデブルグ大学等)。

・大学院には北陸がんプロフェッショナルがん専門医養成系コース、北陸認知症プロフェッショナル医養成系コースが設置される。また、2016年に再生医療センター開設し、「再生医療学」を専門科目として開講した。

・再生医療センターを研究の拠点として、「北陸における細胞治療イノベーションの戦略的展開」研究プロジェクトを実施する。がん、肉腫、白血病を対象とする樹状細胞ワクチン療法を実施するほか、脂肪由来の治療用細胞を用いた医療技術開発を推進し、北陸地域に細胞治療ネットワークを構築する。

・総合医学研究所に「生命科学研究領域」、「先端医療研究領域」、「プロジェクト研究センター」、「共同利用センター」の4領域・センターを設置する。特に臨床の現場でしばしば遭遇する諸問題を課題とするプロジェクト研究を柱として運営されている。

藤田保健衛生大学医学部

・建学の理念「独創一理」は、「独創的な学究精神を堅持して真理を探究し、おおらかな誇りを持ち、感激性に富む、個性豊かな人格を形成する」ことをめざすもので、医学部では、患者さん中心のチーム医療の担い手として、リサーチマインドを有する人間性豊かな「良き臨床医」を育成する。

・全国医学部の準拠するモデル・コア・カリキュラムに大学の理念に対応した教育を組み入れ、教育課程を編成している。入学直後の「早期臨床体験」や基礎医学と臨床医学の橋渡しである「統合基礎医学」「医療を考えるセミナー」等を開講し、「医人間学系科目」「専門教育科目」で構成する教育課程は、1年次から6年次に向けて順次的・体系的な構成となっている。

・準備教育・基礎医学・臨床医学・臨床実習・総合医学の教育課程ごとに講義・演習・実習を組み入れた授業形態をとっている。さらに小グループ学習を多く取り入れ、学習成果を高める取り組みを行っている。

・早期臨床体験(Early Clinical Exposure)では、1年次1学期はコメディカルスタッフの業務を、2学期では臨床各科の様子をそれぞれ見学する。大学病院において患者さんと接する機会をもうけ、チーム医療への意識や医療人としての自覚を促す。1年次の朝7時30分~9時の病院玄関での挨拶の実施は、医療者としてのプロフェッショナリズムの涵養として評価されている。

・少人数教育・学生サポートとして、「指導教員制度」、「ポリクリ指導係制度」、「勉強部屋指導係制度」を導入する。1年次から4年次までは教員1名が数名の学生を受け持ち、5・6 年次は教員2名が学生1名を指導する。

・特に5、6年次進路支援として、臨床講座教授による「里親指導教員制度」を設け、医師としての将来設計を含む指導を行っている。

・「藤田式PBL」という問題解決型授業を行う。PBLは少人数のグループで一つの課題に取り組み、課題を見つけ、調べ、結論を導くという3段階の過程を経て、知識や思考方法を習得するものだが、そこにチューターがモニター室から見ながら授業を進める独自のシステムを採用している。3年次のPBLでは、初診患者の診察に沿った症例学習をおこなう。

・医療系総合大学としての特色を生かし、医学部、医療科学部、看護専門学校の垣根を越えておこなうアセンブリ教育により、チーム医療の基盤となる考え方や姿勢を身につける。

・アセンブリは全員が参加する共通の活動を意味し、必修科目として導入されている。1年次は救急救命講習や災害医療講習等の他、スポーツ・文化・研究等の班活動に参加する。2年次は学部・学校の枠を越えて5〜10名のチームを編成し、基本的にチーム単位で活動して目標、活動スケジュールなどを学生が決定する。地域との連携やボランティア、医療人としての基盤形成、リサーチマインドの養成など、それぞれのチームがテーマを設定し、主体性をもって取り組む。3,4年次は学部の枠を越えて5〜6名のチームを編成。TBL(チーム基盤型学習)によるグループ学習を行い、患者さん及び地域住民の健康問題など、より実践的な課題に取り組む。

・スキルスラボ、自習室、IT学習室、Small Group Learning室とモニタ室、電子カルテ端末を備えたポリクリ室、ダヴィンチ低侵襲手術トレーニングセンター等、ICTや教育設備が充実している。スキルスラボは年間利用者延べ13000人で、日本で最大規模のシミュレーションセンターの一つ。

・大学病院は1435床で、1日の平均外来患者数は約2200名に上る。H27 退院患者調査では大学病院のDPC(診断群分類)件数が全国80施設の中で2年連続第1位(DPC病院全体では第2位)となり、入院患者さんに診断群分類での処置をおこなった件数が最も多い大学病院となった。また、H26年度実績手術件数は11,716件で、東海地区ではトップクラス。また、450件を超える膵臓移植手術、肝臓移植手術、腎臓移植手術実績があり、H29年4月累計で膵臓移植手術58件、他医療施設への臓器提供件数252件は日本一の実績となる。

・早期から医療用ロボット「ダヴィンチ」を導入し、大学病院では泌尿器科、総合消化器外科、呼吸器外科、婦人科など幅広い診療科で手術を行っている(H28年12月累積1598件)。また、臨床と結びついたダヴィンチトレーニングセンターを擁している。

・リハビリテーションセンターには、本学リハビリテーション部門とトヨタ自動車株式会社が共同開発した、バランス練習ロボット(BEAR)、歩行練習ロボット(GEAR)をはじめ、数多くのリハビリロボットが臨床の場で活用されている。

・選択制総合医学(海外実習プログラム)では、海外の大学、および締結校以外の米国などの大学から1校を選択し、6週間留学することができる。国立 台湾大学、国立 ザンビア大学、イタリア ビコッカ大学、韓国カチョン大学、タイ国立 コンケン大学など、様々な地域・国の大学と提携を結ぶ。

・全卒業生の医師国家試験合格状況は99.5%(3,928名卒業生中、3923名合格)。

・藤田がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン「腫瘍専門医・緩和医療専門医養成コース」がある。

福岡大学医学部

・高度な知識や技術の修得にとどまらず「高い倫理性と豊かな人間性の育み」を念頭に置いた教育を実践している。総合的な臨床能力、生涯にわたって積極的に医学を自学自習できる能力(自習力)、研究的態度で問題解決に当たる能力と習慣、患者や医療従事者などと心から理解し合える豊かな人間性、チームの中心になりうる指導力・協調性の修得の5つを教育目標に掲げる。

・モデル・コア・カリキュラムに沿った、基礎医学と臨床医学の連携教育を柱とした6年一貫の教育カリキュラム編成。

・1学年から専門関連の教育科目を設け、さらに看護体験、医療施設見学など早い時期から医療に接する機会を設定する。

・2学年では、基礎医学科目等では、学生が自ら調べ、考え、討議し、現実の症例の問題解決をおこなう「チュートリアル教育」を実践している。また、H29から、約1ヶ月間、医学部内の各研究室に配属され、リサーチマインドの養成を目指す。

・3学年は臨床医学の入門講義としての地域医療体験・看護実習などの実習を行う。また、医療面接や診断学などの臨床技能教育が取り入れられている。

・3学年後半から4学年にわたる臨床医学科目は、臓器別統合講義が取り入れられ、臨床科目と基礎科目の有機的統合、臓器・機能別集中配置などにより、より効率よく修得ができるように工夫されている。

・5学年からは外来や病棟で指導医のもと、患者さんと向き合い臨床に密着した診療参加型臨床実習を行う。33週は BSL(Bedside Learning)であり、各科を1〜2週間単位でローテイトして、代表的な疾患、症候群の診断治療過程を学ぶ。さらに、内科系診療科12週間のクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床修練)が実施され、病棟、外来、検査室などで直接診療にチームの一員として参加することにより、基本的診療技能・患者中心の視点に立脚した医療態度・問題解決能力・コミュニケーション能力を習得する。統合講義では基礎と臨床の教室が一コマの授業枠で協力して講義を行い、系統講義で学んできた知識や BSL 実習を通じて得た医療現場の知識を統合的に整理・理解する。

・6学年の選択性クリニカルクラークシップは希望診療科での14週間のクリニカルクラークシップを原則とし、チーム医療に加わることで第5学年よりもさらに主体的に診療に参加して学ぶ。

・福岡大学病院と福岡大学筑紫病院の2病院で臨床修練ができる。

・臨床腫瘍医を養成するプログラムとして大学院医学研究科4年コース(臨床腫瘍医養成コース)がある。

・研究施設に先端分子医学研究所(癌、糖尿病・肥満・循環器疾患を中心とした生活習慣病、免疫関連疾患、感染症の3つの多因子疾患群を対象にした病因・病態の解明、分子標的療法を中心とした先駆的治療法・予防法開発研究)、てんかん分子病態研究所(医学部、薬学部、理学部が協力した学際的なてんかんの分子病態研究)等を擁する。

埼玉医科大学

・埼玉県西部の地域医療を担う第一線病院であった毛呂病院を原点としており、患者さん中心の医療を実践できる「すぐれた医療人」の育成を目指す。建学の理念として「生命への深い愛情と理解と奉仕に生きる優れた実地臨床医家の育成」「自らが考え、求め、努め、以て自らの生長を主体的に開展し得る人間の育成」「師弟同行の学風の育成」を掲げる。

・6年一貫・統合教育により、機能別・臓器別に統合的に学習する。内科、外科といった学問体系による縦割りでなく、一つの臓器・系統についてスパイラルを描くように繰り返し学ぶカリキュラム構成により、実際の臨床現場で求められる多角的に診る目を養える。

・大人数で行う講義を少なくして、なるべく少人数で考える学習態度を養えるよう工夫する。医学部におけるSGD(Small Group Discussion)と問題基盤型学習であるPBL(Problem Based Learning)などの授業は、6年生までの全授業の約15%を占め、学生自身が自ら考え答えを導くプロセスを学べる。また実習・演習による教育も多く、必然的に少人数教育が多く実施されている。

・初年度の早い時期から医療現場にふれることができる(医療入門)。2年次は医師の外来診療、検査、病棟診療・回診などを見学し、3年次は看護業務体験実習がある。

・豊富な「課外学習プログラム」。基本学科から提出された100以上のテーマを、夏休み、春休み期間限定の「夏期プロ」、「春期プロ」、一年を通じて行われる「通年プロ」からなる課外の学習プログラムとして設定。医学部、保健医療学部の学生が自らの希望で選択し、医療の現場、医学研究、医療従事者の日常を体験できる。

・埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、埼玉医科大学国際医療センターという国内最大規模の病床数を誇る病院群でBSLを行う。5学年の4月から12月にかけて、7、8名からなる小グループで各診療科をローテ―ションする。また、5年次の夏季休暇中に海外の大学でBSLを継続できる(夏休みなどの4週間、提携校とその大学病院で臨床医学実習を行う。学生相互交換留学制度により、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどの10大学と交流)。

・BSLが終了すると、12週間のClinical Clerkship(診療参加型臨床実習)が始まり、学生は3つの診療科を選択して、それぞれ4週間ずつ12週間の実習を行う。12週のうち8週間が5学年に配当されている。指導医の監督のもと、医療スタッフの一員として診療に加わり、患者さんからお話をうかがい、鑑別診断をして、検査計画、治療計画を立案する。

・6年次のadvanced Clinical Clerkshipは学生が診療に参加する高度な臨床実習で、患者さんを受け持って指導 医と一緒に診療などにあたる(ほぼ初期臨床研修に近い内容)。学年の約1/6が学外で実習を行い、海外の大学でも実習が可能。

・建学の理念「師弟同行の思想」から、双方向性の講義を可能にするレスポンス・アナライザーを授業に取り入れている。学生は「クリッカー」と呼ばれるリモコンを操作することで、講義中に教員からの質問にリアルタイムで答えることができる。たとえば教員がスライドを見せながら、学生に回答を求めれば、学生の回答結果は即座に集計されてスライドに表示される。教員はその結果をもとに学生の理解度をその場で把握して、講義を最適化することができる。

・上記のクリッカーを用いて、すべての講義(実習・演習を除く)において各講義の終了時に、学生による授業評価を実施する。その結果は講義後数日中に教員にフィードバックされ、講義の改善に役立てられる。

・医療に関連した英語能力を高めることを目的(English for Health Science Purposes/EHSP)とした語学研修プログラムがある。(春季語学研修(アメリカ(サンフランシスコ)、オーストラリア(ゴールドコースト))

・ビデオ録画された講義が学内ならいつでも視聴でき、反復学習できる。

・初期研修に、国内でも有数の一大病院群で自由に研修ができる「3病院自由選択プログラム」がある。3病院とも症例数の多さは圧倒的にすぐれており、各病院がそれぞれ特徴ある診療体制を有している。

・大学院では医学部卒業と同時に社会人大学院生として初期臨床研修医を受け入れる「研究マインド育成自由選択プログラム」の運用を開始。また、語学試験は医学部3年生から受験可能とし、学生のうちから大学院教育への意識を自覚できる。

・ゲノム研究センターでは、メタボリック症候群、骨代謝疾患、がんなどの病気を中心としてその病態の解明をめざしつつ、iPS細胞あるいはES細胞などのリソース開発、遺伝子導入ベクターの開発なども積極的に行ないながら、臨床研究開発に結びつくような基礎研究開発を展開する。

・地域医学・医療センターでは、予防医学的な視点から、地域における様々なネットワークの構築をはかり、地域医学・ 医療の発展のために役立つことを目的として、また、これらを解決する上で得られる知見を教育に生かし、予防医学的視点を持った医師、医療従事者を育成を目指す。

獨協医科大学

・「学問を通じての人間形成」の精神をもとに、「人間性豊かな医師並びに医学者の育成」「能力の啓発に重点を置く教育方針」「地域社会の医療センターとしての役割の遂行」「国際的交流に基づく医学研究」の4つを
建学の理念として掲げ、患者さま及びその家族、医療関係者をはじめ、広く社会一般の人々から信頼される医師を育成する。主体的な学習能力を高めることに重点をおいたカリキュラムを構成する。

・医学へのモチベーションを高める目的で、「コミュニティーヘルスインターンシップ(CHI)(地域医療包括医療実習)」、「地域医療学」、「臨床からの学問のすゝめ」を開設する。また、学生の問題解決能力を培うための少人数による教育として「PBLテュートリアル」が第1学年と第2学年に開設され、課題(事例)から問題点を抽出し、それを手がかりに学習を進め、最終的にはその解決方法を学習者(学生)が見出すことを通して、自身が解決方法を見出す“ 学び方を学ぶ”ことを習得する。

・自由選択科目として、地域社会で求められる医療、保健、福祉活動を理解し、実習等を行う「地域包括医療実習」(一部学生は履修を必須)や医科学の研究がどのように行われているかを理解するとともに、科学的思考力の育成を目的とした「医学研究室配属」が開設される。

・1学年時は医学の基礎的な知識を修得するほか、「コミュニティーヘルスインターンシップⅠ」などで医療や福祉の現場を実際に体験する。2学年時は主に基礎医学の知識を学び、その知識をもとに3、4学年で臓器・疾患別の臨床総合科目を履修する。4学年時には、臨床実習に向け診察に際しての具体的な技能・態度・知識を身に着けるべく医療面接、心音、肺音、救急蘇生、外科手技などの実習を行う。

・5学年次から始まる「臨床実習(BSL)」は1年間にわたり本学大学病院で全診療科をローテートするほか、越谷病院(診療科を選択)、日光医療センターで臨床実習を体験する。診療参加型臨床実習で、医療チームの一員として医師とともに行動し、医師の指導・監督の下で診断・治療計画の策定や診療録への記載、医療スタッフへの情報伝達などを実際の現場で経験する。また、BSL の途中の1 週間、「地域保健実習」を保健所等で行い、地域で展開されている保健・医療・福祉の施策の実際を体験する。

・6学年は、診療科を選択して4 週間の臨床実習ABLを行う。

・卒後臨床研修を獨協医科大学病院と獨協医科大学越谷病院で実施している。大学病院では24か月の臨床研修期間中のうち、10か月は必修研修(内科、救急、地域医療)を実施する。また、選択必修科目は指定科(外科、麻酔科、産婦人科、小児科、精神科)から2科目以上を選択して4か月の研修を行い、残りの10か月は選択研修とする。越谷病院では、すべての研修医に必要となる基本的な臨床能力が身につけられ、2年間で厚生労働省が定める到達目標が達成できる。

・海外臨床研修先として、3・4年次はフィリピン(フィリピン大学及び地域の医療機関)、 5年次にはアメリカ(カリフォルニア大学サンディエゴ校)、アメリカ(City of Hope(がんの拠点病院))、ドイツ(ミュンスター大学)などがある。

・大学院医学研究科博士課程は形態学系、機能学系、社会医学系、内科学系、外科学系の5学系からなり、この5学系は基礎系専門分野(形態学系、機能学系、社会医学系〔リハビリテーション科学を除く〕。学部卒後から入学可能)と、臨床系専門分野(内科学系、外科学系。原則として臨床研修修了後の入学)の2系統に大別される。院生は前半の2年間は主に研究者養成のための基本的および専門的教育を受け、後半の2年間は研究課題に即した自主的研究を行い、論文を作成する。

・平成28年度がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン国際協力型がん臨床指導者養成拠点に、筑波大学、茨城県立医療大学、群馬大学、群馬県立県民健康科学大学、埼玉医科大学、千葉大学、日本医科大学との共同申請で参加。

川崎医科大学

・「人間をつくる、体をつくる、医学をきわめる」を建学の理念とし、「有能にして社会の要請にこたえ得る医師を養成すること」を医学部の目的とする。

・“学生のための大学”という理念のもとに、6か年一貫教育を行う。授業は、講義、演習、実習のほか、TBLやチュートリアル演習などのアクティブ・ラーニングを組み入れている。4年次2学期までは座学中心の教育、4年次3学期から参加型臨床実習を行う。また、理科のリメディアル教育や6年次生向けの習熟度による実習、講義を用意している。

・第1学年は、全人的医療を実践できる医師育成のために全寮制を義務付ける。また、1学年から専門教育を実施している。

・第2~6学年には、学年別に一人ひとりに机を完備した自習室があり、学習環境が整っている。

・第3・4学年では、臓器・機能別統合講義に加え、臨床に必要な基本的な技能・態度を身につけるために、臨床実習入門(第3学年 基礎編、第4学年 応用編)を行いOSCEで評価している。

・第5学年では、小グループ単位の診療参加型臨床実習を行い、与えられた自修室でグループ学習も行うことができる。

・第6学年では、臨床、国家試験等に必要な知識を整理するため、基礎医学及び臨床を中心とした集中講義を行っている。

・全学年を通じて徹底した視聴覚教育を取り入れている。また、各学年に担当教員及び小グループ単位に顧問教員を配置している。

・臨床教育研修センターに設置している模擬病棟は、実際に病棟として使用できる施設、医療機器を備えており、ナースステーション、一般病室、ICU、介助シャワー沐浴室や感染管理に使用する陰陽圧室まで完備している。そのうえ人的支援として現役の臨床医が Essential Medical Skill Education Team として学生・研修医に対して臨場感のある医療技能教育を実践している。

・「現代医学教育博物館」を開設し、一般市民向けの展示物は博物館専任の職員により、選定・展示しており実際に手に触れて体感できるものとなっている。また、医療関係者向けには多数の病理肉眼標本を作製している。学生教育に供される他、一般市民の無料見学や小中学生向けの救急処置体験、模擬手術体験、医師・看護師体験などを開催し、地域に根差した取り組みを行う。

・9つの研究センターを共同利用施設として設置する。(組織・電子顕微鏡センター、組織培養・免疫センター、生化学センター、生理機能センター、RIセンター、医用実験センター、医用生物センター、環境生態センター、川崎病院研究センター)

東北医科薬科大学医学部

・東北地方の復興を支援し、東北地方の地域医療を支えるという使命を持つ。地域医療に使命感と熱意を持ち、災害医療など、あらゆる医療現場に対応できる総合診療医の養成を目指す。また、薬学部の教育研究の実績を活かし、薬の副作用や安全性、有効性など薬物に関する基礎知識を併せ持つ医師を養成する。

・地域医療への貢献として、附属病院(東北医科薬科大学病院および若林病院)による地域医療機関と連携した医療の提供、医師不足地域の診療体制を支援するために、地域医療総合支援センターを窓口として、地域性や診療科を考慮しながら本学の医師を派遣している。登米市および石巻市に設置されている地域医療教育サテライトセンターには医学部教育のために教員医師が常駐し、教育の他、当該地域の医療にも参加している。

・地域医療教育を充実させ、低学年での早期体験学習から始まって4年次後半から実施する病院臨床実習まで、一貫して東北地方の同一地域の地域医療ネットワーク病院を訪問・滞在して教育を受ける。また、6年次には、地域医療サテライトセンターに4週間滞在して、診療のみならず、保健、介護、医療行政など地域包括医療について学ぶ。地域に対する理解と愛着を持ち、地域医療のニーズに対応できる医師を養成する。

・災害医療教育として、放射線施設の見学、放射線事故の対応シミュレーションや被ばく医療を含む災害時における医療を学ぶ。また、被災地に滞在し災害時における医療を体験して、災害時医療のほか、被災後の仮設住宅での健康対策やストレスへの対応についても学習する。

・1年次には一般教養科目の他、「地域」の化・生活を理解することを学ぶ。2年次は基礎医学の知識を深めるとともに、各県の地域医療ネットワーク病院関連施設に滞在し、僻地や被災地医療の体験学習や介護、在宅医療の現場を見学して、地域医療の現状と課題を知る。3年次から附属病院のあるキャンパスにて講義形式の臨床科目の他、高齢者医療、救急・災害医療、放射線被ばく医療を学ぶ。救急・災害医療体験学習を通じて、救急医療だけでなく、災害時の慢性疾患や複合疾患に対しての知識も身に付けていく。

・参加型臨床実習教育が4年次後期から6年次前期まで行われる。附属病院や関連教育病院での「診療科臨床実習」の他、地域医療ネットワーク病院での滞在型「地域総合診療実習」、サテライトセンターでの滞在型「地域包括医療実習」などを実施する。

・地域医療においては地域住民の特性や、年齢分布、気候、立地条件によって医療の在り方が変わる。地域医療教育と臨床実習を地域医療教育サテライトセンターや地域医療ネットワーク病院に滞在しながら行うことで、地域とのコミュニケーションを深め、医師としての使命感や将来像をより明確に意識付ける契機とする。

・総合診療力と並行して専門性を向上を図るため、仙台医療センター・東北労災病院といった関連教育病院と連携して診療科臨床実習を行い、高度な先進医療を学ぶ。

・ワシントン大学(アメリカ)、中国天津第二医学院(現在 中国天津医科大学)、カラブリア大学(イタリア)、ウプサラ大学(スウェーデン)、マーニャ・グレーチャ大学(イタリア)、サムラトランギ大学(インドネシア)、南通大学(中国)、モンゴル国立大学(モンゴル)、嘉南薬理大学(台湾)、及びミラノ大学(イタリア)と学術及び教育協力に関する交流協定を締結している。

国際医療福祉大学医学部

・医学部は2017年に開設し、国際性を重視した医学教育を行う。海外の医療協力でも活躍できる総合診療力を持った医師の育成を図り、多数の科目で英語の授業を行う。また、協定を締結している世界各国の大学や医療機関での海外臨床実習を必修とする。1期生は国内120人に加え、東南アジアを中心とした海外留学生20人を受け入れる。

・医療福祉の総合大学としての利点を生かした「関連職種連携教育(Interprofessional Education)」を行い、チーム医療を学ぶことができる。

・統合型のカリキュラム編成で、器官別統合講義を行う。

・クリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)を90週実施する。

・5年次3月までに米国の医師免許試験( USMLE(United States Medical Licensing Examination))の受験資格の一つであるStep1(コンピュータによる筆記試験)を受験することを推奨し、課外で対策講義を実施する。

・6年次の 臨床実習でミャンマー、ベトナム、モンゴル、ラオス、韓国、マレーシア、インドなどのアジア諸国や欧米諸国等に4週間以上滞在し、その国の臨床教育を受ける。その後、米国やカナダの資格試験として行われているレベルの英語による国際臨床能力評価テストを受験する。

・国際医療福祉大学病院、三田病院、塩谷病院、熱海病院、市川病院の5つの附属病院 のほか、グループ関連病院・施設、介護老人保健施設、在宅ケアセンター等を臨床実習に活用する。2020年には、成田市内に病床数642床の「国際医療福祉大学成田病院」を新設予定。海外の大学、医療機関との連携基地となる「国際遠隔画像診断センター」や「感染症国際研究センター」「医療機器の国際研修センター」などを設置する。

 

 

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