医学部を目指す中学生・保護者の方へのアドバイス
この記事は300名以上の医学部合格者を指導した医師が執筆しています。
医学部受験経験と受験生の指導実績をもとに、中学生が医学に合格するために必要な勉強法を解説します。
医学部受験の間違ったウワサ
まず、世間に広まっている医学部の間違った情報を紹介します。
・もともと勉強が得意な天才が行く学部である
・経済的に余裕がないと医学部は受験できない
・親が医者であるなどのコネがないと医学部に合格できない
・中高一貫の進学校に通う必要がある、公立中学校からでは医学部を目指せない
etc…
医学部合格者を指導してきた経験から、これらの噂はすべて間違いと言えます。
指導した生徒の中には、高1の時に英語や数学の偏差値が30台から現役で医学部に合格した人もいます。公立中学・高校から医学部に合格した方も珍しくありません。
また、経済的に余裕がないとダメな訳でも、コネが必要な訳でもありません。
医学部受験は特別な対策が必要な入試ではなく、誰にでも合格可能性がある試験です。
医学部に合格するために必要なこと
全教科の基礎を徹底する
医学部に合格するために必要なことは、応用問題の演習や医学部に特化した対策ではありません。
必要な対策はシンプルで、全教科の基礎を徹底的に習得することに尽きます。
実際に、当塾から医学部に合格した卒業生は、全教科基礎的な問題集の習得のみで医学部に進学しています。
数学:基礎問題精講、合格る計算
英語:DUO、ネクステージ、基礎英文問題精講、速読英単語(必修編)
化学:宇宙一わかりやすい化学、Excel化学
生物:Excel生物
物理:宇宙一わかりやすい物理、体系物理
膨大な入試範囲を抜けなく習得する
医学部受験の失敗原因を分析してみると、「全範囲の習得が間に合わなくて不合格」「教科もしくは分野に抜けを作ってしまい不合格」となるケースが最も多いことがわかります。
難易度の高い問題が解けなくて落ちるのではなく、入試範囲の習得が不十分なために不合格になる人が多いということです。
医学部受験で最も難しいところは、「膨大な試験範囲に対し、全教科抜けなく習得する必要がある」という点です。1科目1科目を”極める”必要はないため、総合点で合格点を超える戦略が重要になります。
医学部に現役合格した卒業生の分析
学校の授業内容は合否にほとんど影響しない
指導経験上、学校での指導内容は医学部合格可能性にはそれほど影響しません。
進学校出身者に話を聞いてみると、「学校の授業内容が良かったから医学部に合格できた」と振り返る人はほとんどいないことがわかると思います。
進学校の1番の強みは「勉強するのが当たり前」という環境です。学校での授業の内容よりも、自分自身でどれだけ勉強できるかが合否に直結していると言えるでしょう。
当塾でも、医学部合格者がほとんどいない高校から現役合格した例は毎年多数あります。「医学部現役合格者が学年で1人(自分のみ)だった」という卒業生も在籍しています。
高2で英数偏差値60以上のうち90%が現役合格
エースアカデミーでは、高2で英数偏差値60以上取れていた生徒のうち90%が現役で医学部に合格しています。
高2で英数の偏差値60というのは、地頭がいい人にしか目指せない数字ではありません。高1からコツコツと基礎をおさえていけば十分に到達できるラインです。
最終偏差値(高3の冬)が偏差値50台から現役で合格した例も複数あり、医学部が特別な人でないと目指せない学部ではないことがわかると思います。
当塾の医学部現役合格率が高い理由
医学部は浪人率が高い学部であり、医学部を目指して何年も浪人する受験生も珍しくありません。
「高2で英数偏差値60以上取れていた生徒のうち90%が現役で医学部に合格」というデータは、一般的な合格率よりも非常に高い数値です。
(高2で英数偏差値70以上取れていても、浪人する受験生は多くいます。)
医学部に現役で合格するために大切な4つのポイントを解説します。
①勉強するのが当たり前の環境
エースアカデミーは医学部専門の塾であり、講師も全員医学生です。
自然と勉強するのが当たり前という環境となり、現役生の休日の平均勉強時間は10時間を超えています。(浪人生の平均勉強時間は1日13時間以上)
学校評定5.0の講師も多数在籍しており、学校と塾を両立できる指導を行います。
②生徒別の課題で医学部合格レベルの実力をつける
当塾では、生徒ごとに課題を作成し、使用する問題集を指定します。課題となる問題集を最低でも5周以上は繰り返し、基礎を徹底的に固めます。
また、正しい勉強方法の指導も行うことで、最短距離で医学部合格ラインの実力をつけることができます。
③上滑りを起こさない
成績が伸び悩む最大の要因は、実力以上の教材を使用することによる上滑りです。難問演習にばかり時間をかけてしまい、基礎が疎かになっている受験生は非常に多い印象です。
当塾では最適な問題集を生徒別に指定するため、実力に合った教材に集中することができます。
④正確な受験情報、アドバイス
正しい情報をもとに受験校選びをできるかどうかは合否に大きく影響します。実力はあっても受験校選びを間違えてしまうと医学部合格はできません。
これまで300名以上の医学部合格者を指導した経験とデータから、医学部合格可能性が最も高くなるよう出願校のアドバイスを行います。
中学生でやるべきことは?
①できるだけ早くから勉強を始める
医学部の試験範囲は膨大です。医学部は、英語, 数学1A+2B+3, 理科2科目の習得が必須であり、理系の中で最も出題範囲が広い学部です。
国立の医学部はさらに国語社会も必要となります。
また、医学部は受験生のレベルが高いことから、ボーダーラインが高いという特徴があります。そのため、1つの科目でも抜けを作ってしまうと他でカバーするのが非常に難しくなります。
つまり、
・英語はよくできるが、数学が全然できない
・得意な数学で点数を稼ぐが、嫌いな化学の暗記は抜けだらけ
・学校の進度が遅く、数Ⅲや理科の習得が間に合わない
というように、科目・分野に抜けを作ってしまうと合格できなくなってしまうのです。
現役受験生によくある失敗原因は、
①試験範囲の習得が間に合わない
②全教科を考慮して勉強できていない
の2つです。
全教科の習得には時間がかかります。勉強の開始が遅れたために、現役で合格できなかった人も多くいます。
できる限り早くから勉強を開始し、全教科全範囲を抜けなく固めることが医学部合格の鍵と言えるでしょう。
②処理能力を上げる
国立医学部の合格には共通テストが重要です。
医学部の共通テストボーダーは80%前後となっています。そのため、問題自体は難しくはないものの、試験時間が短い中でミスなく高得点をとらなければいけません。
医学部に合格するために大切なのは、難しい問題を解く思考力ではなく、素早く正確に問題を解く力です。つまり、基礎の処理能力が医学部合格に必要です。
処理能力は授業を聞いているだけでは身に付かず、自分で問題を解く必要があります。
よく誤解されていることですが、塾の上位クラスに入り、発展的な授業を聞くことで成績が伸びるわけではありません。授業を聞いてもわかった気になるだけであり、試験本番で自力で解けるようにするためには基礎の問題集を5周以上自分で解く必要があります。
現役で合格できなかった受験生の中には、集団講義を受けていて演習時間が不足していたと反省する方が非常に多いです。
中学生のうちから、基礎の問題演習を繰り返し、処理能力を向上させておきましょう。
③中学範囲の基礎力を固める
医学部志望者が中学生のうちにやっておくべきことは応用問題ではなく基礎固めです。
英語数学理科の中学範囲は、そのまま高校範囲の土台となります。中学生のうちに基礎をしっかりと固め、穴をなくしてから高校範囲を習得していきましょう。
中学範囲がしっかりと習得できたら、高校範囲を先取りするのもおすすめです。
特別なテキストを使う必要はなく、教科書ワークなどの一般的な教材で十分です。1周で終わらせず、何度も繰り返しましょう。
④高校範囲の先取り
中学範囲がしっかりと習得できたら、高校範囲を先取りしましょう。
学校の進度が早い場合は、学校に合わせて勉強していくのがおすすめです。
学校の進度が遅い場合は、自分で先に進めてしまいましょう。
学校で習っていない・授業を聞いたことがない範囲でも、今はわかりやすく質の高い参考書がたくさん出版されていますので、自力で進めていくことは十分可能です。
自学自習は最も学習効率が高いため、中学生の時から「自分で問題を演習し、わからない箇所は調べて解決する」という習慣を身につけておくと、高校生になった時非常に役立ちます。
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医学部予備校エースアカデミーとは?
医学部予備校エースアカデミーは、医師と医学生が運営・指導する医学部専門の塾です。
エースアカデミー ではこれまで300名以上の医学部合格者を輩出し、国公立医学部・難関私立医学部への実績が豊富です。一般入試から推薦(AO)入試まで、全ての入試形式に対応しています。
昨年は66名の医学部合格者を輩出。(そのうち国立医学部は18名)
通塾生は⽉5万円、通信生は⽉3万円で全科目の指導を提供しています。
【中学生の入塾受付・ご相談について】
エースアカデミーでは高1の勉強が可能になったら、入塾を受け付けています。そのため、中学2年生、3年生から入塾される方もいらっしゃいます。
生徒個別で課題を作成するため、年間通して随時入塾を受け付けています。
お申し込み・お問い合わせは公式ホームページもしくは公式LINEにて受け付けています。
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