<解説動画>
優先順位のつけ方はあらゆる点において大切
受験生にとって、優先順位のつけ方はあらゆる点において重要となります。
例えば、
・問題集の進め方
・模試や入試に向けての復習
・受験直前期、センター試験と私大に向けての勉強のバランス
・(現役生)学校と受験勉強の両立
・試験本番の解き方
等を考えるにあたって、優先順位を考えることは欠かせません。
具体的に考えてみましょう。
問題集を進める時
問題集を進めるにあたって、優先順位に基づき「どこまで習得するべきか」を判断する必要があります。
例を挙げると、初めて習得する問題集でいきなり完璧にしようとすると非常に時間がかかってしまい、効率の悪い進め方となります。
そんな時は、1周目ではまずは解答を理解ができたらOKとして、繰り返していく中でもっと深く理解したり、暗記の幅を広げていく、という様に行うことで習得効率を上げることができます。
模試や入試前の復習
模試や入試に向けて復習をする時、時間は限られているのですべての範囲を復習することはできません。
そのため、どの教科、どの分野からやるのか、それぞれにどの程度時間を割くのかを考える必要があります。
また、受験期には、センター試験を受けるとすぐに私立医学部入試が始まります。受験前、センター試験に向けての勉強と私立医学部に向けての勉強をどのようにバランスをとるかは、優先順位を考えて判断する必要があります。
(現役生)学校との両立方法
現役生の場合、受験勉強だけでなく、学校での課題や行事、部活などやるべきことがたくさんあるはずです。
現役で医学部に合格する人というのは、学校で必要なことと医学部受験に必要なことの中から、特に優先順位の高いものから取り組んでいる印象です。
優先順位を考えることで効率よくやることをこなすことができます。
優先順位のつけ方について
優先順位を適切につけるのは難しい
上記の通り、優先順位を適切につけることができると効率がよくなります。
ここで認識していただきたいのは、優先順位を適切に立てるのは非常に難しいということです。
なぜ難しいのかというと、優先順位には正解はないからです。
適切な優先順位というのは、人によって全然違います。
そして同じ人でも、時期や状況によって優先順位は変動していきます。
自分で判断することが必要
優先順位をつけるにあたり一番大切なのはまずは自分で判断することです。
優先順位をうまくつけられない人の特徴としては、「自分で判断せず、すべて人に決めてもらう」というものがあります。
優先順位に正解はなく、人によっても状況によっても最適解は変わってくるので、人に判断を丸投げしてしまうと絶対に最適解を得ることができません。
誰かに相談する時には、自分の状況をしっかりと説明した上で、「自分はこのように進めていくのがいいと思うが問題ないか。」と聞くようにしましょう。
考えた根拠や状況がしっかりと説明されていれば、相談を受けた側も正しくアドバイスすることが可能となります。
結論よりも過程が大切
繰り返しになりますが、優先順位のつけ方に正解はありません。
結果的に分かる、もしくは結果的に正解だったのかすらわからないことは多々あります。
例えば、試験本番で残り時間が短い時、どの問題から優先的に解くのが正解なのか、といったことは結果でしか分からないですし、結果を見ても分からないこともよくあります。
優先順位を適切につける上で必要なのは、まずは自分なりに優先順位をつけること、そして自分なりの根拠を説明できるようにしておくことと言えます。
学校の先生や講師に相談する時は、フィードバックを受けて優先順位をつける過程の考え方を学ぶことが大切です。
答えを聞くことよりも、自分で優先順位が適切に判断できるようになることに意義があります。
アドバイスを聞いた時は、結果だけを受け入れるのではなく、そのように考えた過程を学ぶようにしましょう。
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