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”自己評価の錯覚”という認知バイアス

ダニング=クルーガー効果という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ダニング=クルーガー効果とは、
学生に様々な能力において自分の評価をさせたところ、自己評価を高く出した人の方がスコアが低く、自己評価が低い人の方がスコアが高い
という認知バイアスのことです。

「できる人ほど自分はできていない、できない人ほど自分はできている」という自己認知のねじれが起こることから、「自己評価の錯覚」と呼んでいます。

「自己評価の錯覚」を受験で考えてみる

「自己評価の錯覚」は、常に、誰にでも起こります。
わかりやすく受験に関連して考えてみましょう。

例えば、「記述模試の自己採点」で、自己採点の錯覚は顕著に起こります。

点数の低い人ほど自己採点が高く、点数が高い人ほど自己採点が低い、というものです。

なぜこのような現象が起こるのでしょうか。

まずは英語の自由英作文で考えてみます。
英語力がある生徒ほど、点数が取れる答案を作成しているにも関わらず、自己採点をする時は細かいところに気づいて減点していきます。
一方、英語が苦手な人ほど、文構造が違っているのに気づかず丸にしたり、初歩的なミスあるのに気が付かず減点していなかったします。

数学では、特に証明問題の採点を見ると差が明らかです。
数学出来る人ほど、記述の不足などが気になり、減点する傾向にあります。
一方、数学ができていない人の中には、(論理性は保たれていないのにも関わらず)何となく答えはかけたという理由で自己採点は満点にしてしまうケースがあります。

「自己評価の錯覚」が厄介なところ

「自己評価の錯覚」の最も厄介なところは、できる人とできない人でどんどん差が開いていく原因となる点です。

模試の後、成績がいい人ほどダメだったと捉えるため、しっかりと復習をしたり、日ごろの学習を改善しようとします。
一方、点数が取れていなかった人ほど、色々大丈夫だったと捉えていまい、復習が甘かったり、普段の勉強に活かせなかったりします。

記述模試の採点が返却されるのは約1か月間ですが、この1か月の間に、もともとあった差がさらに広がってしまうということです。

これは、普段の勉強でも起こります。

成績がいい人ほど、使っている問題集に対し「まだ習得しきれていないから復習したい」と捉えることが多いです。
一方、本来はもう少しその問題集をやった方がいい人ほど、
「もうこれは完璧だから応用問題集に入りたい」と捉えてしまいます。

成績がいい人ほどどんどんやり、ほんとはやらないといけない人ほど手を抜いてしまう…
このような現象が起こってしまうと、もともとあった「差」は広がっていく一方です。

「その人自身」の中でも認知のずれは起こる

「自己認知の錯覚」は、人と人とを比べた話に限ったものではなく、ある人自身の中でも起こります。

例えば、数学の偏差値70 英語の偏差値50の人を考えてみましょう。

客観的にみたら、重点的に勉強しなければいけないのは英語ですよね。
しかし、模試の後に復習する、となったら逆になってしまう人が少なくないのです。

具体的には、

数学:自信があるので、解けない問題があったら悔しい。ベクトルが解けなかったら、ベクトルを総復習する。ちょっとした原因を重く受け止めて復習する。

英語:「何がわかっていないか」が分かっておらず、復習しなければという危機感が薄い。「今回は採点厳しかった」といった正当化を行い、減点を甘く捉える。

となります。

得意な教科ほど厳しく捉え、苦手な教科ほど甘く捉える、といったことは受験生によくある現象です。

「医学部受験では科目間のバランスをとることが大切」とずっと伝えていますが、バランスがうまく取れない受験生が多いのは、この「自己認知の錯覚」の影響もあると思います。

「自己認知の錯覚」がある以上、客観的な視点でチェックしてもらいながら学習を進めることはとても大切になります。

*科目間のバランスについては、こちらに詳しく記載しています。

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