基礎英文問題精講の特徴
基礎英文問題精講では大学入試で出題頻度の高い基本的・典型的な問題が収録されており、読解力に必要な構文・語句・文法事項を身につけることができます。
「構文編」「文脈編」「応用問題」の3編があり、それぞれ例題→解説(語句・重要構文・その他文法)→重要類題→練習問題で構成されています。(重要類題、練習問題は別冊解答・解説付き)(応用問題は重要類題なし)
「構文編」と「文脈編」のみで基本的な構文はひと通り習得できます。
基礎英文問題精講が医学部受験におすすめな理由
医学部受験参考書選ぶコツは、「科目間のバランスが取れるか」
医学部入試対策として、難問をすらすら解く力をイメージされる方は多いのですがそれは誤解です。
全教科で基礎を徹底的に身につけること、苦手科目・苦手分野といった抜けを作らないことが何よりも大切になります。
科目数が多く出題範囲も広い医学部入試において、科目間のバランスをとって勉強することは非常に重要であり、合否を分けるポイントです。
おすすめ理由①問題の量がちょうどよい
長文に苦手意識がある人、文法事項を習得しきれていないうちに長文を読み込み、何度も読み込むことで習得したつもりになっている人は多いと思います。
基礎英文問題精講では、1問が6行程度の短い文章のため、長文に苦手意識がある人でも無理なく読むことができます。
おすすめ理由② 本質的な理解ができる
基礎英文問題精講では問題の下に語句・重要構文・その他文法事項解説と整理されているため、自分がつまずいた箇所を見つけやすくなっています。
文法事項の解説はわかりやすく、関連した文法事項があるページが記載されているため、紛らわしい語法や構文を整理し、理解することができます。
語句は意味を間違えやすい重要単語、熟語が中心に解説されています。ここに記載されていない単語の意味が分からない場合は、単語帳で基本単語の暗記をしましょう。
おすすめ理由③ 優先順位をつけやすい
基礎英文問題精講は「構文編」「文脈編」「応用問題」の編からなり、それぞれ例題、重要類題、練習問題が収録されています。問題が整理されているため、自分の学力に応じて問題を選択することができます。
医学部の入試では基本的な単語・熟語・文法力を身につければ長文を読むことができます。そのため習得する項目は「構文編」「文脈編」だけでも十分対応可能です。
実際に使った感想(卒業生のレビュー)
以前の私は「長文への苦手意識がある」「長文を読み込む練習をしているのに読むスピードが上がらない」ことに悩んでいました。
ACEで課題として提示された基礎英文問題を使用して、素早く構文を判断し、文意をよみとることができるようになりました。
取り組んだ範囲は構文編、文脈編の例文・重要類題のみです。各練習問題、応用編は全く手をつけていません。基本問題に絞って取り組むことで周回しやすく、何周も繰り返すことで構文の本質理解・単語熟語の暗記を徹底し習得することができました。
典型的な問題や基本事項の複合問題が多い医学部入試において、基本的・典型的事項を完璧にするというのは非常に大切だと思います。
基本事項の問題数は絞られているため、英語以外にも勉強すべきことが多い医学部受験生におすすめの1冊です。